山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

初見の花 細葉のツルリンドウ  平成28年10月5日

2016年10月06日 | 花・花・花
 台風はどこへやら? 雨の予報が変わって曇り時々晴れになった山梨県。夕方までは天候持ちそうなので、保護柵が設置されて2年目になる草原に出かけてみたがそちらの花はほぼ終わっていた。


    山梨県北東部にある草原。保護柵が設置されて2年、ボランティアを募って毎年保護活動、清掃活動が行われている。


    咲き残っていたマツムシソウ。


    リンドウが満開


    ノハラアザミ?


    最後の花を惜しむかのように活発に吸蜜しているウラナミシジミ。


    ヤマハハコの群落


    もう終わってしまっているが、タムラソウの花束になった群落。


    折角の景色なのに、あっちの鉄塔はちょっと邪魔に思える。


    ススキとノコンギク。晴れていれば向こうに富士山が見えたはず。


    この川沿いにはクリンソウが咲く。


    何だかわからないアザミが1本。セイタカトウヒレンかと思ったが葉の形がちょっと違う。


    それと茎にヒレが付いていない。これは何??

 草むらの中をブラブラ散策していると、うーさんから連絡が入る。調査をお願いした山域で目的の花を探しあてたらしい。電話で聞いてみると、想定していた場所とは全く別のところだった。車を飛ばして教えてもらった場所に移動して探してみると、さほど広く無い場所に数本固まって咲いていた。周辺を探したがあったのはこの場所だけだ。広大な敷地の中で良く見つけたものだ。


    ススキの茎に巻きついていた細葉のツルリンドウ。


    この株はもう終わってしまっている。


    日当たりの悪い場所にはまだ新鮮な株が残っていた。


    美しいとは言えないかも知れないが、味わいのある花。


    こう見えても絶滅危惧種。なかなか見つからない。


    ススキの葉に絡んだだけで倒れてしまいそうな株もある。知らなければ簡単に踏まれてしまいそうだ。

 この細葉のツルリンドウはラン科の植物と同様に、生育するには根生菌との共生が必要らしく、移植したり他の場所に種を蒔いて増やしたりするのが困難な植物である。踏まれたり刈られたりしないで、このままそっと咲き続けて欲しいと願う。

コメント (2)
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