山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

レンゲツツジ咲く山 横尾山   平成24年7月2日

2012年07月03日 | 山梨百名山
 前日の甘利山のレンゲツツジは若干時期が遅かった。それでは、もっと北側にある横尾山はどうだろうか?この山のレンゲツツジはだいぶ減ってしまったという記事をどこかで読んだ記憶があるが、レンゲツツジの季節に横尾山を訪れるのは初めてだ。
 午後から出発して信州峠の駐車場には午後2時に到着した。週末は混雑する信州峠だが、平日は誰もいない。と思っていたら、私と同様に地元の人と思わしき方が信州側から車でやって来て、軽装で登って行った。途中ですれ違って話をすると、私と同様にレンゲツツジがお目当てのようだ。駐車場の向かい側に登山道入り口があり、樹林帯の中を進む。足元の花に気をつけながら歩くが、目ぼしい花は見つからない。

    横尾山登山道入り口


    樹林帯の中の登り。最初は緩いがしだいに傾斜が急になり、最後は岩混じりの道になる。

 約1時間ほど歩いてカヤト野原に到着。一気に展望が開ける。レンゲツツジの木は思っていた以上にたくさんあるが、こちらも1週間ほど遅かった。甘利山同様、ほとんどが散り始めていた。草むらの中は人が歩いたと思われる踏み跡が縦横無尽に走っている。かつてはこの山にもたくさん咲いていたらしい、あの花を探した跡なのだろうか?

    カヤト野原のレンゲツツジ。1週間ほど遅かった。


    気持ちの良い横尾山カヤト野原


    アヤメがぽつぽつと咲く。


    グンナイフウロもカヤトに紛れてぱらぱら咲く。

 カヤト野原から横尾山山頂へは若干の登りとアップダウンがあり、ところどころ滑りそうな岩がゴロゴロしているところもある。再び樹林帯に突入し、横尾山山頂を目指す。こちらも足元に注意しながら歩き、ランを発見したかと思ったらスズランだった。カヤト野原から1時間ほどで横尾山山頂に到着、ここに来るのは6年ぶりだ。山頂の山梨百名山標柱はかなり傷んでいて、揺らせば倒れてしまいそうだ。

    ところどころ岩が混じる。スリップに注意。


    横尾山山頂。

 時間はジャスト4時。本日この山に来たのはこの先の道がどうなっているか下見することもある。稜線を辿って清里の飯盛山まで行けるのだが、車の回収が厄介であまり歩く人がいないルートだ。いつか歩いてみたいと以前から思っているルートのひとつだ。横尾山を過ぎてからの道は籔っぽいところもあるにはあるが、普通に道がついていた。レンゲツツジからヤマツツジに変わり、こちらはちょうど見ごろを迎えていた。登山道の両側にドームのようになって咲いているところもあった。草地もあれば、大菩薩嶺縦走の時を思い出させる笹の茂るところもある。道は迷うところ無く、しっかりとついていた。45分ほど進み、次のピークが見えたところで休憩して5時に折り返した。

    レンゲツツジからヤマツツジに変わる。


    古い道標がついていた。


    ここのレンゲツツジは見事。他の木もこれくらい花をつけてくれると、凄い景色が楽しめそうだ。


    笹原の道。大菩薩縦走の時に雰囲気が似ている。


    ヤマツツジ満開


    ヤマツツジのドーム

 帰りは登山道周辺の林や草むらを捜索せずに真面目に歩いたところ、25分ほどで横尾山山頂に到着した。つまり、行きは45分かかったが寄り道が多くて実際の距離はあまり歩いていないということだ。カヤト野原は予定通り6時に到着。ここで残照の瑞牆山を撮影する予定だったのだが、霧が湧いて景色は全く見えなくなってしまった。小休止して下山、6時半に駐車場到着した。

    ノコギリソウ。カヤト野原で見つけたが、途中の稜線にあったものは鹿に食べられていて上部が無かった。


    このあたりは眺望が抜群。瑞牆山を撮影して下山の予定だったが、霧に巻かれて眺望得られず。
コメント (4)
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