山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山麓の森 その後 アオフタバラン他  平成25年8月8日

2013年08月10日 | 番外編
 今年になってからもう4回ほど訪れている富士山麓の森はホテイラン咲く八ヶ岳南麓の森と並んですっかりお気に入りの場所となった。クモキリソウは北海道遠征の時期と重なってしまいとうとう見られなかったが、そろそろアオフタバランが見頃を迎えている頃だろう。ちょうど花見隊のみちほさんが行ってこられたばかりでメールを送ってくれ、比較的良く眠れた当直明けの午後に行ってみることにした。

 林道脇の広場に車を止めて歩くと、林道脇の土手は鹿の踏み荒らした足跡がたくさん走り、かなり傷んでいた。貴重な花たちは大丈夫なのだろうか?道脇にあったアオフタバランを探すと・・・咲いている。ほぼ満開だ。図鑑で見た通りの緑色の小さな花だ。

    林道脇に咲いていたアオフタバラン


    ウバユリ

 コアツモリソウのその後の様子を見にそっと森に入る。曇り空だとこの森は夕方のように薄暗く、小さな葉を踏みつけないように足元に注意して進む。コアツモリソウは花が散って細長い種になってしまっているもの、種も落ちてしまっているものがあった。小さな森の妖精は鹿の食害にはあっていないようだ。その周辺にはアオフタバランもたくさん咲いている。

    コアツモリソウその後


    種になっている。


    アオフタバラン


    アオフタバランの群生


    アオフタバラン接写

 その後のスズムシソウやクモキリソウの様子も見に行ってみる。葉っぱは虫に食われているものもあったが、ほとんどは健在、クモキリソウの株もしっかり咲いてくれたようだ。

    スズムシソウその後。こちらの株は無傷。


    クモキリソウその後。隣の株は虫か鹿に食べられて花がまともに咲かなかったが、こちらはしっかり咲いたようだ。

 そしてまた見たことのない新しい花の芽を発見した。あと2週間もすれば咲きそうだが、これはいったい何だろうか?甲府に戻ってから図鑑と写真をにらめっこすると、これはヒメミヤマウズラという花だ。10株ほど発見した。

    またまた見たことのない花と遭遇。


    ヒメミヤマウズラ。あと2週間もすれば咲きそうだ。


 訪れるたびに新たな発見がある富士山麓の森。また新しい花と遭遇し、開花を待ってまた見に行くことになりそうだ。
コメント
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