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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山左側に輝くカノープスの光跡 柳沢峠 令和6年12月1日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠展望台の駐車場で車中泊し、深夜11時半に起き出して撮影を開始する。夕方カメラを設置してインターバル撮影していた1台のカメラが風で倒れてレンズを破損してしまっていたのがちょっとショックだった。南東の空高くおおいぬ座とオリオン座が昇って来ている。カノープスが現れるのは12時半ごろからのはずである。

    南東の空に昇って来たおおいぬ座と明るい恒星シリウス

    冬の大三角形の上にはシリウスよりもさらに明るい木星が輝く。

    広角レンズで捉えた冬の大三角形と木星、さらに左上には火星が輝いていて賑やかである。


    北西の空にはカシオペア座が輝いている。やや雲が出ているが空気が澄んで星の輝きは素晴らしい。

    おおいぬ座シリウスがさらに高く昇り、低空にはカノープスが現れた。

    もう1台のカメラで捉えたカノープス。低空に現れるので空が澄んでいないとなかなか見えない。

    おおいぬ座シリウスと低空のカノープス

    南中した冬の大三角形とカノープス

    縦位置で捉えた冬の大三角形とカノープス


    さらに広角で撮影するとその上に輝く木星が見える。ススキの穂がカノープスの邪魔をしてしまった。

    富士山の裾に輝くカノープス


    おおいぬ座シリウスともう沈みそうなカノープス

    カノープスは富士山中腹に静かに沈んで行った。

    シリウスとカノープスの光跡 約270コマを比較明合成

    低空に輝くカノープスの光跡 約340コマを比較明合成

 ステラナビゲーターでシュミレーションしてきた通り、柳沢峠の展望台からカノープスを捉えることが出来た。天候に恵まれたおかげで今回は肉眼でも綺麗にこの星を見ることが出来た。出来れば、もう少し標高の高い山の上からこの星を捉えたかったが、テント装備を検討して体力・気力と相談しながらまた挑戦してみたいと思っている。


コメント (2)
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夕暮れの柳沢峠 令和6年11月30日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠からハンゼノ頭あたりまで登ってテント泊を考えていたのだが、車に積んでおいたはずのバーナーがいくら探しても見つからない。前回テント泊した小楢山が寒くて辛い思いをしたばかりなのでバーナー無しで山上のテント泊は不安がある。甲府盆地の夜景と富士山の左側に現れるカノープスを見たかったのだが、今回は止めて、柳沢峠展望台に移動する。夕暮れの富士山を見に来る人たちが次々に訪れてくるが、日が暮れて人が少なくなった頃から撮影を開始する。

    雲が赤く染まった柳沢峠の夕暮れ

    右側の雲の切れ間に現れた星は金星

    刻一刻と空の色が変わって行く。

    もうすぐ沈みそうな金星

    すっかり暗くなり、人も居なくなった。展望台の1段上にもっと展望の良い場所がありそこから撮影することにする。

 時刻は午後6時を過ぎてすっかり暗くなり、展望台を訪れる人もほとんど居なくなった。この場所からもカノープスは見えるはずである。現れるのは深夜12時半ごろからのはずである。車内で一旦寝て、12時前に起きて撮影を始めることにする。


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