後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

山中湖、三島由紀夫文学館

2008年05月22日 | 旅行記

Dscn3964

Dscn3966 Dscn3959 Dscn3965 Dscn3967 小説にも出来の良いものと悪いものがある。出来の良いものは3つの条件を満たしている。反対される方も多いかも知れない。でも、これが自分の尺度である。1)分かり易い言葉と文章で書いてある、2)ストーリーの展開が面白くドラマチックである、3)人間への洞察が深く、人間とはどういうものかが描いてある。最近の色々な文学賞の受賞作はまず文章が分かり難い。それにストーリーの展開がない。これを冷静に考えると最近の小説の優劣の基準は異なって来たと理解できる。

まあ、時代が変われば価値観も変わる。それも良い。

昔から文学好きの家人は現在の小説も読んでいる。議論はしない。しかし旅に出れば色々な文学館に寄る。山中湖へ遊びに行くと三島由紀夫文学館へ行く。「山中湖文学の森」の中に三島由紀夫文学館と徳富蘇峰記念館が並んで建っている。こいう組み合わせは合点が行かぬので蘇峰さんの方は失礼することが多い。

三島由紀夫こそノーベル文学賞を貰うべきだったと、小生は今でも残念に思う。上の3条件を満たしているのは当然だが、国際的に比較してもその芸術的香りの高さは抜群ではないかと感じている。彼の文学館の中庭にあるギリシャの彫刻が普遍的な価値があるように、三島文学にも普遍的な価値が高い。

家人のお付き合いで訪問した文学館で忘れがたい印象があったのは以下の通りである:

世田谷区の芦花公園にある徳富蘆花記念館、加賀様の元別荘にある鎌倉文学館、横浜、港の見える公園にある神奈川近代文学館、小諸市の藤村記念館、花巻市にある宮沢賢治記念館、岡山文学館の中の内田百閒記念室、石川四高記念文化交流館と泉鏡花文学館、松江市の小泉八雲記念館などなど。作品と作家の生活は別もので、混同してはいけないと言うが、作家の生活の様子を知ると作品に親近感が湧くのも事実だ。(終わり)

写真説明:上の大きな写真と続く3枚は三島由紀夫文学館の内外であり、最後の写真は徳富蘇峰記念館の建物である。

撮影日時:5月16日午後2時頃 撮影場所:山中湖南岸にある「山中湖文学の森」にて


水面に揺らぐ新緑のかげ

2008年05月22日 | 写真

Dscn4120

Dscn4074 Dscn4076 Dscn4088 Dscn4089 Dscn4118 Dscn4119 Dscn4123 Dscn4124 Dscn4124_2 Dscn4072

水面にゆらゆらと揺れる新緑の木々や山並みの印象を表現しようとしました。我ながら下手な写真ばかりですが、今後の精進のために敢えて掲載いたしました。下手な写真をご覧になりたくない方はパスなさって下さい。(終わり)

撮影日時:5月21日(水)午前10時から午後3時、

撮影場所:山梨県北杜市武川町柳沢地区


昔お世話になった人の家の花々

2008年05月22日 | 写真

Dscn4081

Dscn4078 Dscn4080 Dscn4082 Dscn4084 Dscn4085 Dscn4093 Dscn4095 Dscn4098 Dscn4104 Dscn4106

1973年に山梨の山林の中に小屋を作ったとき大変お世話になったHさんの家に寄ってみた。花々が好きで冬以外は庭の花々を絶やさない小母さんが居た。ご主人は種卵専門の養鶏をしていた。普通の卵の2、3倍大きい種卵を何度も貰い、山小屋の朝食が豊かになり楽しかった。満州からの引き上げの苦労にも拘わらず明るく親切な夫婦である。それから、しばらくして訪ねると、小母さんが独りいて、「主人はこんなふうになりました」と新しい仏壇を指さした。あんなに明るくて元気な彼が死んでしまうとは。言葉に詰まった。息子が1人いて当時は東京で建設重機の運転をしているという。あれから茫々35年。昨日、久しぶりに寄って見た。当時、重機の運転をしていて、会ったことの無い息子が出てくる。小母さんは元気だが、定期検査で留守だという。昔話をしてから写真を撮らせてもらう。

相変わらず庭には花が絶えない。梅も櫻も、そして棚の藤も散った後だが、オオデマリ、ジャーマンアイリス、デージー、ボタンなどが咲き誇っていた。

「小母さんが居るとき、又来ます」と言って帰る。(終わり)

撮影日時:5月21日午前11時頃。


キノコ栽培の試み

2008年05月22日 | うんちく・小ネタ

Dscn4113

鬼家雅雄さんからシイタケ菌を植えつけた雑木丸太5本とナメコ菌植え付けの丸太1本を貰って来た。太く重い丸太6本を車まで運ぶのに往生した。伐採、丸太作り、キノコ菌植え付けをした鬼家さんの数ケ月にわたる、ご苦労へ頭が下がる。

聞けばシイタケは簡単で秋になると食べ切れないほど出て来るという。

我が家の裏庭に丸太を並べ。さて水かけはどうしようか?と、迷う。教わった(株)秋山種菌研究所へ電話する。営業担当の秋山直司さんが親切に色々教えてくれた。「種菌のついた小さな木栓や種菌混合オガクズは通信販売しています」「だれでも雑木丸太への埋め込みまでは丁寧にします」「素人さんは、その後、毎日見て乾燥したら水を如雨露でかけるのを忘れて枯らしてしまいますね」「梅雨明けに丸太の切り口を注意深く見ると白い菌粉が出ていればキノコ菌が丸太内部にシッカリ繁殖したという証拠です」、「そしたら、水掛けを忘れなければ必ずシイタケが秋にいっぱい出てきますよ」「プロの農家は他の作物を毎日観察するついでにシイタケ丸太も観察します。水を切らせません。素人はそれが出来ないのです」

シイタケ種菌を雑木原木へ植え付ける作業は簡単だそうだ。電動ドリルが使えて、直径9ミリくらいで深さ20ミリの穴を多数開けられる人なら誰でも出来る。

上の大きな写真の丸太にポツポツと丸いものが見える。シイタケ種菌オガクズを詰めて、蝋で封したものである。写真は鬼家さんが植えつけた丸太を2ケ月ほど日陰に寝かせたものである。この中から6本の原木を頂いてきた。

種菌の植付け方法の詳細は鬼家さんおブログの2008年4月1日、2日、4日に掲載された3回の記事で説明してある。鬼家さんのブログのURLは左外欄の一番上にあります。

秋山種菌研究所のURLは、http://www.mushroom.co.jp/index.htm です。

電話して秋山直司さんと直接話せると勘所を明快に教えてくれます。我々素人の失敗する原因を良くご存知です。秋になってシイタケが出ても、失敗しても、ご報告します。(終わり)