7月に北岳を訪れた際に久しぶりにオオハクサンサイコと呼ばれている植物に出会った。しかしこの植物はホタルサイコにそっくりである。ネットで調べてみるとホタルサイコとの違いは花序の付け根のところに付いている葉(小総苞片)に3~7本の脈が有ることと匐枝を出さないということらしい。残念ながら北岳ではそこまで細かくは観察していない。では乙女高原に咲いているホタルサイコはどうであろうか?
乙女高原のホタルサイコ。背丈以上の大きさの大株をしばしば目にする。
ホタルサイコの花。黒くなっているのは結実した種であろう。
少し遅かったようである。
葉脈が有るか無いかはこの部分のことか?
葉脈ははっきりしているがこれを脈と言うのかどうか?
これを脈と言うのかどうかは分からない。
真ん中に写っているこの葉のことだと思っていたのだが・・・
どうやら花の直下に付いている車輪状に付く小さな葉のことを言うらしい。トリーミング画像だが、これで見る限りでは脈はあまり目立たない。
では北岳で見てきたオオハクサンサイコはどうであろうか?細かくは観察して来ておらず、しかも2日目にカメラが故障して画像もあまり多くは撮れていない。トリーミングして見てみる。
北岳のオオハクサンサイコと呼ばれている植物。背丈はせいぜい膝上くらいであまり大きくは無い。
小総苞片はどうであろうか?
ホタルサイコに比べると幅が広いように見える。
脈が入っているように見えなくもないが・・・それほど大きな違いには見えないように思う。
小総苞片に脈が有るかどうかは今回の画像では釈然としないが、幅はオオハクサンサイコのほうが広いように見える。ホタルサイコとオオハクサンサイコは明瞭に分けられるものなのかどうか?もう少し細かな観察が必要であるが、分ける必要は無いのではないかとも思う。
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