山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲州市塩山の低山 塩ノ山を散策  令和4年1月6日

2023年01月07日 | 甲斐百山
 午前中甲州市塩山に出張があったのだが、午後からは天候が良ければ南部町まで移動してパール富士の撮影を考えていた。ところが、富士山は見えているものの空には雲が広がって月は見えてくれなそうである。そこで行き先を変更、出張先の近くにある塩ノ山に登ってみることにした。比較的名の知れた山ではあるが山というよりは丘に近いかも知れない。入り口には向嶽寺という立派なお寺があり、その駐車場に車を止めさせてもらい、午後2時半過ぎに入山する。


    入山口にある向嶽寺。立派な大きなお寺である。右手に見えるのが塩ノ山の一部。


    入山口のところにある案内板。ゆっくり周回して2時間くらいだろうか。


    随所に案内板や休憩所、ベンチが設置してある。


    階段を昇るが・・・すぐに林道のような広い道に合流する。


    ここから本格的な登り…だが、緩々のハイキングコース。


    階段道


    立派な休憩東屋


    綿毛になったコウヤボウキ


    赤い実を付けたヤブコウジ


    下部ではカニクサを多く見かける。こう見えてもシダの仲間。


    トラノオシダ


    ベニシダはどこでも見かける。


    オオイタチシダ


    鱗片を見ると黒くて細い。


    この山でこのシダを見かけるとは思わなかった。南方系のシダ、ウラジロ。


    アカマツがたくさん生える山なので、あるのではないかと上を見上げていたらあっさり見つかった。


    アカマツに寄生するマツグミ


    かなりたくさんあり、大株が多い。


    整備された良い道


    登山道脇にはシュンランがたくさん生える。


    山頂まであと5分


    東屋のある山頂に到着


    塩ノ山553m


    山頂から見る富士山


    南アルプスに夕陽が差しかかる

 腰に付けたポーチの中に水とおやつしか持って来ていなかったが、その程度でも十分に登ることが出来る軽いコースだった。山頂で小休止して反対側に下山する。山頂周辺のアカマツにもマツグミがたくさん寄生していた。


    反対側に下山して周回する。


    こちら側にも立派な東屋が立っていた。


    そしてマツグミもたくさん。


    大株のシュンラン

 甲斐百山の一座になっている塩ノ山であるが、登山というよりも軽ハイキングコースといって良いだろう。眺望が良く、マツグミやシュンランなどの植物も楽しむことが出来る良い山だった。季節を変えて歩いてみるとまた違う姿を見せてくれるのではないかと思う。

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白山岳で割れるダイヤはまたまた失敗 富士川町林道  令和5年1月5日

2023年01月07日 | ダイヤモンド富士
 今シーズンは高下から撮影する白山岳で割れるダイヤは失敗に終わっている。さらに高い位置にある富士川町林道からならばまだ撮影のチャンスはあるのだが、距離が遠くなる分だけ霞が厚くなるため撮影条件が難しくなる。太陽の軌道から見るとこの日ならば行けるだろうと思って撮影に出かけてみた。目が覚めた時間は良かったのだが、撮影位置や時間の確認、さらに画像の処理などを行っていると出発時間が遅くなってしまい、もはやギリギリ間に合うかどうかの時間になってしまった。ダイヤ10分前になんとか現地に到着し、さっそく2台のカメラを構える。3台目は手持ちで撮ろうと思ったのだがカメラの調子が悪く、電源が入らない。


    雪煙が出ているがこのくらいなら行けるのではないか?


    光が現れたが・・・想定していたよりもだいぶ右寄りから現れた。








    全く割れず、位置は完全に右寄りだった。10mくらい左のポジションであろうが、この場所は撮影スペースが限られていてその場所には立てない。








    もう1台のカメラも同様に全く割れなかった。

 ポジションがやや右寄りかも知れないとは予想していたので出来るだけ左寄りのポジションをとって撮影したのだがそれでも今回はうまく行かなかった。明日ならば割れるかも知れないが早朝からの出張があり再射には来れない。この場所からの撮影は来シーズンに持ち越しとなってしまった。おそらく年に2度のチャンスがあるはずである。


    白山岳ダイヤモンド富士は習熟したつもりだったが、なかなか狙った通りには撮れないものである。

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