後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

猪熊弦一郎の絵画を追加いたします

2014年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

今日の記事、小金井市美術館で明日、7日まで猪熊弦一郎展を開催しています・・・お見逃し無いように! の追加として彼の絵画を追加致します。

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 猪熊弦一郎の生涯:1902年生まれー1993年逝去、享年90歳。

  • 1902年 - 高松市に生まれ、丸亀市に転居。小学校の時から絵がうまく、学校の美術の授業で教師の代わりをする事もあった。旧制丸亀中学校(現・香川県立丸亀高等学校)卒業。
  • 1922年- 東京美術学校(現・東京芸術大学)洋画科に入学し、藤島武二に師事する。
  • 1926年 - 「婦人像」で帝展初入選を果たす。その後、「座像」で特選に選ばれるなどし、帝展無鑑査となる。
  • 1936年 - 帝展改組をきっかけに小磯良平、脇田和らと新制作派協会を設立する。
  • 1938年 - フランスに移り、アンリ・マティスの指導を受ける。この時、マティスに自分の絵の批評を請うと「お前の絵はうますぎる」と言われ、これを自分の画風が出来ていないと捉えて愕然とする。以来、自らの画風を模索する歳月を過ごすが、マティスの影響からなかなか抜け出せなかった。
  • 1940年 - 第二次世界大戦が勃発し、最後の避難船となった白山丸で帰国する。終戦後、田園調布純粋美術研究室を発足し、後進の指導にあたる。
  • 1951年 - 上野駅に壁画「自由」を完成。また、慶應義塾大学大学ホールの壁画「デモクラシー」と名古屋丸栄ホテルホール壁画「愛の誕生」で第2回毎日美術賞を受賞する。また、白地に赤で有名な三越の包装紙「華ひらく」のデザインも行ない、当時としては破格の報酬でも話題となった。
  • 1955年 - 活動の拠点をニューヨークに移す。この時期から画風は一気に抽象の世界に移っていった。また、この時期は、マーク・ロスコ、イサム・ノグチ、ジョン・ケージ、ジャスパー・ジョーンズなどさまざまな著名人と交友関係を深めたことでも知られる。
  • 1973年 - 脳血栓で倒れてニューヨークを離れ、1975年からは温暖なハワイで毎年冬をすごしながら創作活動を続けた。
  • 1980年 - 勲三等瑞宝章を受章する。
  • 1993年- 「祝90祭猪熊弦一郎展」で第34回毎日美術賞を受賞する。
  • 1993年、急逝。享年90。

  • 小金井市美術館で明日、7日まで猪熊弦一郎展を開催しています・・・お見逃し無いように!

    2014年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

    猪熊弦一郎展へ昨日行きました。内容の充実した油彩画53点とその他合計70点が展示されていました。深い満足感を持って帰宅できました。

    詳しくは、
    http://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/shiminbu/shiminbunkaka/hakenomori/inokuma.files/inokuma-press.pdf をご覧ください。

    会期:2014年7月19日(土)~ 9月7日(日)開館時間:10:00 ~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日・7月22日(火) ※7月21日(月・祝)は開館観覧料:一般600円 小中学生200円 ※未就学児および障害者手帳をお持ちの方は無料
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    下に展示作品を一点だけ示します。
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    マドマゼルM (1940年)油彩・カンバス、81.2x65.4
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    陽賜工房の恒例の秋のオープンガーデンのお知らせ

    2014年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

    主催者の原田聖也さんからご案内状を頂きましたので皆様へもご案内いたします。

    企画の内容は、山里の心地良いガーデンを開放して、参加者にゆっくり寛いで頂くというイベントです。参加自由、参加無料のイベントです。

    毎年、春と秋に開催しています。

    何方でもふるってご参加下さい。

    開放日:9月19日(金)と20日(土)の二日間。

    時間:午前10時から午後4時ころまで。

    場所:陽賜里(ひだまり)工房ガーデン:山梨県北杜市武川町山高3567-556

    連絡先:生活庭園県研究家、原田聖也:携帯電話:090-4170-0370

    E-mail: t-taraku@t-net.ne.jp

    ご参考までに2011年の春のオープンガーデンに家内と共に参加した折に撮った写真を以下に示します。

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    上の写真の右端が原田聖也さんです。その隣が原田さんの母上です。その左が小生です。この写真は家内が撮りました。

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    日本のインターネットの使用率増加と出版物の激しい減少

    2014年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

    インターネットは現在の生活のあらゆる分野で大いに利用されていて現代社会の必需品になっています。しかし1990年頃より以前はインターネットは殆ど利用されていなかったのです。ですから1990年以前の手紙は手書きが主で、公式の文書は活字印刷が普通でした。

    インターネットの使用の仕方の一部は、インターネットは高齢者向けの巨大な図書館 という記事で書きましたので今回は、インターネットの普及が与える本や雑誌等の出版物の部数や売り上げへの影響を書いてみたいと思います。

    大雑把な結論を言えばインターネットの普及によって本の出版部数が減少しました。そしてインターネットを利用して本を購入する人が増加した結果、本を店頭で売っている書店の経営が困難になったのです。

    このような大雑把な言い方をもっと定量的に正確なものにしたいと思い、いろいろな統計を調べました。出版産業にかんする統計は古い年度のものが多く困りました。その中から2011年までと2009年までの比較的新しいものを選びました。

    それらは信頼でき、とても見やすい統計結果です。

    他の資料は詳しすぎたり全体の趨勢を示していないかったりして判かにくいものでした。

    以下の2つを推薦したいと思います。

    (1)日本の総務省統計局の統計による資料http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc243120.html る。

    (2)「出版産業の現状」

    http://www.shuppan.jp/attachments/article/455/2012%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%8A%B6%E6%B3%811-4.pdf

    それでは(1)からインターネットの年度別の普及の増加の図面を見てみましょう。

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    この図によると2011年度には9、610人の日本人がインターネットを利用 していて、その総人口へ対する普及率は79.1%であることが分かります。

    しかし一方、65歳以上の高齢者のインターネット利用率は2006年度で男性が20%で女性が10%となっています。この問題は高齢者特有の問題であります。

    さてそれはさておき、次に出版物の販売推定金額と書籍の推定出版部数の推移をを見てみましょう。下に2枚の図面として示します。

    Img_0586

    この2つの図面は鮮明でありません。

    ぜひ http://www.shuppan.jp/attachments/article/455/2012%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%8A%B6%E6%B3%811-4.pdf をクックして、鮮明な図面をご覧下さい。

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    この2つの図面によると推定販売金額は1997年の2兆6000万円をピークにして、その後は急激な減少に転じています。

    そして「正規の取次ルート」を通して販売された書籍の販売部数は1986年、1987年、1989年の頃の約10万冊をピークにそれ以後は減少に転じています。

    さらに本屋さんの苦境を示すものが下の図面に示された新刊書の返品率です。Img_0588

    雑誌の返品率も書籍全体の返品率も1990年頃から増加し始め、2009年には雑誌の返品率は2009年には36%、そして書籍全体では41%となっています。

    以上のようにインターネットの普及は出版産業全般に大きな衝撃を与えているのです。

    今後の出版産業はどのように展開して行くのでしょうか分かりませんが、かなりの創意工夫が必要になっていることは明らかです。尚、インターネットが人間の考え方をどのように変えるかという問題はこれから考えてみたいと存じます。

    それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

    ===参考資料:高齢者のインターネットの利用の状況========

    下の表で高齢者とは65歳以上の人です。

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    高齢者の約6人に1人がインターネットを利用:http://www.stat.go.jp/data/topics/topi244.htm

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    年齢別、年度別のインターネット使用率:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc243120.html