強風が吹き荒れる寒い朝だった。朝霧高原のダイヤモンド富士を撮影に行こうと思っていたのだが出発が遅れてしまい間に合いそうもない。途中で行き先を変えて三珠のセツブンソウを見に行ってみたがまだ葉っぱすら出ていない。身延町まで移動してコンビニに立ち寄り、朝食と昼食を調達していると花仲間から電話が・・・「今日はどちらへ?」。本日は植物の博士と合流して南部町にシダ観察に行くので一緒にどうかという連絡だった。ちょうど私も南部町の渓谷を探索に行こうと思っていたところだったので合流することとなった。富士山麓に続いて南部町の渓谷でもスギランが発見され、案内してもらう。
案内してもらったスギラン。木の根元に着生しており至近距離から撮影が可能だったのには驚いた。
スギラン。広角レンズで接写
沢を見下ろす岩の上にも生えていた。
さらに驚いたのがこれ。林道脇の石に着生していた。
高い木の上にしか生育しないと思っていたが、環境が良ければこんなところにも生えるようだ。
驚きのスギランを見せてもらった後は別の渓谷にカナワラビ属のシダを見に行く。カナワラビ属は似たようなものが多くてなかなか判別が難しく、まだ自信を持って区別が出来ない。特にオニカナワラビ、ミドリカナワラビ、コバノカナワラビは難しい。
これはミドリカナワラビなのか、オニカナワラビなのか?同じ根元から出ている胞子葉を見るとこれはオニカナワラビのようだ。
胞子葉は痛んでしまっていたが、これは小羽片の切れ込みが細かくコバノカナワラビと思われる。
少し勉強してきたので、ハカタシダに似ているがこれはホソバカナワラビと分かる。群生している。
ホソバカナワラビ。頂羽片が細長い。
もうひとつの特徴として柄が長いことがある。
渓谷の岩壁に生えていたこれもコバノカナワラビ。胞子葉が傷んで千切れており、時期を変えて再訪してみたいと思う。
オニトウゲシバ
そのほかにヒトツバやコモチシダなどを観察し、期待していたイブキシダは常緑だと思っていたのだがほとんどが枯れてしまっていた。
おそらくどこかで見ていると思うのだが全く眼中に無かった低木、アリドオシ。
葉の付け根の部分の茎から棘が出ていて痛い。たくさんあったがこれでも山梨県では絶滅危惧種である。
植物の博士と一緒に歩くと知らない花の名前が次々と出てくる。これはイタビカズラというクワ科のツル性植物。雌雄異株でイチジクのような花(実)を付けるらしい。
夕方から会合が入っている私はこの渓谷を観察して撤退となったが、他のメンバーはさらに別の渓谷に探索に出かけた。植物の博士は別格として、花仲間たちがこれほどまでシダ植物に熱中するようになるとは思ってもいなかった。きっとまた新しい発見があるだろう。
案内してもらったスギラン。木の根元に着生しており至近距離から撮影が可能だったのには驚いた。
スギラン。広角レンズで接写
沢を見下ろす岩の上にも生えていた。
さらに驚いたのがこれ。林道脇の石に着生していた。
高い木の上にしか生育しないと思っていたが、環境が良ければこんなところにも生えるようだ。
驚きのスギランを見せてもらった後は別の渓谷にカナワラビ属のシダを見に行く。カナワラビ属は似たようなものが多くてなかなか判別が難しく、まだ自信を持って区別が出来ない。特にオニカナワラビ、ミドリカナワラビ、コバノカナワラビは難しい。
これはミドリカナワラビなのか、オニカナワラビなのか?同じ根元から出ている胞子葉を見るとこれはオニカナワラビのようだ。
胞子葉は痛んでしまっていたが、これは小羽片の切れ込みが細かくコバノカナワラビと思われる。
少し勉強してきたので、ハカタシダに似ているがこれはホソバカナワラビと分かる。群生している。
ホソバカナワラビ。頂羽片が細長い。
もうひとつの特徴として柄が長いことがある。
渓谷の岩壁に生えていたこれもコバノカナワラビ。胞子葉が傷んで千切れており、時期を変えて再訪してみたいと思う。
オニトウゲシバ
そのほかにヒトツバやコモチシダなどを観察し、期待していたイブキシダは常緑だと思っていたのだがほとんどが枯れてしまっていた。
おそらくどこかで見ていると思うのだが全く眼中に無かった低木、アリドオシ。
葉の付け根の部分の茎から棘が出ていて痛い。たくさんあったがこれでも山梨県では絶滅危惧種である。
植物の博士と一緒に歩くと知らない花の名前が次々と出てくる。これはイタビカズラというクワ科のツル性植物。雌雄異株でイチジクのような花(実)を付けるらしい。
夕方から会合が入っている私はこの渓谷を観察して撤退となったが、他のメンバーはさらに別の渓谷に探索に出かけた。植物の博士は別格として、花仲間たちがこれほどまでシダ植物に熱中するようになるとは思ってもいなかった。きっとまた新しい発見があるだろう。
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