1週間ほど前に鳳凰山を訪れた山仲間から、そろそろタカネビランジが見頃だという情報をいただいた。昨年は8月中旬に訪れたが、若干遅かった。今年こそは満開のタカネビランジを見てみたい。
夜を徹して月光の鳳凰山を撮影していたためにかなり体がだるくて眠い。しだいにオレンジ色に染まって行く水平線を右手に見ながら、観音岳目指して登る。一晩中広がっていた雲海はあまり動かずにそのまま広がっている。
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雲海と夜明けの空
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夜明けの薬師岳と富士
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同上
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夜明けの雲海 山は奥秩父山塊。
日の出前に観音岳には到着できず、中腹の展望の良い場所で日の出を迎えることにする。白根三山の上にはきれいなEarth Shadowが広がり、その上には夜の撮影に協力してくれた月が残る。白根三山の標高3,000mを超える尾根に朝日が射し、赤く染まったかと思うと、奥秩父山塊の空をオレンジ色に輝かせて朝日が昇る。
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白根三山とEarth Shadowの空
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残月
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朝日射す3,000mの山並み
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奥秩父山塊からの日の出
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朝日射す薬師岳
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白根三山の夜明け
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雲海に射す朝日
この時間になると、薬師小屋泊りの登山者が続々とやって来て観音岳に登って行った。5時45分、観音岳山頂に到着。既に5~6人の登山者が山頂で景色を楽しんでおり、既に地蔵岳に向かって歩いて行く人の姿も多数あった。一休みしてここで軽く朝食をとる。それにしても、雲が多い盛夏だというのに今日の景色はなんと素晴らしいことだろう。中央アルプスから北アルプスまですっきりと見える。大きな望遠鏡を持ちこんでいた登山者が、遥か向こうに見える山を指射してあれは男体山と日光白根山だと言っていた。こんなに見える日は冬でも珍しい。
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夜明けの夏富士
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甲斐駒ケ岳と地蔵岳 後ろには北アルプスの山並み。
眠気と疲れで地蔵岳まで行く元気は無く、ここで折り返して南御室小屋に戻ることにする。相変わらず三脚を担ぎながら、今度は花と山を写し込める場所を探しながら歩く。
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タカネビランジ 下に見えるのは地蔵岳のオベリスク
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タカネビランジと白根三山 朝日の角度が悪く、どうしてもカメラと自分の影が写り込んでしまう。岩陰に身を隠して撮影。
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コゴメグサと北岳 緑鮮やかな丸い葉はウラシマツツジ。
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タカネビランジと白根三山 まだ蕾のタカネビランジがたくさん生えている。
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何度見ても格好良い憧れの山、北岳。
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残月と白根三山 薬師岳山頂にて。
薬師小屋の前で休憩していると、以前とはずいぶん違った光景に気付く。トイレが新しくなってバイオトイレに様変わり、しかも水洗だ。小屋番さんがちょうど出てきたので話をすると、1か月ほど前に完成したばかりだそうだ。借金がたくさんあるとか。小屋番さんの出身地を聞くと韮崎市だそうで、私の星の師匠、牛山俊男さんのことも良く知っていた。さらに話をしていると、この方は小屋番さんではなくて南御室小屋小屋主の小林さんの息子さん、つまり経営者だった。何度かお世話になっている薬師小屋だが、初めてお目にかかる。お父様と同様に気さくで話しやすい、良い方だった。
さて、南御室小屋に向かって下山し、8時45分に小屋に到着。山上で食べるはずだったラーメンをここで調理して食べ、テントに入って横になる。12時まで寝るはずだったのだが、眠いのに寝付けない。2時間ほど横になって休んだが寝付けそうもないので11時に起きてテント撤収し下山する。その前に小屋周辺のお花畑を撮影し、小屋主の小林さんに挨拶をして下山する。だいぶ顔を売ったので、今度来る時は事情を話して夜到着で小屋に宿泊させていただこうかと思う。眠気と疲れと闘いながら、午後4時、夜叉神峠登山口に無事下山した。
盛夏とは思えない澄んだ空と雲海、寝不足で疲れるには疲れたがそれ以上に収穫があった山行となった。
(おまけの「南御室小屋周辺に咲く花たち」に続く。)
夜を徹して月光の鳳凰山を撮影していたためにかなり体がだるくて眠い。しだいにオレンジ色に染まって行く水平線を右手に見ながら、観音岳目指して登る。一晩中広がっていた雲海はあまり動かずにそのまま広がっている。
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雲海と夜明けの空
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夜明けの薬師岳と富士
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同上
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夜明けの雲海 山は奥秩父山塊。
日の出前に観音岳には到着できず、中腹の展望の良い場所で日の出を迎えることにする。白根三山の上にはきれいなEarth Shadowが広がり、その上には夜の撮影に協力してくれた月が残る。白根三山の標高3,000mを超える尾根に朝日が射し、赤く染まったかと思うと、奥秩父山塊の空をオレンジ色に輝かせて朝日が昇る。
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白根三山とEarth Shadowの空
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残月
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朝日射す3,000mの山並み
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奥秩父山塊からの日の出
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朝日射す薬師岳
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白根三山の夜明け
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雲海に射す朝日
この時間になると、薬師小屋泊りの登山者が続々とやって来て観音岳に登って行った。5時45分、観音岳山頂に到着。既に5~6人の登山者が山頂で景色を楽しんでおり、既に地蔵岳に向かって歩いて行く人の姿も多数あった。一休みしてここで軽く朝食をとる。それにしても、雲が多い盛夏だというのに今日の景色はなんと素晴らしいことだろう。中央アルプスから北アルプスまですっきりと見える。大きな望遠鏡を持ちこんでいた登山者が、遥か向こうに見える山を指射してあれは男体山と日光白根山だと言っていた。こんなに見える日は冬でも珍しい。
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夜明けの夏富士
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甲斐駒ケ岳と地蔵岳 後ろには北アルプスの山並み。
眠気と疲れで地蔵岳まで行く元気は無く、ここで折り返して南御室小屋に戻ることにする。相変わらず三脚を担ぎながら、今度は花と山を写し込める場所を探しながら歩く。
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タカネビランジ 下に見えるのは地蔵岳のオベリスク
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タカネビランジと白根三山 朝日の角度が悪く、どうしてもカメラと自分の影が写り込んでしまう。岩陰に身を隠して撮影。
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コゴメグサと北岳 緑鮮やかな丸い葉はウラシマツツジ。
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タカネビランジと白根三山 まだ蕾のタカネビランジがたくさん生えている。
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何度見ても格好良い憧れの山、北岳。
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残月と白根三山 薬師岳山頂にて。
薬師小屋の前で休憩していると、以前とはずいぶん違った光景に気付く。トイレが新しくなってバイオトイレに様変わり、しかも水洗だ。小屋番さんがちょうど出てきたので話をすると、1か月ほど前に完成したばかりだそうだ。借金がたくさんあるとか。小屋番さんの出身地を聞くと韮崎市だそうで、私の星の師匠、牛山俊男さんのことも良く知っていた。さらに話をしていると、この方は小屋番さんではなくて南御室小屋小屋主の小林さんの息子さん、つまり経営者だった。何度かお世話になっている薬師小屋だが、初めてお目にかかる。お父様と同様に気さくで話しやすい、良い方だった。
さて、南御室小屋に向かって下山し、8時45分に小屋に到着。山上で食べるはずだったラーメンをここで調理して食べ、テントに入って横になる。12時まで寝るはずだったのだが、眠いのに寝付けない。2時間ほど横になって休んだが寝付けそうもないので11時に起きてテント撤収し下山する。その前に小屋周辺のお花畑を撮影し、小屋主の小林さんに挨拶をして下山する。だいぶ顔を売ったので、今度来る時は事情を話して夜到着で小屋に宿泊させていただこうかと思う。眠気と疲れと闘いながら、午後4時、夜叉神峠登山口に無事下山した。
盛夏とは思えない澄んだ空と雲海、寝不足で疲れるには疲れたがそれ以上に収穫があった山行となった。
(おまけの「南御室小屋周辺に咲く花たち」に続く。)