久しぶりに参加する山岳会嶺朋クラブの山行である。予定では山梨県東部の山のニョ峰・チドリを見に行くはずだったのだが、もう花は終わっているらしく、また午後から天候が崩れる予報なので近場の山に行くことにした。大淵谷の林道を一番奥まで入る十二・節刀ヶ岳の最短ルートを行く。メンバーは私を含めて4人である。
久しぶりに走る大淵谷の林道は砂防ダム工事が終わってダンプカーが走らなくなったため、道がえぐれてかなり荒れている。そのうえ途中に倒木があって、4人で引っ張って道脇にどかそうとしたがどかし切れず、枝をくじいてなんとか車が通過できる幅を確保して進んだ。
大淵谷の登山道入り口。使う人が少ないためか、草がだいぶ繁ってきた。
ヒヨドリバナが咲く登山道。
こんなものを食べても鹿は大丈夫なのか? これはハシリドコロ。テンニンソウも食べられていた。
急登の斜面だが、1時間かからずに稜線に抜ける。
急登の斜面を登ると十二ヶ岳と節刀ヶ岳の中間点あたりの稜線に抜け出る。砂防堤工事に伴ってルートが整備されたので道は明瞭である。反面、かつてはこの登山道沿いにたくさん咲いていたツルシロカネソウやササバギンラン、フタバアオイなどは激減し、テンニンソウとバイケイソウの草地に様変わりしてしまった。
展望岩場から見る富士山と十二ヶ岳。
山頂到着。昼食をとって休憩していると、あっという間に富士山に雲が巻き始めた。
鹿に食べられずに残っているミヤマママコナの群落。これはあまり食べないのかもしれない。
?
Oh,No,Yehランはもう結実している。今年はかなり咲いたようだ。
山頂周辺を散策した後、昼食をとって大休憩していると11時半ごろから急速に空模様が悪くなり、富士山はあっという間に雲隠れ、さらに自分たちのいる場所にも黒い雲が迫って来た。雷が鳴ってもおかしくないような真っ黒な雲だ。余裕があれば節刀ヶ岳も考えていたが、ここはさっさとげざんすることにする。
ヒヨドリバナで吸蜜するミドリヒョウモンとアサギマダラ。雲がかかっているのは山頂だけで、下は穏やか、暑い。
他の御坂山塊の山と同様、この山も鹿の食害がかなり深刻と言える。コイワザクラをはじめとする稀少な植物の宝庫であるだけに心配ではあるが、幸いなことはここは御坂山塊きってのアルペンコースで、鹿が近寄れないような岩壁に花が咲いていることだろう。今年は花の時期を逃してしまったものもいくつかあるが、これからも咲き続けてくれることを願う。
久しぶりに走る大淵谷の林道は砂防ダム工事が終わってダンプカーが走らなくなったため、道がえぐれてかなり荒れている。そのうえ途中に倒木があって、4人で引っ張って道脇にどかそうとしたがどかし切れず、枝をくじいてなんとか車が通過できる幅を確保して進んだ。
大淵谷の登山道入り口。使う人が少ないためか、草がだいぶ繁ってきた。
ヒヨドリバナが咲く登山道。
こんなものを食べても鹿は大丈夫なのか? これはハシリドコロ。テンニンソウも食べられていた。
急登の斜面だが、1時間かからずに稜線に抜ける。
急登の斜面を登ると十二ヶ岳と節刀ヶ岳の中間点あたりの稜線に抜け出る。砂防堤工事に伴ってルートが整備されたので道は明瞭である。反面、かつてはこの登山道沿いにたくさん咲いていたツルシロカネソウやササバギンラン、フタバアオイなどは激減し、テンニンソウとバイケイソウの草地に様変わりしてしまった。
展望岩場から見る富士山と十二ヶ岳。
山頂到着。昼食をとって休憩していると、あっという間に富士山に雲が巻き始めた。
鹿に食べられずに残っているミヤマママコナの群落。これはあまり食べないのかもしれない。
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Oh,No,Yehランはもう結実している。今年はかなり咲いたようだ。
山頂周辺を散策した後、昼食をとって大休憩していると11時半ごろから急速に空模様が悪くなり、富士山はあっという間に雲隠れ、さらに自分たちのいる場所にも黒い雲が迫って来た。雷が鳴ってもおかしくないような真っ黒な雲だ。余裕があれば節刀ヶ岳も考えていたが、ここはさっさとげざんすることにする。
ヒヨドリバナで吸蜜するミドリヒョウモンとアサギマダラ。雲がかかっているのは山頂だけで、下は穏やか、暑い。
他の御坂山塊の山と同様、この山も鹿の食害がかなり深刻と言える。コイワザクラをはじめとする稀少な植物の宝庫であるだけに心配ではあるが、幸いなことはここは御坂山塊きってのアルペンコースで、鹿が近寄れないような岩壁に花が咲いていることだろう。今年は花の時期を逃してしまったものもいくつかあるが、これからも咲き続けてくれることを願う。