平成20年4月19日 天候晴れ
春の陽射しが降り注ぐ暖かい陽気となり、甲府盆地の桜ももうほとんど終わってしまった。春霞のために富士山や星空はいまひとつ。先週の武田の杜遊歩道東側に続いて、今回は緑ヶ丘運動公園から湯村山、千代田湖を越えて積翠寺まで行く西側の遊歩道を歩いてみることにした。
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緑ヶ丘運動公園体育館横の駐車場に車を止める。愛車マークⅡからラッシュに変えました。今度は林道も走れそう。
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湯村山の烽火台。武田氏が敵に攻められた時の連絡手段として使用した。
緑ヶ丘運動公園の体育館裏側に車を止めて午前11時出発。十数年甲府に住んでいて初めて歩く道なので、入口が良くわからないが、とにかくすぐ上に見える湯村山に向かって行けば着くはず。公園奥のゲートボール場横から入ると、すぐ上のアスファルトの道に出た。その道は尚古園という老人ホームに行く道で、途中に山の中に入って行く道があったのでそれを登って行くと、その上にもう1本アスファルトの道があった。これが武田の杜遊歩道の本線らしい。途中には花壇やトイレが整備されており、散歩していた老人に尋ねると道なりに進んで左に行くと湯村山、右に行くと鳥獣センターから千代田湖方面に行けるという。道なりに行くと、話に聞いたことがある、武田氏の烽火台跡があった。敵が迫って来た時にこの台から烽火を炊いて知らせたというものだ。その先に道標あり、まず湯村山へ行ってみる。かつての城跡で、山頂にはあずまやが建てられており、甲府盆地を一望できる。戻って今度は千代田湖側へ行く。こちらも良く整備された道、木の階段あり、石畳の道ありと、散策には打ってつけのコースだ。途中には咲き始めたヤマツツジや、スミレ、イカリソウなどが咲いていた。そして、コブをひとつ越えて登りになった途中に立派な休憩所が立ち、そこから少しで以前に夜景と富士山を撮影した八王子山(白山とも呼ぶらしい)に到着した。あちらこちら見回りながらゆっくり歩いたので、ここまで2時間かかった。
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整備の行き届いた遊歩道。道脇にはヤマツツジがほころびはじめる。
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道端に咲いていたアケボノスミレ
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八王子山(白山とも言うらしい)、春の芽吹き。 直下に立派な休憩所が建つ。
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八王子山からの眺望。歩いてきた湯村山からの尾根を振り返る。新緑と桜が春の雰囲気をかもし出す。
八王子神社の裏側にまわりこみ、やや急な斜面を下りると、初めて見る白い花、イワカガミの白花だと思っていたら、後に虫林師匠に見せたところ、ヒメイワカガミの変種、カイイワカガミだった。八王子山の千代田湖側斜面にたくさん咲いていて、ちょうど満開、見頃を迎えていた。先週のカタクリに続いてこんな近場でこんな花に出会えるとは、やはり歩いてみるものだ。そのまま千代田湖へは下りずに山の上の道を太良峠側に進み、県道に下りる。その先の武田の杜遊歩道の入口がわからず、「横断注意」の道標がある道へ入ってみると、一見遊歩道らしく良く整備されているのだが、行き着いた先は青年の家キャンプ場のフェンス。これに沿って行くと途中で曲がって青年の家には行けるのだが、道なりに行くとそのまま登ってきた道に戻ってしまった。単なる回遊道、ちょっとむかつきながら県道を下りて行くと、途中の太良峠の展望台より下、鳥獣センターに近い位置に武田の杜の大きな看板(地図)があった。これが入口、千代田湖から来るよりは鳥獣センター経由で来るほうがはるかにわかりやすい。
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カイイワカガミ 八王子山の千代田湖側にたくさん咲いていた.
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千代田湖側の眺望。中央の大きな山塊が茅ヶ岳、左が雪を被った八ヶ岳、右が曲岳と太刀岡山。
道に入って5分ほど歩くと、両側に花壇のような真っ白なお花畑が目にとまる。近付いてみると、イチリンソウの群落。お目にかかるのは2年前に深草観音で3輪咲いているのを見て以来だ。可憐で上品なこの花に出会えてまた感激。さらに進むと道沿いにたくさんのジュウニヒトエの花が満開、アカネスミレやホタルカズラにも会えた。小松山園地に到着したのは午後3時、ずいぶん寄り道した。ここで遅い昼食をとる。積翠寺の自宅まではここから約2時間、明るいうちに十分到着できるのだが、緑ヶ丘に置いてある車を回収に行くのが面倒だ。どうするか考えながら歩いていると、ふと鳥獣センターの方角に延びている地図に載っていない道を発見。これを行けば太良峠に登る県道に出るに違いない。その道をいってみることにした。しっかりとした道で、林の中には植物の名前を書いた立て札や、木には説明が書かれた看板がつけられている。普通の遊歩道ではなさそうだ。20分ほど歩くと広場のようところに出て、大きな看板が立てられており、見ると「北中学校学校林」と書かれていた。川を渡る橋の出口には鎖が施されてあり、そこを乗り越えて看板を見ると、「私有地につき立入禁止」と書かれていた。出た場所は太良峠ふもと、花園病院の向かい側あたりだった。近場の山でも、山の中には知らない道や林がたくさんあるものだ。歩くたびに新たな発見がある。
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イチリンソウ群落。この花に出会えるとは思ってもいなかった。
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清楚で可憐なイチリンソウの花
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ジュウニヒトエの花。花を何枚も重ねたように見えることからこの名がある。
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小松山園地から湯村山・南アルプス方面の眺望。本日はここまで、残りわずかで武田の杜遊歩道全周がつながる。
そこからは道を聞きながら緑ヶ丘運動公園への最短の道を歩く。途中に小さな池があり、そこで釣りをしている人がいたのには驚いた。4時半、車に到着、予定のコースは歩ききれなかったが、新たな発見のある実り多き散策だった。
春の陽射しが降り注ぐ暖かい陽気となり、甲府盆地の桜ももうほとんど終わってしまった。春霞のために富士山や星空はいまひとつ。先週の武田の杜遊歩道東側に続いて、今回は緑ヶ丘運動公園から湯村山、千代田湖を越えて積翠寺まで行く西側の遊歩道を歩いてみることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ca/e02cea83f35fafe291881400def40178.jpg)
緑ヶ丘運動公園体育館横の駐車場に車を止める。愛車マークⅡからラッシュに変えました。今度は林道も走れそう。
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湯村山の烽火台。武田氏が敵に攻められた時の連絡手段として使用した。
緑ヶ丘運動公園の体育館裏側に車を止めて午前11時出発。十数年甲府に住んでいて初めて歩く道なので、入口が良くわからないが、とにかくすぐ上に見える湯村山に向かって行けば着くはず。公園奥のゲートボール場横から入ると、すぐ上のアスファルトの道に出た。その道は尚古園という老人ホームに行く道で、途中に山の中に入って行く道があったのでそれを登って行くと、その上にもう1本アスファルトの道があった。これが武田の杜遊歩道の本線らしい。途中には花壇やトイレが整備されており、散歩していた老人に尋ねると道なりに進んで左に行くと湯村山、右に行くと鳥獣センターから千代田湖方面に行けるという。道なりに行くと、話に聞いたことがある、武田氏の烽火台跡があった。敵が迫って来た時にこの台から烽火を炊いて知らせたというものだ。その先に道標あり、まず湯村山へ行ってみる。かつての城跡で、山頂にはあずまやが建てられており、甲府盆地を一望できる。戻って今度は千代田湖側へ行く。こちらも良く整備された道、木の階段あり、石畳の道ありと、散策には打ってつけのコースだ。途中には咲き始めたヤマツツジや、スミレ、イカリソウなどが咲いていた。そして、コブをひとつ越えて登りになった途中に立派な休憩所が立ち、そこから少しで以前に夜景と富士山を撮影した八王子山(白山とも呼ぶらしい)に到着した。あちらこちら見回りながらゆっくり歩いたので、ここまで2時間かかった。
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整備の行き届いた遊歩道。道脇にはヤマツツジがほころびはじめる。
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道端に咲いていたアケボノスミレ
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八王子山(白山とも言うらしい)、春の芽吹き。 直下に立派な休憩所が建つ。
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八王子山からの眺望。歩いてきた湯村山からの尾根を振り返る。新緑と桜が春の雰囲気をかもし出す。
八王子神社の裏側にまわりこみ、やや急な斜面を下りると、初めて見る白い花、イワカガミの白花だと思っていたら、後に虫林師匠に見せたところ、ヒメイワカガミの変種、カイイワカガミだった。八王子山の千代田湖側斜面にたくさん咲いていて、ちょうど満開、見頃を迎えていた。先週のカタクリに続いてこんな近場でこんな花に出会えるとは、やはり歩いてみるものだ。そのまま千代田湖へは下りずに山の上の道を太良峠側に進み、県道に下りる。その先の武田の杜遊歩道の入口がわからず、「横断注意」の道標がある道へ入ってみると、一見遊歩道らしく良く整備されているのだが、行き着いた先は青年の家キャンプ場のフェンス。これに沿って行くと途中で曲がって青年の家には行けるのだが、道なりに行くとそのまま登ってきた道に戻ってしまった。単なる回遊道、ちょっとむかつきながら県道を下りて行くと、途中の太良峠の展望台より下、鳥獣センターに近い位置に武田の杜の大きな看板(地図)があった。これが入口、千代田湖から来るよりは鳥獣センター経由で来るほうがはるかにわかりやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c6/bfba146b8f86a298b7185c0d49e57a89.jpg)
カイイワカガミ 八王子山の千代田湖側にたくさん咲いていた.
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千代田湖側の眺望。中央の大きな山塊が茅ヶ岳、左が雪を被った八ヶ岳、右が曲岳と太刀岡山。
道に入って5分ほど歩くと、両側に花壇のような真っ白なお花畑が目にとまる。近付いてみると、イチリンソウの群落。お目にかかるのは2年前に深草観音で3輪咲いているのを見て以来だ。可憐で上品なこの花に出会えてまた感激。さらに進むと道沿いにたくさんのジュウニヒトエの花が満開、アカネスミレやホタルカズラにも会えた。小松山園地に到着したのは午後3時、ずいぶん寄り道した。ここで遅い昼食をとる。積翠寺の自宅まではここから約2時間、明るいうちに十分到着できるのだが、緑ヶ丘に置いてある車を回収に行くのが面倒だ。どうするか考えながら歩いていると、ふと鳥獣センターの方角に延びている地図に載っていない道を発見。これを行けば太良峠に登る県道に出るに違いない。その道をいってみることにした。しっかりとした道で、林の中には植物の名前を書いた立て札や、木には説明が書かれた看板がつけられている。普通の遊歩道ではなさそうだ。20分ほど歩くと広場のようところに出て、大きな看板が立てられており、見ると「北中学校学校林」と書かれていた。川を渡る橋の出口には鎖が施されてあり、そこを乗り越えて看板を見ると、「私有地につき立入禁止」と書かれていた。出た場所は太良峠ふもと、花園病院の向かい側あたりだった。近場の山でも、山の中には知らない道や林がたくさんあるものだ。歩くたびに新たな発見がある。
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イチリンソウ群落。この花に出会えるとは思ってもいなかった。
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清楚で可憐なイチリンソウの花
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ジュウニヒトエの花。花を何枚も重ねたように見えることからこの名がある。
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小松山園地から湯村山・南アルプス方面の眺望。本日はここまで、残りわずかで武田の杜遊歩道全周がつながる。
そこからは道を聞きながら緑ヶ丘運動公園への最短の道を歩く。途中に小さな池があり、そこで釣りをしている人がいたのには驚いた。4時半、車に到着、予定のコースは歩ききれなかったが、新たな発見のある実り多き散策だった。
普段見慣れている風景なのに、よっしーさんの撮っ
た写真だととてもいいとこに見えるなー(w
八王子山から下って県道を渡ってからの青年の家
キャンプ場のフェンス、おいらもだまされました。
けっこう立派な道がついていますもんね。
おいらは北の方角に行きたかったので、しばらく
フェンス添いに行ってから強行突破を試みました
が大失敗して時間の無駄だった経験があります。
『武田の杜』の遊歩道でしたら、よっしーさんが
行ったように県道をちょっと下って展望台の脇から
入るのですが、おいらのおすすめは、千代田湖から
大正池へアスファルトを歩いて、金子峠から淡雪山
、興因寺山を経て、西田観音の塚原方面か積翠寺方
面へ下るか、もしくは興因寺山から武田の杜の古湯
坊方面もいいですね。
それと、こばとしさんのお勧めコース、時間があれば自宅から稜線上を歩いて武田の杜遊歩道で戻りたかったのですが、午前中回診すると昼近くになってしまうので今回のコースを選びました。まだ歩いていない部分を機会見て歩いてみます。