午前中訪れた三つ峠からの富士山は素晴らしく、豪雪となった今年の山梨は富士山も雪をたっぶりと纏い、岩肌が全く見えない真っ白な富士山となった。天候にも恵まれて青空に立つすっきりとした富士山を存分に堪能してきたが、下山したお昼ごろには気温が上がり、少しずつ雲が巻き始めていた。
この日の夕方は十四夜の月が昇って来る。やや早い時間の月の出なので山の上からだと日没前に月が富士山を越えてしまう。この日の狙い場所は朝霧高原猪之頭あたりだろう。月の出や位置を景色とともに正確に算出してくれるソフトもあるが、私がやっているのはカシミール3Dという太陽の位置を計算してくれるソフトとアストロガイドという星と月の位置を計算してくれるソフトの二つを組み合わせて計算している。かなり面倒なうえに月の位置や時間は数分から数十分のずれが生じることがある。うまく行かないのも工夫する楽しみがあってまた面白いものだと思っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f0/997415fe356ed534b9f64bddef3d1934.jpg)
カシミール3Dで描いた3月15日、富士山剣ヶ峰から見る日没。南アルプスに日が沈むのは5時56分。富士山に残照がある時間は5時50分ごろが良い。この日の月の出は4時40分ごろなので、それから1時間10分後の5時50分に富士山頂に月が見える場所がベストとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/84/3971b925edcb071f97b09868032cfcc6.jpg)
朝霧高原猪之頭あたりから見る3月30日の太陽軌道。この日の月の軌道は3月30日の太陽軌道とほぼ一致する。日の出が5時31分、これに1時間10分足して6時40分に富士山頂に朝日が現れる。狙い場所はこのあたりだろう。
午後3時に精進湖ほとりにある喫茶店写ば写ばでsanae隊と再合流して遅い昼食をとる。写真家の栗林先生に情報を聞くともう既にその場所に撮影に行くという人が何人か写ば写ばに来て、出かけて行ったと言っていた。おそらくはカメラマンで大混雑だろう。出遅れた感はあるが、4時ごろに写ば写ばを出発する。
精進湖からは富士山が見えていたのに、本栖湖交差点を過ぎて朝霧高原に行くと空には一面に雲が広がり出した。毛無山も山頂がすっぽりと雲におおわれている。計算した予定地に行くと、そこは樹林の中で富士山が見えず、回り込んでその先の道路を走ってみると、撮影目的の車が5~6台止まっていた。横に並ばせてもらって三脚を立てるが、空模様はさらに悪く、これで月が出るものなのかどうか??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/eb/57d389d3c31815497f1a14ff532d70ef.jpg)
すっかり雲隠れした富士山。裾野がわずかに見えるのみ。
隣のカメラマン集団はベテランの方たちで仲間が多く、通りかかった仲間のカメラマンがその場所だと月の出が右側にずれると教えてくれたそうで、もう少し東に移動したほうが良いと教えてくれた。一旦三脚撤収して500mほど移動すると、そちらには10台以上の車が止まっていた。しかし、空模様が悪いために誰も三脚を構えていない。我ら3人は三脚とカメラを担いで備えるが、他には誰もカメラ構えず、あきらめて帰って行く人の姿もあった。ベテランカメラマンの情報によると日によっては200~300人のカメラマンがやって来てごったがえす場所だそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/52/e3b6699c42e2ed0d44603be1934e1a85.jpg)
移動した場所からの景色。さらに雲が厚くなったような・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c0/955eeb064354c473332b842bd45dba94.jpg)
厳しい空模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/74/92dbf988785a5ccb5269ac5d2e22fb31.jpg)
月が出ているはずの6時まで待ったが、とうとう月は現れず、あきらめる。
残念ながらこの日のパール富士は撮影できなかったが、自然が相手なのでこればかりは仕方無い。朝霧高原を甲府に向かって走っていると、本栖湖の手前で月が見え出し、精進湖まで行くと富士山が見えていた。どうやら朝霧高原側だけ雲におおわれていたようだ。ますます残念。
さて、明日16日はみちほさんご夫妻が合流する。午後の渡邊玉枝さん講演会があるので、午前中低山ハイクの予定である。
この日の夕方は十四夜の月が昇って来る。やや早い時間の月の出なので山の上からだと日没前に月が富士山を越えてしまう。この日の狙い場所は朝霧高原猪之頭あたりだろう。月の出や位置を景色とともに正確に算出してくれるソフトもあるが、私がやっているのはカシミール3Dという太陽の位置を計算してくれるソフトとアストロガイドという星と月の位置を計算してくれるソフトの二つを組み合わせて計算している。かなり面倒なうえに月の位置や時間は数分から数十分のずれが生じることがある。うまく行かないのも工夫する楽しみがあってまた面白いものだと思っている。
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カシミール3Dで描いた3月15日、富士山剣ヶ峰から見る日没。南アルプスに日が沈むのは5時56分。富士山に残照がある時間は5時50分ごろが良い。この日の月の出は4時40分ごろなので、それから1時間10分後の5時50分に富士山頂に月が見える場所がベストとなる。
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朝霧高原猪之頭あたりから見る3月30日の太陽軌道。この日の月の軌道は3月30日の太陽軌道とほぼ一致する。日の出が5時31分、これに1時間10分足して6時40分に富士山頂に朝日が現れる。狙い場所はこのあたりだろう。
午後3時に精進湖ほとりにある喫茶店写ば写ばでsanae隊と再合流して遅い昼食をとる。写真家の栗林先生に情報を聞くともう既にその場所に撮影に行くという人が何人か写ば写ばに来て、出かけて行ったと言っていた。おそらくはカメラマンで大混雑だろう。出遅れた感はあるが、4時ごろに写ば写ばを出発する。
精進湖からは富士山が見えていたのに、本栖湖交差点を過ぎて朝霧高原に行くと空には一面に雲が広がり出した。毛無山も山頂がすっぽりと雲におおわれている。計算した予定地に行くと、そこは樹林の中で富士山が見えず、回り込んでその先の道路を走ってみると、撮影目的の車が5~6台止まっていた。横に並ばせてもらって三脚を立てるが、空模様はさらに悪く、これで月が出るものなのかどうか??
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すっかり雲隠れした富士山。裾野がわずかに見えるのみ。
隣のカメラマン集団はベテランの方たちで仲間が多く、通りかかった仲間のカメラマンがその場所だと月の出が右側にずれると教えてくれたそうで、もう少し東に移動したほうが良いと教えてくれた。一旦三脚撤収して500mほど移動すると、そちらには10台以上の車が止まっていた。しかし、空模様が悪いために誰も三脚を構えていない。我ら3人は三脚とカメラを担いで備えるが、他には誰もカメラ構えず、あきらめて帰って行く人の姿もあった。ベテランカメラマンの情報によると日によっては200~300人のカメラマンがやって来てごったがえす場所だそうだ。
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移動した場所からの景色。さらに雲が厚くなったような・・・。
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厳しい空模様。
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月が出ているはずの6時まで待ったが、とうとう月は現れず、あきらめる。
残念ながらこの日のパール富士は撮影できなかったが、自然が相手なのでこればかりは仕方無い。朝霧高原を甲府に向かって走っていると、本栖湖の手前で月が見え出し、精進湖まで行くと富士山が見えていた。どうやら朝霧高原側だけ雲におおわれていたようだ。ますます残念。
さて、明日16日はみちほさんご夫妻が合流する。午後の渡邊玉枝さん講演会があるので、午前中低山ハイクの予定である。