後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

春浅き仙石原湿生植物園の風景

2014年04月25日 | 写真

箱根は随分と寒い山です。昨日訪れた仙石原湿生植物園の木々はやっと芽吹き始めたばかりです。しかし水芭芭蕉や櫻や雪柳や連翹の花々が咲いていました。

湿地帯に咲く早春の花々の写真をお楽しみ下さい。

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馬場駿著(Amazon Book)「孤往記」-愛おしき蒼さのなかでーの著者による解説

2014年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログでは小生の友人であり、小説家の馬場駿の作品を何度もご紹介して来ました。

その記事の一覧は、「小説家、馬場駿に関してこのブログに掲載した記事の一覧」に御座います。末尾に添付してあります。

「弧往記」については3月8日の掲載記事でご紹介しました。

しかし最近、著者ご本人による解説が「北杜市・自然の中で」(http://sizen068.blog95.fc2.com/)に掲載されました。大変明快に著者自身の気持ちが描かれているので以下に転載させて頂きました。

=====「孤往記」の著者自身による解説===============

 孤り往くの記で『孤往記』なのだが、沢山の知己を得て心身症を治していく19歳の主人公駿、孤独には見えない。9歳のとき父と母から捨てられ事実上天涯孤独となることから孤(ひと)りを使っている。
 静岡県伊東市の同人誌『岩漿』に10年以上に亘って連載したものを今回、Amazon本で販売するために纏めたもの。歳月を経て文体も少し変化するので、統一しようかと迷ったが、「文中文」や地の文の変化もまた駿の成長にリンクしているのでそのままにした。
これは小説であって「自伝」ではない。読み進むとアルバイトの細部に亘る描写などで誤解する人が多いが、内容が具体的なのは筆者が実際に体験したからで、言わば原体験があるからだ。
 誰もが青春時代に経験する、未熟なゆえに味わう切ない想い、「夢」や目標に向かってひた走る情熱、「大人」になるために味わう再三再四の挫折。読者にそうしたものを思い出して欲しい。
 何十年も前だが、いまも「心の師」と仰ぐ人からこういう言葉を頂戴した。「心で来る人には心で返せ。打算で来る人には打算で返せ。これを間違えると人生の中で大怪我をする」
この小説は、打算ではなくひたすら心で他人(ひと)に対した駿が、それゆえに傷つき悩み、また、それゆえに歓喜の涙を味わう「成長記録」でもある。どのような状況に陥っても相手に対する信頼を確信をもって保持する「絶対信頼」。それを小説の中で駿と美和、駿と菜穂子を使って表現したかった。
 いま自らの目で読み「蒼さ」を自覚しつつも敢えて出版した動機は、一言で言い尽くせる。
「ご一緒に青春時代を、心で旅してみませんか」(筆名馬場駿:木内光夫)

===小説家、馬場駿に関してこのブログに掲載した記事の一覧===

3月8日掲載記事:小さな幸せが大きな幸福へ(6)旧友の本の発売に感じる小さな幸せ

連載小説、馬場 駿著、「雪積む樒」(ゆきつむしきみ)、その4、亡き母を始めて受け入れ、懐かしく思う

連載小説、馬場 駿著、「雪積む樒」(ゆきつむしきみ)、その3、亡父は、酒好き、女好き、怠け癖
連載小説、馬場 駿著、「雪積む樒」(ゆきつむしきみ)、その2、母の危うい姿
連載小説、馬場 駿著、「雪積む樒」(ゆきつむしきみ)、その1、母の遺稿集を編集する
総合文芸誌、「岩漿」第21号のご紹介です
馬場 駿 著、「夢の海」の紹介・・・旧友の小説
ブログに掲載したあなたの文章を「岩漿」という文芸誌で活字にしてみませんか?

小説家、馬場 駿のドラマチックな生の軌跡

川越城の本丸御殿の改修が終わりました

馬場 駿 著、単行本、「夢の海」の紹介・・・旧友の小説

馬場駿著「小説大田道灌」の読後感 (2007年11月掲載記事)


趣味としての宗教あれこれ(3)オバマさんが何故、靖国神社でなく明治神宮に参拝した明快な理由

2014年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

趣味として宗教のことをあれこれ調べていると、何故、オバマさんが靖国神社でなく明治神宮に参拝したかがよく理解出来るのです。その理由が明快に分かるのです。

靖国神社は他国に無い日本固有の宗教施設です。全ての戦争犠牲者を一緒に祀っているのです。A級戦犯も B級戦犯も特攻隊で敵艦へ体当たりした者も南方の島々で飢え死にした兵士も一緒に祀っているのです。

日本人の靖国神社に対する考えかたはいろいろですが、強いて大別すれば以下の3つくらいに整理されます。

(1)戦犯といえども日本の隆盛を願い米英と戦ったその動機は正しかったのです。ですから彼等には罪はありません。従って彼らの霊を慰めるために全ての日本人は参拝すべきです。どだい戦勝国による東京裁判などは間違っています。

(戦後レジームからの脱却を主張する安倍総理はじめを多くの保守系国会議員などがこの考えです。)

(2)無能な戦争指導で200万人以上の若い日本人を死に追いやったのですからその責任は取るべきです。

彼らは武士らしく自刃すべきでした。それをしなかった軍指導者や政治家は靖国神社に祀るべきではありません。

そいう無責任な戦争指導者の祀ってある靖国神社には絶対に参拝に行きません。

(戦争で愛する家族を失った多くの人はこのような思いです。)

(3)日本軍の一部は朝鮮、中国、東南アジアで残虐行為をしました。そのような軍人たちも一緒に祀ってある靖国神社へは人道的な立場から絶対に参拝できません。

(平和主義者や人道主義者、そして共産党系の政治家他たちはこんな考えです。)

さて今回オバマ大統領が靖国神社でなく明治神宮を参拝した理由は(1)の理由です。過去にもアメリカ大統領が訪日した際に明治神宮を参拝しています。

しかし今回のオバマさんの明治神宮参拝には特に下の2つの強いメッセ-ジが込められているのです。

(1)戦後レジームをご破算にする安倍さんの主張は、当然東京裁判の否定を暗示しています。アメリカは絶対にそれを認めることが出来ません。安倍総理!、その考えを捨てなさいという強いメッセージが込められているのです。

(2)安倍総理の靖国神社参拝で中国が怒っています。アメリカは中国とは外交交渉で大国間の共存競栄の関係を築こうとしているのです。それなのに日本と中国の武力衝突の原因になるような安倍総理の危険な行動はアメリカの国益に反するのです。安倍総理の靖国神社参拝を厳禁したいという強いメッセージが込められているのです。

上記は個人的な私見です。しかし日本のマスコミはオバマさんが安倍さんと一緒に銀座の寿司屋に行ったとか、宮中晩餐会では抹茶アイスクリームが出たとかタレント記事のような事ばかり大々的に報じているのです。まったく寒心に堪えません。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

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===明治神宮を参拝するオバマ米大統領=24日午後、===
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来日中のオバマ米大統領は24日午後、東京都内の日本科学未来館(毛利衛館長)をケネディ駐日大使らと訪問した。オバマ氏は、頭を下げた二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」にお辞儀で返した。
 オバマ氏は同館で、約30人の高校生と大学生らを相手に短く演説。「皆さんのような若者の指先には新しい技術・力が宿っている。あなた方には限界はない」と語り掛け、気候変動やエネルギー、医療などに関する困難な問題を解決に導いてほしいとエールを送った。
 その後、明治神宮を参拝。流鏑馬(やぶさめ)などを見学した。現職の米大統領としては、1979年にカーター氏、83年にレーガン氏、2002年にブッシュ氏が参拝している。 
 オバマ氏は日本の次世代を担う若者や伝統と触れ合うことで、アジア太平洋へのリバランス(再均衡)政策の社会文化的な側面をアピールする狙いがありそうだ。(2014/04/24-20:46)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014042400565 より)

====参考資料:明治神宮とは?================

明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする神宮である。

面積約70万平方メートルの境内はそのほとんどが全国青年団の勤労奉仕により造苑整備されたもので、現在の深い杜の木々は全国よりの献木が植樹された。また、本殿を中心に厄除・七五三などを祈願を行う神楽殿、「明治時代の宮廷文化を偲ぶ御祭神ゆかりの御物を陳列する」宝物殿、「御祭神の大御心を通じて健全なる日本精神を育成する」武道場至誠館などがある。

明治天皇は崩御後、京都の伏見桃山陵に葬られたが、東京に神宮を建設したいとの運動が天皇を崇敬する東京市民(当時)から起こり、1914年(大正3年)になると天皇に縁の深かったこの地への神宮建設が決定した。造営は翌1915年(大正4年)から開始され、全国から13,000人もの国民が労力奉仕に自発的に参加した。鎮座祭は、1920年(大正9年)11月1日に行われた[

22万坪(約73ヘクタールに及ぶ広大な神域は、江戸時代初めには肥後藩藩主・加藤家の別邸であり、寛永17年(1640年)より彦根藩藩主・井伊家の下屋敷となっていたもので、この土地が1874年(明治7年)、買い上げられて南豊島御料地となっていた。

明治神宮は2010年(平成22年)現在、初詣では大晦日から正月三が日の間で300万人前後にものぼる日本一の参拝者を集めることでも知られる。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%A5%9E%E5%AE%AEより)

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下は初詣風景です。

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