第2回はキルギスの伝統、騎馬と鷹狩です。いずれも伝統を守りながら観光客に披露しています。 ↑トップの写真は鷹匠
今回の8日間の旅の現地ガイドはイバラットさんでした。30歳、一児の母、素晴らしい女性です。彼女はこんな人です。
騎馬相撲
走りながら地上の小物を拾い上げる
頭を刎ねた山羊を奪い合う
200m先から獲物(ウサギ)に向かう鷹
ウサギを捕まえ、主人が来るのを待つ鷹
ご褒美のウサギを食べる鷹
キルギス紀行 全5回 こちら。←クリックした後下へスクロールしてください。
地理 (Wikipediaから部分引用)
キルギスの地図
国土全体の40%が標高3000mを超える山国。国土は東西に長く、中国との国境には天山山脈が延びる。南に位置するタジキスタンに向かってパミール高原が広がる。
国土の中央など東西に山脈が走り、国土を数多くの峡谷に分断している。最高峰は、中国国境にそびえるポベティ山(Pobeda または Jengish もしくは 勝利峰、7439m)、
ついでハン・テングリ(Khan-Tängri または Kan-Too、6995m)である。4000m級の峰は珍しくない。
主な河川は、シルダリア川支流のナルイン川。主な湖は国内北東部に位置するイシク湖 (Isik-Köl)。東西180km、南北60km、周囲長700kmに及ぶ。
湖面の標高は1600m。イシク湖とナルイン川は水系が異なる。
隣国のカザフスタンや中国とは異なり、国内に砂漠は存在せず、この地方の中では気候に恵まれている。
人の居住に適した東西に伸びる渓谷部分はケッペンの気候区分では、夏季に雨が少ない温帯の地中海性気候 (Cs) に相当する。
これは、イタリアのローマやアメリカ合衆国サンフランシスコと同じ気候区である。山地は亜寒帯湿潤気候 (Df) 、特に高地は高山気候 (H) となる。
天山山脈をはさんで南方の中華人民共和国と、テスケイ・アラ・トー山脈をはさんで北方のカザフスタンには、ステップ気候 (BS) と砂漠気候 (BW) が広がる。
実際に降水量を比較すると、天山山脈の100km南方に位置する中国新疆ウイグル自治区喀什(カシ(カシュガル))の年降水量は60mmだが、
ビシュケク(北緯43度、標高800m)の降水量は450mmに達する。これはローマやサンフランシスコと同水準である。ビシュケクの平均気温は、1月に-3度、7月に25度である。
ビシュケクと第2の都市オシュ、中央部のナルインにはソ連共和国時代に大規模な灌漑施設が敷設されているため、綿花を中心とした耕作に向く。
これらの灌漑地はシルダリア川、ナルイン川の支流から水を得ている。
国民
民族構成 キルギス人70.9% ウズベク人14.3% ロシア人7.8% その他 7%
2009年の調査によると、キルギス人が70.9%、ウズベク人が14.3%、ロシア人が7.8%、その他が7%であり、
その他にはドンガン人、ウイグル人、タジク人、トルコ人、カザフ人、タタール人、ウクライナ人、高麗人、アゼルバイジャン人などが含まれる多民族国家である。
地域による民族分布差も大きく、首都ビシュケクと周辺のチュイ州やイシク・クル州のカラコルを中心とした東部にはロシア人、ウクライナ人などスラブ系住民が多く、
オシ州やジャララバード州、バトケン州などの西部、南部にはウズベク人やタジク人が、中国国境付近にはドンガン人やウイグル人が住む。
一方、ナルイン州の住民はほとんどがキルギス人である。独立前の1989年にはロシア人は全人口の21.5%を占めていたが、国外流出が続き、現在は7.8%にまでに減少した。