江戸と甲府を結ぶ旧甲州街道は小仏峠の前後が昔のままに残り、ハイキングコースとして現在も多くの人々の為に役に立っている。現在の甲州街道は八王子の西から旧街道から大きく外れて、大垂水峠(おおたるみとうげ)を通っている。従って、駒野木宿、小仏宿、峠を越えた小原宿までは昔の古い山道がそのまま残っている。明治天皇が甲州へ行幸したときも小仏峠を越えていて、頂上に休憩を記念した石碑がある。また寛政7年(1795年)と刻み込んだ石の案内碑も峠の上にある。昨日は晴天。小仏宿の少し上にある駐車場まで車で行き、小仏峠まで40分で登ってきた。
上の左の写真は小仏宿のあった付近。現在もなんとなく宿場風の家が少し残っている。
真中の写真は駐車場から旧甲州街道の山道へ入った所。昼なお暗い木立の中である。
右端の写真は、えんえんと続く急坂の様子を示している。
左端の写真は峠の頂上より八王子方面を望んだ風景です。峠は鬱蒼たる樹海の中にあります。
真中の写真は明治天皇が一休みして抹茶を飲んだところの記念碑です。
最後の写真は旧甲州街道の歴史案内で、駒木野宿、小仏宿、峠、小原宿、与瀬宿、吉野宿の配置が明解に描いてあります。なお、小原宿と吉野宿には記念展示館があり、このブログの6月11日掲載記事で詳しく紹介しました。JR高尾駅から小仏宿付近まではバスがあり、バスを利用した老人が多く散策していました。峠までは最後のバス停から50分ほどなので老人向けに丁度良いハイキングコースです。(終わり)