山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

春を待つ三ツ峠  平成20年4月2日

2008年04月09日 | 御坂・毛無・天子山系
  平成20年4月2日 天候晴れ

 2日前の3月31日に甲府盆地では冷たい雨が降った。三ツ峠ライブカメラの映像を見ると、山の上は雪、河口湖でも5cmほどの積雪があったという。おそらく今シーズン最後の雪、2日遅れて三つ峠に登る。
 御坂天下茶屋下の登山口に車を止め、朝5時から歩き始める。その時間にはなんとなくあたりが薄明るくなり始めていて、薄雲がかかっているのか星はほとんど見えない。登りはじめから登山道は凍っているがアイゼンを必要とするほどではない。30分も歩くと明るくなり、ヘッドライトは不要となる。ちょうど1時間で山荘に到着したが、その頃には既に陽が昇り、朝焼けのいちばん良い時間は過ぎてしまっていた。相変わらず足遅い!しかし、最近の富士山はおかしい。冷えた朝なのに何やら1枚ベールがかかったように霞んだ富士。帰り際に山荘の女将さんと逢ったが、今朝の富士山はあまり焼けず、良くなかったと言っていた。甲府では桜の花満開だが、三つ峠はまだ積雪20~30cmほどある。しかし、降り注ぐ柔らかな陽射しが春の訪れを感じさせてくれる。

    定番、三つ峠からの富士


    雪の残る裸山


    御巣鷹山から見る富士山

 大きな電波塔の立つ御巣鷹山に移動、某雑誌で樹氷の三つ峠からの写真を見たが、おそらくこのあたりから撮影したものだろう。良い条件で写真を撮るのは難しい。これで4度目の三つ峠なのだが、気に入った写真は1枚も撮れていない。帰りは裏側から山頂に登り、眺望を楽しむ。天気が良く、雪化粧した御坂山塊の上に南アルプスがずらりと並ぶ。裏側には八ヶ岳と金峰山、眺めは良好だ。8時半、持って行ったハンバーガーをかじりながら早々に下山した。今度はさそり座と天の川を入れて富士山を撮りたいが、富士吉田の明りが邪魔になるかもしれない。

    御坂山塊と南アルプス  中央の大きな山が御坂最高峰、黒岳。


    三つ峠山頂


    春を待つ三つ峠尾根

(この1週間後に再び三つ峠は雪が降り、ライブカメラで見ると尾根は真っ白に雪化粧していました。)

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