日当たりのよい暖地の林内を好んで生育する常緑つる性植物である。雌雄異株。葉は互生し有柄、葉身は長楕円形で長さ4 ~ 10㎝、やや革質、表面は光沢があり、低い鋸歯がある。花は広鐘状、葉腋より垂れ下がる。花被片は 8 ~ 17 枚あり、黄白色。果実は集合果で径 2 ~ 3㎝の球形、秋に紅熟する。花期は 8 月。関東以西に分布し、県内では身延町以南に分布している。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー :なし
ツル性の植物サネカズラ 2024年8月 南部町で撮影
まだ蕾のサネカズラ
もうすぐ咲きそうな蕾
黄色い花が咲いているのは雄花
サネカズラの雄花。中心部分は赤い。
結実しかけたサネカズラの雌花。花弁はもう脱落している。小さな雌しべが見える。
結実したサネカズラ 令和4年10月 南部町で撮影
左が赤く熟したサネカズラの実、右はまだ熟していない。
紅熟した実