山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

テスト2 斜面とロープ、釈迦ヶ岳

2011年03月14日 | 御坂・毛無・天子山系
 平成23年3月6日

 体調をチェックする時、久しぶりに山に登る時は決まってこの山に登る。先日積翠寺から甲府駅を往復して普通の荷物ならば担いでも問題なさそうだったので、今度は釈迦ヶ岳に行ってみることにした。登り慣れたこの山だが、西側の急登りを行くと山頂直下にロープ場が2ヶ所あり、少しだけアルペン気分が味わえる。

    林道の向こうに見える釈迦ヶ岳


    中腹から見る富士山

 道端に車を止めて12時半から傾斜のある林道を歩き始める。腕のしびれは相変わらずだが、首を押し上げるとひとまずは軽快する。10~20分おきに首の運動を繰り返し、約50分で順調に稜線分岐にたどり着く。ここからが岩場とロープ場になる。急斜面で真直ぐに上を見上げると覿面に腕がしびれ出すのでなるべく上を見上げないように、見るときは体を斜めにして見上げるとなんとかなる。心配していたロープを握る時の左手の感覚と力加減だが、この程度のロープ場ならば全く問題なかった。

    山頂直下のロープ場  この程度ならば全く問題なし。

 午後2時、山頂到着。日曜日なのに珍しく誰もいない。富士山には笠雲がかかり、夫婦地蔵がこの日はいつも以上に笑顔で出迎えてくれたかのように見えた。低山ならばなんとか登れるくらいまで回復した。合掌して感謝せずにはいられなかった。

    釈迦ヶ岳山頂に立つ碑


    夫婦地蔵と笠富士

 初めて山に登り始めた頃の自分を思い出す。どこの山に登るのも全く初めてで、行くたびにアウトドアショップエルクに立ち寄ってはコースと装備のことを聞いて登った。初めて釈迦ヶ岳に登ったのはヤマツツジの咲く6月の午後だった。いちばん楽そうなコースを選んでどんべい峠から登った。下山し始めた時に雲の中から富士山が姿を現し、また引き返して夢中で写真を撮った。あれからもう6年近くが経つ。その後、何度この山のピークを踏んだことだろうか。そのたびに新たな感動があった。今回の故障のために、ひとつひとつ体をチェックしながら、また初心に帰って新たな気持ちで山に取り組めるような気がする。復活にはほど遠いが、少しでも登れるようになったことがうれしい
コメント (1)
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