山地の道路脇の林縁や荒れ地を好んで生育する多年草である。ヒマラヤ~中国原産の帰化植物と言われている。茎の高さは40〜80㎝になる。上部で分技し、茎頂に穂状花を密に着ける。花は白色、雄蕊の葯は淡紅色なのが特徴である。果実は 5 〜 8 個の分果。秋に萼片、花柄は紅色になり、果実は黒色に熟し、 目立つ。花穂は直立し、果期になっても垂れない。根の断面は年輪状になる。山梨県では県南部を中心に生育しているが個体数は少ない。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー :情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリー:なし
ヤマゴボウ 2024年6月 身延町で撮影
個体数は少なく花が咲いていたのはこの1株のみだった。
結実しかけているヤマゴボウの花。直立して花が咲く。
果実は8個の分果に分かれ ており、明瞭な溝が入る。
花弁は白色で5枚、葯は淡紅色をしているのが特徴。
葉には柄があって互生し、やや柔らかくて薄い。
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