未明3時半に北岳北峰に登り、いちばんのお目当てだったカノープスが南峰の右側に現れるのを写真だけでなく肉眼でも確認した。南の低空に現れるカノープスは霞が出たり雲が湧いたりするとすぐに見えなくなってしまうのでなかなか肉眼で見るのは難しい。昨年10月の連休には甲斐駒ケ岳黒戸尾根から北岳の左脇に輝くカノープスを撮影したがその時は肉眼で確認することは出来なかった。北岳南峰からならば農鳥岳あたりに昇って来るカノープスを見るのはさほど難しく無いであろうが、今回は角度的に見えるかどうか微妙な北峰からの観察だったので、この星が見えた時の感動はひとしおだった。日の出まで北峰で撮影に熱中し、南峰(北岳山頂)を越えて八本歯のコルを経由して下山することにする。

薄明の北岳に輝くシリウスとカノープス

北岳北峰から見る日の出

雲海を照らす朝日

富士山と朝日

雲海の甲斐駒ケ岳

朝日射す間ノ岳

北岳と雲海に浮かぶ富士山

雲海広がる鳳凰山

混雑する北岳山頂と甲斐駒ケ岳。ここは休まずにスルーしてその先の岩陰で朝食と休憩をとる。

雲海迫る間ノ岳

別の場所から間ノ岳

雲海の彼方に浮かぶ富士山

別の場所から雲海と富士山

雲湧き上る間ノ岳
トラバース道に下りる途中から寝不足の疲れが出てきた。気温が上がってきたこともあるが異様に汗をかく。あまりゆっくりしているとますます疲れが出てきそうなので早く下山したいところだが、なかなかピッチが上がらない。さらに買い換えてまだあまり経っておらず履き慣れていない靴のつま先が痛くなってきた。八本歯のコルから下のハシゴを慎重に下り、さらにその先の二又までの石ゴロゴロの道は果てしなく長く感じた。なんとか午後2時のバスに間に合ったが、バスは混んでいて立ち乗りになりそうな気配だったので乗り合いタクシーに乗って芦安まで帰ってきた。
寝不足、かつ体力不足でヘロヘロ状態での下山となったが、それでもミッションである高山性のシダの探索は行ってきた。岩の間を覗き込んだり変なところを歩いたりしている私は登山者から見るとかなり変なおっさんに見えたことだろう。

9月に訪れた際に見つけたタカネシダ。あたりを探してみたら大株が何株も見つかった。

胞子嚢群は葉の真ん中近くどころか、葉の裏に山盛りになっていた。

探していたのはこんな感じのシダではないか?

数は少なかったが岩の間から姿を現した大株を発見。

枯れかけていて確定は出来ないが胞子嚢群は葉の周辺に寄っている。おそらく間違いないはず・・・。
探していた高山性のシダと思われるものを発見したが枯れかかっていて確定には至らなかった。しかし、標高2,800mから3,100mの高地に生えるシダはそれなりに限られてくるのでおそらくはこれで間違いないのではないかと思う。また来年会いに来よう。
これにて、今回の北岳のミッションはコンプリート。

薄明の北岳に輝くシリウスとカノープス

北岳北峰から見る日の出

雲海を照らす朝日

富士山と朝日

雲海の甲斐駒ケ岳

朝日射す間ノ岳

北岳と雲海に浮かぶ富士山

雲海広がる鳳凰山

混雑する北岳山頂と甲斐駒ケ岳。ここは休まずにスルーしてその先の岩陰で朝食と休憩をとる。

雲海迫る間ノ岳

別の場所から間ノ岳

雲海の彼方に浮かぶ富士山

別の場所から雲海と富士山

雲湧き上る間ノ岳
トラバース道に下りる途中から寝不足の疲れが出てきた。気温が上がってきたこともあるが異様に汗をかく。あまりゆっくりしているとますます疲れが出てきそうなので早く下山したいところだが、なかなかピッチが上がらない。さらに買い換えてまだあまり経っておらず履き慣れていない靴のつま先が痛くなってきた。八本歯のコルから下のハシゴを慎重に下り、さらにその先の二又までの石ゴロゴロの道は果てしなく長く感じた。なんとか午後2時のバスに間に合ったが、バスは混んでいて立ち乗りになりそうな気配だったので乗り合いタクシーに乗って芦安まで帰ってきた。
寝不足、かつ体力不足でヘロヘロ状態での下山となったが、それでもミッションである高山性のシダの探索は行ってきた。岩の間を覗き込んだり変なところを歩いたりしている私は登山者から見るとかなり変なおっさんに見えたことだろう。

9月に訪れた際に見つけたタカネシダ。あたりを探してみたら大株が何株も見つかった。

胞子嚢群は葉の真ん中近くどころか、葉の裏に山盛りになっていた。

探していたのはこんな感じのシダではないか?

数は少なかったが岩の間から姿を現した大株を発見。

枯れかけていて確定は出来ないが胞子嚢群は葉の周辺に寄っている。おそらく間違いないはず・・・。
探していた高山性のシダと思われるものを発見したが枯れかかっていて確定には至らなかった。しかし、標高2,800mから3,100mの高地に生えるシダはそれなりに限られてくるのでおそらくはこれで間違いないのではないかと思う。また来年会いに来よう。
これにて、今回の北岳のミッションはコンプリート。
奇跡を丸くとか、宇宙ステーション、カノープス。 盛りだくさん。
この映像は次回の発表会でも披露されるのでしょうかね。楽しみにしております。
まさか、最後にハプニングはないですよね⁈(笑)
ハプニングといえば・・・一緒に北峰で朝の景色を撮ろうと言っていたカメラマンの方が途中で体調不良(私と分かれた直後らしい)を起こして翌朝ヘリで救助されたそうです。同行していた女性の方がテントを持っていてビバークしたらしいです。私も一歩間違ったら・・・と思ってしまいました。脱水で夜中に左手の指が攣ってなかなか寝られなかったです。
それに肩の小屋付近から見る甲斐駒もカッコイイですね。
また北岳に行きたくなりました。
素晴らしい天体ショー感動しました。
例のシダ
少し枯れテンダの判定
鱗片が片寄っテンダ
葉裏の鱗片と毛が多くケバケバしテンダ
恐らくあっテンダろう?