後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

朝日新聞社長の謝罪とアメリカの新しい中東戦争の決断・・・重大な国内ニュースと国際ニュース

2014年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は重大な国内ニュースと国際ニュースがありました。どちらも大げさに言えば歴史的な方向転換のニュースです。

昨日の国内ニュースでは、朝日新聞の木村伊量社長が記者会見をして、福島原発事故後に東電社員が吉田所長の命令に反して逃げ出したという誤まった記事を掲載してしまったと謝罪したのです。

そして続いて慰安婦問題でも誤った記事を掲載し続け、またその事の訂正も非常の遅れたことも謝罪しました。

私はこの最近の一連の朝日新聞の謝罪の様子を見ながら、これは朝日新聞の営業方針の歴史的変換かも知れないと考えるようになりました。

朝日新聞は戦前は軍部に協力し、経営を安泰にし、戦後は政府権力に徹底的に反対することで販売部数を拡大してきました。そして共産主義的な記事を掲載し、日教組や知識人の支持を集め、日本を代表する高級なクオーリティー・ペーパーという名声を確立したのです。

高級なブランドが好きな日本人の好みにあわせ販売部数も増加させ、現在は下の表のように読売新聞についで第二位の790万部の発行部数を誇っています。

=======日本の新聞各社の発行部数=============http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%81%9E より。

順位紙名発行部数発行所
合計(うち夕刊のみ)
1読売新聞(讀賣新聞) 約992万部 (約346万部) 株式会社読売新聞東京本社
株式会社読売新聞大阪本社
株式会社読売新聞西部本社
2朝日新聞 約790万部 (約308万部) 株式会社朝日新聞社
3聖教新聞 約550万部

聖教新聞社

4毎日新聞 約341万部 (約105万部)

株式会社毎日新聞社

4 

中日新聞
東京新聞
北陸中日新聞
日刊県民福井
約338万部 (約82.6万部) 株式会社中日新聞社
5日本経済新聞 約302万部 (約161万部) 株式会社日本経済新聞社
6中日新聞 約273万部 (約56.6万部)

株式会社中日新聞社

新聞の発行部数は広告収入確保のために相当に水増ししていますので信用できません。

しかし朝日新聞は読売、毎日、中京系列新聞、日本経済新聞と並んで日本を代表する新聞であることは間違いありません。

朝日新聞が従来の反政府と共産主義シンパの経営方針を墨守していると、今後発行部数が減少の方向に変わると可能性があります。そこで経営陣は大きな路線変更の判断をしたと私は観察しています。

世の中は安倍政権の政策もあって右傾化の時代に入ったのです。共産主義は凋落したのです。こんな時代に掉させば朝日新聞の販売部数は減る一方です。

この辺で大胆に経営路線を変えないと現在の地位も凋落する恐れがあるのです。

ですからこそ社長会見までして大げさに謝罪したのです。しかし共産党シンパから軍国主義シンパへの路線の変化はそう簡単ではありません。年月がかかると思います。

今後の朝日新聞の変化を観察して行きたいと思っています。

さて、もう一つの重大な国際ニュースはアメリカはイスラム国への空爆をイラク国内に加えてシリア国内へも拡大する決定をしたことです。

空爆だけでなくイラクとサウジアラビヤへ合計1500人の軍事訓練要員を送り込みイスラム国との戦争を優位にしようとする決定をしたのです。

この決定にフランスに賛成し、空爆にフランス空軍も参加したいと発表したのです。

これは中東における新しい性格を持った戦争なのです。

イスラム国がその勢力をシリアとイラク北部に拡大し一つの国家として独立宣言しています。この動きに激しく反対しているのが現在のイラク政府、イラン政府、シリアのアサド政権、クルド人武装集団、アラブ首長国連合、サウジアラビアなどのイスラム諸国など数多くの国々がイスラム国を退治しようとしているのです。

この対立のまったく新しいことは、今まで敵同士として戦ってきた国や武装勢力が協力してイスラム国を抹殺しようと軍事作戦をしていることです。その上、この戦争にアメリがリーダーとなってに参戦すると言い出したのです。

これはオバマ大統領自身も言っているとうり過去のアフガニスタン侵攻やイラク戦争、そして湾岸戦争とは全く違う性質の戦争なのです。

戦争は悲劇です。中東に新しい難民が増加するのです。実に嘆かわしいことです。

今後、注意深く見守るべき新しい歴史だと私は考えています。下に関連の画像を示します。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

 As20140809000342_comml1_2

上の図の出典: http://www.asahi.com/articles/DA3S11291764.html

Hqdefault1

上はイスラム国の爆破攻撃の様子:出典は、

http://derstandard.at/2000003539275/Irak-IS-zerstoert-Grab-des-Propheten-Jonas