全休になる予定だった今年のゴールデンウィークであるが出勤せざるを得ない状況が発生してしまった。ゴールデンウィーク前半を休めただけでも良しとしよう。仕事を片付ければもう時刻は12時近くになっており、大明神林道から茅ヶ岳に登り始めたのは午後1時半になってしまった。午前中は天候が悪かったこともあってか、この日の尾根道で出会ったのは10人には満たなかった。今年はスミレが少ないように感じ、ヒゴスミレに至っては葉っぱだけは見かけるものの咲いている花はひとつも出会えなかった。ヒゴスミレは毎年のように数を減らしているように見える。

ヤマツツジが咲いていた。

アカネスミレ。少し痛みだしている。

こちらは普通のスミレ。

この岩の上には5~6株ヒゴスミレがあったが、ここ数年は咲いておらず数も減った。

別の小さな紫色の花、ヒメハギ。

ワダソウも少なくなった。

アケボノスミレ。下のほうはもう終わっていた。

今年は紅色が濃いセンボンヤリ。

フデリンドウは咲き始めたばかり。

ツクバキンモンソウ。

花びららしきものの上のところに付いているのが雄しべのように見える。

新緑とミツバツツジ
ゆっくりと歩いて2時間半ほどかかって保護柵を設置したオキナグサの自生地に到着した。うまく出来たと思っていた保護ネットだったが残念なことにポールの3本が折れ曲がってしまっていた。今回は修復することは視野に入れていなかったので何も道具を持って来ていない。止む無し、補強に使っていたワイヤーの固定部分をずらしてポールの少し上に止め直して応急処置を行ってきた。岩盤をノミで削って立てたポールだが、地盤が緩んで抜けかけていたものもあり、1本は完全に位置が変わっていたところを見ると、倒れてしまったポールを立て直してくれた人が居るようだ。ここのオキナグサが咲くのを楽しみにしている人はたくさん居るということだろう。

現地に到着してビックリ。ポールが折れ曲がっている。

3本が折れ曲がっているが今回は何も道具を持って来ていない。

ワイヤーの固定位置をずらして応急処置を行う。花はもう満開を過ぎているので冬は越せずとも今シーズンはなんとか凌げるだろう。

満開を過ぎていたオキナグサ。

昨年に増してたくさんの花を咲かせてくれた。

カウントしているわけではないが、ざっと見て昨年の倍くらい咲いてくれた。

今年も無事に咲いてくれて一安心である。

心の中で「良し!」と叫んだ。
修復作業に30分ほど時間を費やし、その後山頂に向かう。前回保護ネット修復作業を行った際に時間がかかり過ぎて予定していた山頂の標柱整備が出来なかったため、今回はそちらの作業のための道具を持って来た。時刻はもう5時、まずいのは空に真っ黒な雲が湧き出したことで、夕立が来そうな雰囲気である。さっさと整備を終えてさっさと下山したいが・・・。

期待していたヒメスミレサイシンはもう終わっていた。

茅ヶ岳に咲いているのは初めて見た。ツバメオモト。

山頂の標柱。空には真っ黒な雲が広がり始めた。雷がいちばん怖かったが、なんとか雷鳴は轟かずに済んだ。

紙ヤスリで標柱を磨き、ニススプレーを噴霧、さらに腐食防止のためアクリルスプレーを噴霧する。
30分ほどで作業を終える。時刻は5時45分になったが、日が延びてまだ空は明るい。予定では女岩側に下山してエイザンスミレやニリンソウを見ながら駐車場に戻るはずだったが、途中で日が暮れてしまうだろう。女岩あたりまで下りたところで夕暮れとなりあとはヘッドライト点灯して下山となった。

富士山が見えているが真っ黒な雲が広がっている。なんとか天候は持ちこたえてくれそうだ。

もうすぐ咲きそうなコイワカガミ。

少しだけ咲き出していた。
ヘッドライトを照らしてみると、登山道の両脇には満開のニリンソウや、ムラサキケマン、ユキヤブケマンなどが咲いていたがもはや暗くて撮影は出来ずあきらめる。午後7時下山となった。
不完全な保護ネットではあるが、今年もなんとか食害からオキナグサを守ることが出来た。しかも、昨年とは見違えるほどにたくさん咲いてくれたのは嬉しかった。ひとまずはオキナグサ保護作戦成功である。使っているポールは強風が吹きつけるこの斜面では持ち堪えられないようで、次はもうひと回り太いポールを荷揚げしてワイヤーの固定方法も考える必要がありそうだ。今年のうちに作業を行っても冬の間に壊れてしまうので、また来年の春に作業を行いたいと思っている。

ヤマツツジが咲いていた。

アカネスミレ。少し痛みだしている。

こちらは普通のスミレ。

この岩の上には5~6株ヒゴスミレがあったが、ここ数年は咲いておらず数も減った。

別の小さな紫色の花、ヒメハギ。

ワダソウも少なくなった。

アケボノスミレ。下のほうはもう終わっていた。

今年は紅色が濃いセンボンヤリ。

フデリンドウは咲き始めたばかり。

ツクバキンモンソウ。

花びららしきものの上のところに付いているのが雄しべのように見える。

新緑とミツバツツジ
ゆっくりと歩いて2時間半ほどかかって保護柵を設置したオキナグサの自生地に到着した。うまく出来たと思っていた保護ネットだったが残念なことにポールの3本が折れ曲がってしまっていた。今回は修復することは視野に入れていなかったので何も道具を持って来ていない。止む無し、補強に使っていたワイヤーの固定部分をずらしてポールの少し上に止め直して応急処置を行ってきた。岩盤をノミで削って立てたポールだが、地盤が緩んで抜けかけていたものもあり、1本は完全に位置が変わっていたところを見ると、倒れてしまったポールを立て直してくれた人が居るようだ。ここのオキナグサが咲くのを楽しみにしている人はたくさん居るということだろう。

現地に到着してビックリ。ポールが折れ曲がっている。

3本が折れ曲がっているが今回は何も道具を持って来ていない。

ワイヤーの固定位置をずらして応急処置を行う。花はもう満開を過ぎているので冬は越せずとも今シーズンはなんとか凌げるだろう。

満開を過ぎていたオキナグサ。

昨年に増してたくさんの花を咲かせてくれた。

カウントしているわけではないが、ざっと見て昨年の倍くらい咲いてくれた。

今年も無事に咲いてくれて一安心である。

心の中で「良し!」と叫んだ。
修復作業に30分ほど時間を費やし、その後山頂に向かう。前回保護ネット修復作業を行った際に時間がかかり過ぎて予定していた山頂の標柱整備が出来なかったため、今回はそちらの作業のための道具を持って来た。時刻はもう5時、まずいのは空に真っ黒な雲が湧き出したことで、夕立が来そうな雰囲気である。さっさと整備を終えてさっさと下山したいが・・・。

期待していたヒメスミレサイシンはもう終わっていた。

茅ヶ岳に咲いているのは初めて見た。ツバメオモト。

山頂の標柱。空には真っ黒な雲が広がり始めた。雷がいちばん怖かったが、なんとか雷鳴は轟かずに済んだ。

紙ヤスリで標柱を磨き、ニススプレーを噴霧、さらに腐食防止のためアクリルスプレーを噴霧する。
30分ほどで作業を終える。時刻は5時45分になったが、日が延びてまだ空は明るい。予定では女岩側に下山してエイザンスミレやニリンソウを見ながら駐車場に戻るはずだったが、途中で日が暮れてしまうだろう。女岩あたりまで下りたところで夕暮れとなりあとはヘッドライト点灯して下山となった。

富士山が見えているが真っ黒な雲が広がっている。なんとか天候は持ちこたえてくれそうだ。

もうすぐ咲きそうなコイワカガミ。

少しだけ咲き出していた。
ヘッドライトを照らしてみると、登山道の両脇には満開のニリンソウや、ムラサキケマン、ユキヤブケマンなどが咲いていたがもはや暗くて撮影は出来ずあきらめる。午後7時下山となった。
不完全な保護ネットではあるが、今年もなんとか食害からオキナグサを守ることが出来た。しかも、昨年とは見違えるほどにたくさん咲いてくれたのは嬉しかった。ひとまずはオキナグサ保護作戦成功である。使っているポールは強風が吹きつけるこの斜面では持ち堪えられないようで、次はもうひと回り太いポールを荷揚げしてワイヤーの固定方法も考える必要がありそうだ。今年のうちに作業を行っても冬の間に壊れてしまうので、また来年の春に作業を行いたいと思っている。
こちらでも、電気柵で植物保護(主にシカの食害)をしていますが、こちらは冬の積雪が多い為か、秋に取り去り、初夏に再び設置のケースがほとんどです。
積雪量が違うので、何ともなんですが、積もった雪がその後収縮する力は強力な感じで、霧ヶ峰では50㎜位の鉄パイプも曲がります。
網もついているので、剛体で丈夫にしても大変な感じがします。
逆に、ピアノ線のような柔構造にした方が好いのかとも思います。
昨年からブログを読ませていただいて気になる花を見にあちこち訪問させていただきました。今年4月から韮崎に転居しましたので、微力ながらお手伝いできるのであればさせていただければと思います。本日も奥さんと二人 甘利山でヤマブキソウやクリンソウにあって感激しました。山梨って本当に素敵ですね〜(^^)
なにせ素人がやっている作業なものでいろいろと不具合が出ています。たぶん台風で倒れてしまうと思いますが、ひとまず今年はこれで良かったと思っています。
現在の私が行っている植物調査、保護活動とも個人でやっているものが多いですが、根本的に中心となっているのは山岳連盟の自然保護グループの活動です。できれば、自然保護グループに入っていただけるとたいへん嬉しいです。
そうなんですか、山岳連盟の自然保護グループ主体の活動だったのですね。
山梨県の山岳連盟なのかな? 探して参加いたします。
お会いできた際はよろしくお願いします。