涼しげな四阿。
風鈴の音が暑さを和らげてくれます。
さて、
昨日、「大暑」にちなむ「オシロイバナ」を探しに向島百花園へ。道すがらも含め、夏の花を見かけました。その報告。
「向島百花園」に向かう途中、水戸街道沿いに植えられたツツジの中に見つけた、鮮やかな紫色の花は?
小さなピンクの花が咲いています。
「百花園」の職人さんに早速お聞きしました。「ムラサキゴテン」というそうです。
ツユクサ科の園芸植物だそうです。
メキシコに分布する常緑性多年草でツユクサの仲間です。葉をはじめ茎や萼(がく)に至るまで全身紫色に染まる姿が神秘的できれいです。葉は厚みがあり多肉質で、乾燥に強い。葉の表面には白っぽい色をした細かいうぶげのようなものがたくさん生えており、光の当たる角度によって葉色が変化して見えます。特徴的な葉色を活かして寄せ植えや花壇に利用されます。丈夫でよく育つので、街角や住宅街の片隅で放任状態で半野生化したものもよく見かけます。
その印象的な草姿で観葉植物や多肉植物として扱われることが多いですが、夏~秋に咲く花もきれいです。色はピンクですが、白っぽいものもあり多少、色幅が見られます。朝に咲いて、その日の昼までにしぼんでしまう短命な花ですが、最盛期には毎日、次々と咲かせてくれます。
主に栽培されているのは、濃いピンクの花を咲かせる園芸品種‘パープルハート’で、この品種を指してムラサキゴテンというのが一般的です。日本には1955年に渡来しました。元となった野生種はあまり栽培されていません。旧属名のセトクレアセアの名前で呼ばれることもあります。
(この項、「」HPより)
おにゆり。
クロアゲハが蜜を吸いに。
とけいそう。けっこう開花期が長そうです。
水面には、ミズスマシの波紋。
ほおずき。
うすべにたちあおい。
お菓子のマシュマロはウスベニタチアオイの根から取れるデンプンを利用して作られていた。現在のマシュマロは普通、卵白やゼラチンや砂糖で作られる。若葉、花はハーブティに利用でき、のどの痛みを緩和するといわれている。
(この項、「Wikipedia」より)
せんのう。
瓢箪。てっぺんに花が。
その隣には、へちま(糸瓜)。
巨大な実がぶら下がっています。夕顔。
「糸瓜忌」は、明治35年(1902)9月19日、35歳で亡くなった、俳人・正岡子規の命日。
※「獺祭忌」ともいいますが。
絶筆の3句に、へちまが詠み込まれています。
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間に合わず
をとヽひのへちまの水も取らざりき
・・・
門前の鉢植え。朝顔。
「百花園」は、来る度に新たな花々、気がつかなかった小さな草木に気づかせてくれます。
職人さんやボランティアの方々も熱心に解説してくれます。
下町の小さなオアシスです。