おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

国会での議論の不思議

2007-10-12 09:23:36 | つぶやき
 国会は論戦中、などとマスコミ。たしかに新聞でもTVでも、連日報道。イラク派兵戦艦への給油問題、年金問題、政治と金の問題・・・。特に民主党が参議院で多数を占めたため、白熱した?議論が展開されているかのように、・・・。
 でも、国会の議論でもっともおかしいのは、委員会でも、本会議でも、すべて審議は、基本的には質疑応答でしかないこと。
 野党議員は勿論、与党議員も質問をぶつけ、首相以下指名された大臣が答える。時には、政府委員という役人が答弁に立つ。
 与えられた時間が短いせいか、質問だか、自分の主張だか分からないような自説をとうとうと語る連中も多い。TV中継を意識してか、答弁を求めていないような議員も多くいる。まさに一歩通行の典型。
 昨日も、自民党議員が、民主党議員の政治資金、労組の政治資金への不明朗なあり方を具体的にではあるが、おまえたちも同罪だといわんばかりに発言(質問)する。応えるのは、無論、お仲間である自分たちの首相や大臣。パフォーマンス以外の何物でもない。
 名指しで批判された、野党議員や労組(推薦)出身の議員は応えるチャンスもない。弁明、反論、一切なし。発言の機会がない。
 質疑応答など、というまやかしの議論しか出来ないから、裏へ回っての与野党取引が横行する。それをきちんと議論しようということで、NO!としている小沢民主党の方針は、どこまで貫徹できるか。
 百年一日のごとき国会運営では、国民の本当に知りたいこと、やってほしいことが見えなくなってしまっている。普通の会社ではありえないかもしれないが、もっとオープンな議論の場があってもいいのではないか。そういう国会審議スタイルがあってもいいのではないか。
 せめて、参議院では、おざなりの、やらせ「質疑応答」ではない、開かれた議論形式を取り入れるべきだ。民主党が多数になった今が、そのチャンスだ。
コメント
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