日本が主要国首脳会議G7に参加し始めたのは1975年11月のフランスの ランブイエで開催された第一回会議からです。そして今年は、ドイツのバイエルン州の美しい町で開催されます。その第41回 会議に安倍総理が出席します。
この主要国首脳会議はサミットG7とも呼ばれ、世界のもっとも重要な会議の一つになっています。
その来年の第42回会議は日本の伊勢志摩で開催されることに決まりました。
最近の日本人はこの会議に日本が出席することを当たり前のように思い、別に感動を覚えないようです。
しかし戦後の復興から経済の高度成長に一生懸命努力してきた年代の人々にとっては日本の参加に感動し、誇らしく思ったのです。これで日本の復興も実を結んだと達成感を持ったものでした。非常に嬉しかったのです。
特に、三木、福田、大平、鈴木、中曽根、鈴木、竹下という歴代の総理大臣が出席していた頃は日本の高度成長の時代でもあり、毎年、日本が主要国首脳会議に参加する度に大きな喜びと誇りを感じたものです。
しかし時代は移り、ソ連が崩壊し、1998年からはロシアが参加し始めると、G7はG8と呼ばれるようになり、かつての私の感動も消えて行きました。
そのロシアも2014年からクレミア半島の併合とウクライナ東部の占領によって出席を禁止されG8は再びG7に戻りました。
最近は中国が経済的にも軍事的にも大きく躍進し、中国が主催する世界的な会議もあり、日本が主要国首脳会議G7へ出席する誇りも輝きも薄れて来たような感じがします。
ロシアもG7の出席禁止にもかかわらずクリミア半島を領有し、ウクライナ東部も相変わらず軍事占領しています。
この主要国首脳会議G7に日本が出席している理由で、ロシアは日本との友好関係を疑問視します。北方四島返還などほとんど不可能な情勢です。
これも時代の変化です。
最近の若い日本人は主要国首脳会議G7をどのように考えているのでしょうか?
新聞にはその経済効果だけが大きく取り上げられています。伊勢志摩の地方の経済が発展することは喜ばしいことです。しかし日本の復興に参加した高齢者達にはそれだけでない深い感慨を覚えていると思います。写真には安倍総理が出席した去年の主要国首脳会議G7の写真、そして伊勢志摩の風景写真を示します。、
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料;「日本が主要国首脳会議」とは?======
主要国首脳会議:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E8%A6%81%E5%9B%BD%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0
この会議は、国際的な首脳会議のひとつ。G8(ジーエイト、"Group of Eight"の略)、主要8か国首脳会議、サミット(首脳の地位を山頂に擬えたもの)ともいう。ロシア参加前は先進国首脳会議、G7(ジーセブン)、先進7か国首脳会議などと呼ばれていた。
主要国首脳会議で中心となるのは、以下に示す8つの主要国である。
フランスの旗 フランス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
ドイツの旗 ドイツ
日本の旗 日本
イタリアの旗 イタリア
カナダの旗 カナダ
ロシアの旗 ロシア
上記の8か国の政府の長および欧州連合の欧州理事会議長と欧州委員会委員長が年1回集まり、国際的な経済、政治的課題について討議する会議である(その他の国の首脳や国際機関の代表も例外的に出席)。合わせて、数多くの下部会議や政策検討も行われる。しかし、現在ロシアは参加停止中。
1998年5月15日 - 17日 イギリスの旗 英 バーミンガム 初めてのG8公式サミット。先進国とは言い難い状態だったロシアが加わったため、「先進国首脳会議」から「主要国首脳会議」に改称。
2014年3月25日にオランダのハーグで開かれた核セキュリティーサミットとあわせ、臨時のG7サミットが開かれた。その議場において、ロシアのウクライナに対する軍事介入やクリミア半島掌握などを非難したG7の首脳陣は、2014年6月にロシア・ソチで行われる予定だったG8サミットを中止し、会場をベルギーのブリュッセルに変更する決定をした。また同会議において、「ロシアが態度を改め、G8において意味ある議論を行う環境に戻るまで、G8への参加を停止する」という内容のハーグ宣言を発表した。これにより事実上G8が停止され、冷戦当時のG7へと戻った。