前日赤岳鉱泉に宿泊し、日の出に間に合うように未明2時半に出発、5時過ぎに硫黄岳山頂に到着したは良いが、霧で何も見えない。朝食をとりながら休憩していると5時半過ぎから東の空に青空が見え始め、時折中央アルプスと御岳山が姿を現すようになってきた。そして次第に雲が晴れ始め、遂に中央アルプスの山並がずらりと姿を現す。そしてさらに、流れ行く雲の間から赤岳と阿弥陀岳が姿を現した。

5時20分、霧に巻かれて何も見えない。

5時38分、西の空に青空が広がり、御岳山と中央アルプスが姿を現す。

西の空から次第に雲が晴れ始め、山並が見えるようになる。

遂に姿を現した赤岳(左)と阿弥陀岳(右)

雲湧く赤岳と横岳

夜明けの空

朝日射す阿弥陀岳と南アルプス(甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳)

北八ヶ岳、天狗岳と蓼科山

全容を現した南八ヶ岳の山並
6時を過ぎた頃から続々と山頂に登山者がやって来た。そのほとんどが夏沢鉱泉側からの登山者だった。そして6時半ごろに仲間の2人が山頂に登って来た。朝食はまだだというので、硫黄岳山荘のところで待っていてもらうことにして先に行ってもらう。三脚を撤収して硫黄岳山荘に向かうが、途中で写真を撮っていてレンズの異変に気付く。霧の影響でレンズの中が結露してしまった。もう1本のレンズは大丈夫なのでそちらに付け替える。

硫黄岳山頂付近に咲いていたコゴメグサ。レンズが結露して画像が霞んでいる。もう1本の17‐55mmレンズに変える。
硫黄岳山荘付近から見上げる横岳と赤岳

硫黄岳山荘付近のコマクサ群落。株は小さいが数はたくさんある。

チシマギキョウと阿弥陀岳

イワツメクサと硫黄岳

コマクサ群落と阿弥陀岳
硫黄岳山荘周辺はコマクサがたくさん咲いている。そしてその先の横岳に至る砂礫の中もほとんどコマクサだらけだ。鹿の食害対策のために電流柵が張りめぐらされて保護されている。よくぞこれだけの範囲を囲んだものだと感心させられる。

保護柵内のコマクサ群落

こちらは電流柵内のコマクサ群落。見渡す限りのコマクサ。

白花のコマクサ一株。向こうは硫黄岳。

ハクサンシャクナゲ。

混雑する硫黄岳の稜線

ムカゴトラノオ

綿毛になったツクモグサ

団体さん数組重なったらしく、大混雑の横岳山頂。ここを避けて休憩する。

静かになった横岳山頂。
渋滞していたカニの横ばいで団体さんの通過を待ちつつ、横岳山頂には9時半ごろに到着した。大混雑していた山頂を避けてその先で休憩していると、10分ほどで山頂は静かになった。その後はさほど大人数のグループと出会うことも無く、花の写真を撮りながら稜線歩きを楽しむ。ウルップソウやヤツガタケキスミレはもう終わってしまっているのだが、黒くなったウルップソウの花を見る限りでは、今年はたくさん咲いたようだ。

チョウノスケソウも綿毛になるようだ。

もう散ってしまったウルップソウ

今年はたくさん咲いたようだ。

ムシトリスミレの群生。かなりたくさん咲いていた。

イワオウギ

地蔵の頭への下りにイブキジャコウソウ。
地蔵の頭に11時半ごろ到着する。ここから行者小屋までが地蔵尾根の急下りだ。2度登っているがいずれも残雪期で、見上げるような雪の階段登りだった記憶がある。下ってみると傾斜はきついが道は良く整備されている。次第に山は雲に巻かれ始め、雨が降り出すがすぐに止んだ。行者小屋まで下りてここで昼食にする。

地蔵の頭。横岳はもう雲におおわれている。

地蔵尾根激下り。こんな金網の柵はあっただろうか?記憶に無い。

行者小屋で昼食。おでんを注文したがタイミングが悪く、まだダシがしみ込んでいなかった。
午後1時50分に行者小屋を出発して北沢の道を下るが、こちら側の登山道周辺に広がる森は苔が生い茂る豊かな森だ。きっと凄いものがある!と目を凝らして森の中を覗き込みながら歩くと、鳳凰山で見て以来となるコフタバランを発見した。コイチヨウランがあるのではと探したが発見できなかった。なんとか天気は持ってくれて、午後5時、美濃戸に到着した。

南沢で見つけたコフタバラン

コフタバラン(別株)
夏の恒例で登っている横岳だが、ほとんどがウルップソウ目的だ。2008年に登った時のウルップソウが大当たりで、時間を忘れて撮影に没頭し、帰りは雷雲に追いかけられながら急いで下山した記憶がある。その季節はまだコマクサが咲き始めたばかりの頃で、いつかコマクサ満開の季節に行ってみたいと思っていた。今回は突然決まった八ヶ岳登山だったが、ちょうど見頃の時期に訪れることができた。想定外にたくさん咲いていた。それ以上の収穫がコイチヨウランだったと思う。また会うことができるかどうか・・・たくさん咲いてくれることを願う。

5時20分、霧に巻かれて何も見えない。

5時38分、西の空に青空が広がり、御岳山と中央アルプスが姿を現す。

西の空から次第に雲が晴れ始め、山並が見えるようになる。

遂に姿を現した赤岳(左)と阿弥陀岳(右)

雲湧く赤岳と横岳

夜明けの空

朝日射す阿弥陀岳と南アルプス(甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳)

北八ヶ岳、天狗岳と蓼科山

全容を現した南八ヶ岳の山並
6時を過ぎた頃から続々と山頂に登山者がやって来た。そのほとんどが夏沢鉱泉側からの登山者だった。そして6時半ごろに仲間の2人が山頂に登って来た。朝食はまだだというので、硫黄岳山荘のところで待っていてもらうことにして先に行ってもらう。三脚を撤収して硫黄岳山荘に向かうが、途中で写真を撮っていてレンズの異変に気付く。霧の影響でレンズの中が結露してしまった。もう1本のレンズは大丈夫なのでそちらに付け替える。

硫黄岳山頂付近に咲いていたコゴメグサ。レンズが結露して画像が霞んでいる。もう1本の17‐55mmレンズに変える。

硫黄岳山荘付近から見上げる横岳と赤岳

硫黄岳山荘付近のコマクサ群落。株は小さいが数はたくさんある。

チシマギキョウと阿弥陀岳

イワツメクサと硫黄岳

コマクサ群落と阿弥陀岳
硫黄岳山荘周辺はコマクサがたくさん咲いている。そしてその先の横岳に至る砂礫の中もほとんどコマクサだらけだ。鹿の食害対策のために電流柵が張りめぐらされて保護されている。よくぞこれだけの範囲を囲んだものだと感心させられる。

保護柵内のコマクサ群落

こちらは電流柵内のコマクサ群落。見渡す限りのコマクサ。

白花のコマクサ一株。向こうは硫黄岳。

ハクサンシャクナゲ。

混雑する硫黄岳の稜線

ムカゴトラノオ

綿毛になったツクモグサ

団体さん数組重なったらしく、大混雑の横岳山頂。ここを避けて休憩する。

静かになった横岳山頂。
渋滞していたカニの横ばいで団体さんの通過を待ちつつ、横岳山頂には9時半ごろに到着した。大混雑していた山頂を避けてその先で休憩していると、10分ほどで山頂は静かになった。その後はさほど大人数のグループと出会うことも無く、花の写真を撮りながら稜線歩きを楽しむ。ウルップソウやヤツガタケキスミレはもう終わってしまっているのだが、黒くなったウルップソウの花を見る限りでは、今年はたくさん咲いたようだ。

チョウノスケソウも綿毛になるようだ。

もう散ってしまったウルップソウ

今年はたくさん咲いたようだ。

ムシトリスミレの群生。かなりたくさん咲いていた。

イワオウギ

地蔵の頭への下りにイブキジャコウソウ。
地蔵の頭に11時半ごろ到着する。ここから行者小屋までが地蔵尾根の急下りだ。2度登っているがいずれも残雪期で、見上げるような雪の階段登りだった記憶がある。下ってみると傾斜はきついが道は良く整備されている。次第に山は雲に巻かれ始め、雨が降り出すがすぐに止んだ。行者小屋まで下りてここで昼食にする。

地蔵の頭。横岳はもう雲におおわれている。

地蔵尾根激下り。こんな金網の柵はあっただろうか?記憶に無い。

行者小屋で昼食。おでんを注文したがタイミングが悪く、まだダシがしみ込んでいなかった。
午後1時50分に行者小屋を出発して北沢の道を下るが、こちら側の登山道周辺に広がる森は苔が生い茂る豊かな森だ。きっと凄いものがある!と目を凝らして森の中を覗き込みながら歩くと、鳳凰山で見て以来となるコフタバランを発見した。コイチヨウランがあるのではと探したが発見できなかった。なんとか天気は持ってくれて、午後5時、美濃戸に到着した。

南沢で見つけたコフタバラン

コフタバラン(別株)
夏の恒例で登っている横岳だが、ほとんどがウルップソウ目的だ。2008年に登った時のウルップソウが大当たりで、時間を忘れて撮影に没頭し、帰りは雷雲に追いかけられながら急いで下山した記憶がある。その季節はまだコマクサが咲き始めたばかりの頃で、いつかコマクサ満開の季節に行ってみたいと思っていた。今回は突然決まった八ヶ岳登山だったが、ちょうど見頃の時期に訪れることができた。想定外にたくさん咲いていた。それ以上の収穫がコイチヨウランだったと思う。また会うことができるかどうか・・・たくさん咲いてくれることを願う。