前日の夕方にテントを担いで小楢山までやって来た。富士山の右脇から現れるカノープスという星を見に来たのだが、眠りに付く午後8時には空に雲が広がり富士山の山頂は見えなかった。深夜11時半に目が覚めてテントの外に出てみると頭の上には綺麗な星空が広がっていたが富士山は頭が雲に隠れてしまっている。さて、カノープスは姿を見せてくれるだろうか。
深夜12時の星空。オリオン座と冬の大三角形が昇って来ているが、富士山には雲がかかっている。
冬の大三角形の上に輝く明るい星は木星、左側に輝くのは火星である。
12時過ぎ、東の空に月が昇り始める。
おおぐま座シリウスが南中してこの真下の低空にカノープスが居るはずだが、雲に阻まれて見えず。
もう1台のカメラでも残念ながら捉えられず。
シリウスが西に傾き始め、もうそろそろカノープスが沈む頃である。
インターバル撮影した約680コマを比較明合成。カノープスの姿は全く捉えられず。
木の上に輝く木星と冬の大三角形
北斗七星が昇っているがいまひとつ不明瞭
左上に流星らしきものが写っている。
もうすぐ夜明け。
西の空に現れたアースシャドウ
日の出
斜面に朝日が射しこむが、未だ富士山は雲の中。
テント撤収し、帰ろうとした頃にようやく富士山山頂が姿を見せる。
だいぶ待ってようやくこのくらい山頂が見えてくれた。
残念ながらカノープスは姿を見せてくれなかった小楢山
天気予報から見てこの夜はきっとカノープスが見えると期待して出かけた小楢山であるが残念ながら終夜富士山には雲がかかってカノープスは姿を見せてくれなかった。なかなかテントを担いで夜の山に出かける勇気が湧かなかったが、担いでみると意外とザックは軽かった。寒さ対策が不十分だったことが反省であるがまだ意外と行けるのではないかという気がした。機会を見て再チャレンジできればと思う。
私は以前信州からのカノープスを撮られた方の写真展の手伝いをしたことがあります。(15年ほど昔の話)
星に手が届くかのような夢と希望があるテーマで、人生のロマンを感じました。
大変とは思いますが、是非次回こそ!!