後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「花屋さんの店先にはもう春が来たようです!」

2016年01月21日 | 写真
お正月から家の中に飾ってあった花がみんな萎れてしまいました。花の無い家は淋しいものです。そこで大きな花屋さんへ花を買いに行きました。暮れにあった葉牡丹やシクラメンやポインセチアなどがすっかり消えてしまって春の明るい花々が沢山飾ってありました。
まだまだこれから寒くなるのに花屋さんの店先にはもう春が来たようです。それにしても季節のめぐりは速いものですね。
三鷹の東八道路に面したJマートで撮った写真です。お楽しみ下さい。









台湾を想うと心が痛む(1)蔡 英文総統の誕生と蒋介石のことなど

2016年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム
台湾の選挙で民進党の蔡 英文さんが次期総統になることになりました。彼女は台湾を独立国にしたいという気持ちがあると言われています。
そんなことは北京の習近平国家主席は許す筈がありません。台湾海峡が急に緊張します。これに一番脅威を感じているのがアメリカです。
中国が台湾を武力占領し統一すれば東アジアがその戦争の影響を受け大変なことになります。
そこで日本の政治家もにわかに台湾の問題を考えています。
再軍備派の安倍総理はひそかに蔡 英文さんと気脈を通じている様子です。
それでは蔡 英文さんとはどういう女性なのでしょうか?
父親は台湾客家の旧家の出だそうです。台湾のトップ名門大学である国立台湾大学法学部卒業後、アメリカのコーネル大学ロースクールで法学修士を取った後、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士を取得したそうです。帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任し、専門は国際経済法です。大変な才媛であることに間違いはありません。
戦前生まれ、戦後育ちの私は台湾のことになると心が痛むのです。
これから台湾の歴史などを調べて連載記事を書こうと思っていますが、今日は多少、支離滅裂な私の台湾に対する感じ方を書いてみます。
体系だっていない私の心の痛みです。
(1)台湾は日清戦争の結果、日本の領土になった地域です。日本統治時代は1895年 から 1945年までの50年間も続いたのです。その台湾では日本軍の無血占領ではなかったのです。
1895年5月25日、大日本帝国への割譲反対を唱える漢人により台湾民主国の建国が宣言され進駐した日本軍との乙未戦争に発展したそうです。日本軍の圧倒的に優勢な兵力の前に政権基盤が確立していなかった台湾民主国は間もなく崩壊し、1896年に三一法が公布され台湾総督府を中心とする日本の統治体制が確立したのです。
もともと清朝の支配地を日清戦争で奪ったことにまず心が痛みます。
(2)次期総統の蔡 英文さんの父親は台湾で日本軍に協力した漢奸です。漢民族を裏切って日本へ寝返った中国人を漢奸といって蔑むのです。「蔡 英文さんの父親」を検索すると中国人が父親を「漢奸」と呼んで非難している文章が出てきます。
このことに私の心が痛みます。
(3)中国大陸を追い出された蒋介石総統の率いる国民党とその一派は台湾を占領するると過酷な台湾統治をするのです。蒋介石の圧政に反対する台湾人を連日逮捕し、川原で公開処刑したそうです。その惨劇は長い間続いたそうです。この残酷な政治に私の心が痛みます。
(4)日本の敵だった蒋介石が戦争賠償を放棄したので戦後の彼は日本の友人に変わったのです。従って蒋介石の残酷な台湾人虐殺のニュースは日本ではほとんど報道されなかったのです。
このことに私の心が痛みます。
(5)蒋介石は台湾を独立国家として宣言すれば共産主義の中国大陸と決別出来たのです。しかしそうすれば国連の5つだけの常任理事国の座を毛沢東に渡さざるを得なかったのです。
独立国になっていれば現在の複雑な中国大陸との関係が随分と整理出来たのです。残念と思うのは私だけでしょうか?
(6)台湾は世界一の親日国なのです。それなのに多くの日本人は台湾に関心が薄いのです。これに心が痛みます。
(7)その他いろいろ心の痛む原因がありますが最後にキリスト教関連のことを書きます。
蔡英文さんは台湾基督長老教会が運営する台北雙連幼稚園に通ったこともあり、長老教会と関係の深いキリスト教徒のようです。
私の心の痛む問題は中国大陸のカトリック(天主教)が北京政府の反対でローマ法王の傘下に入れないことです。
台湾の天主教はローマ法王の傘下に入っているのです。私はカトリック教徒です。ですから台湾のカトリック教会が中國大陸の天主教の教会と連携を密にして、間接的にローマ法王の影響下に入るようにして貰いたいと期待しています。しかしその動きが見えて来ません。このことでも私の心は痛みます。

以上のように台湾のことになると私の心が揺れるのです。個人的な感情を書き過ぎたようなのでこの辺で今日は終わりと致します。
今日の挿絵代わりの写真は昨日、小金井公園で撮った梅の花の写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)