山地帯から亜高山帯にかけての湿気のある岩場に生育する多年草である。花期は5~6月。奥秩父、南アルプス、八ヶ岳に生育するものをクモイコザクラとする書もあるが、山梨県レッドデータブックでは御坂山塊に生育しているものもクモイコザクラとして取り扱っている。クモイコザクラとコイワザクラの違いは葉の大きさと切れ込みの深さ、葉と茎の毛の量と言われているが場所によって様々で区別できないものがある。
クモイコザクラ 平成26年5月 南アルプス鞍掛山で撮影
同上
同上 やや湿った岩の隙間を好んで生育している。
令和1年6月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。
同上 岩の隙間に生育
同上 南アルプスの個体は葉が大き目で葉の毛が少ないが葉脈が窪んで目立つ傾向がある。
令和1年5月 八ケ岳地獄谷で撮影
同上 この場所では岩壁から垂れ下がるように生えている。
同上 八ヶ岳の個体は葉が大きくて毛が少なく、葉脈があまり窪まずに平らな葉のものが多い。
平成30年6月 瑞牆山で撮影。高い岩の隙間に生えていて近付けず。画像で見る限りでは葉の様子は八ケ岳のものに似ている。
令和2年6月 奥秩父山系乾徳山で撮影。
同上 この場所は個体数が少ない。
同上 ここにある個体は葉が小さ目で毛が生えており、葉脈が目立つ。奥秩父山系ではあるがコイワザクラに近い形態をしている。
おそらくは高度や気温、地質などの環境により地域的な変化のある同じ種類の花を見ているのではないかと考えている。さらに観察と検討を続けたいと思う。
➡山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧
⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
クモイコザクラ 平成26年5月 南アルプス鞍掛山で撮影
同上
同上 やや湿った岩の隙間を好んで生育している。
令和1年6月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。
同上 岩の隙間に生育
同上 南アルプスの個体は葉が大き目で葉の毛が少ないが葉脈が窪んで目立つ傾向がある。
令和1年5月 八ケ岳地獄谷で撮影
同上 この場所では岩壁から垂れ下がるように生えている。
同上 八ヶ岳の個体は葉が大きくて毛が少なく、葉脈があまり窪まずに平らな葉のものが多い。
平成30年6月 瑞牆山で撮影。高い岩の隙間に生えていて近付けず。画像で見る限りでは葉の様子は八ケ岳のものに似ている。
令和2年6月 奥秩父山系乾徳山で撮影。
同上 この場所は個体数が少ない。
同上 ここにある個体は葉が小さ目で毛が生えており、葉脈が目立つ。奥秩父山系ではあるがコイワザクラに近い形態をしている。
おそらくは高度や気温、地質などの環境により地域的な変化のある同じ種類の花を見ているのではないかと考えている。さらに観察と検討を続けたいと思う。
➡山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧
⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
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