山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヒコサンヒメシャラ (ツバキ科) Stewartia serrata Maxim.

2024年08月26日 | 樹木類
 山地帯の雨量の多いところに生育する落葉高木である。幹が灰褐色で横に輪ができるが目立たないものもある。葉は互生し、楕円形~卵状楕円形で両面とも無毛である。朔果にも毛がない。7月ごろに葉腋に3~4㎝の白い花をつける。花は5弁で外面に白い絹毛が密生する。本種の品種にトウゴクヒメシャラがあるが、葉の表面は無毛で、裏面と特に中肋に毛の多いものをいうが、 識別困難なものもある。分布限界種。

 2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU)  2005年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU)   2017年環境省カテゴリー:なし


    新緑のヒコサンヒメシャラ  2024年5月 東部富士五湖方面で撮影

    昨年の蒴果が残っている。

    横線が目立つが、無いものも多い。

    林立するヒコサンヒメシャラ。赤褐色の幹は目立つ。2024年7月 同じ場所で撮影。

    花を期待していたのだが残念ながら既に結実していた。

    結実した実。毛が生えていない。

    葉は互生し楕円形で毛が無く、辺縁に鋸歯がある。葉脈が目立つ。





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