阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

8月27日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年08月28日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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ムラサキ山芋の葉のカーテンが風に揺れる

2022年08月27日 | 花・草・木・生き物

ジントニックかウォッカトニック それともジンソーダかウオッカソーダか?

 夜によるなると ベランダで風に吹かれながら 遠い異国の「英吉利」や「波蘭」や露西亜」の国の地元の人が飲む酒を飲みながら涼んでいる。

トニックウォーターや炭酸水も在庫が切れたことはない(笑)。  黄色い缶詰めの「大和」の国の酒の一つ「ふなぐち菊水」も勿論在庫を切らしたことはない。

   

アル中?と聞かれだしてもう長い・・・・(´;ω;`)ウゥゥ

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兵庫県立美術館で小津安二郎監督映画を2本見ました。           11年前の今日2011年8月27日の本ブログに掲載

2022年08月27日 | 音楽・絵画・映画・文芸

10時半から昭和26年製作の「麦秋」、午後2時から昭和33年制作の「彼岸花」の上映でした。いずれも小津安二郎監督の作品です。

美術館へはJR灘駅か阪神岩屋駅から歩いて十数分です。今日はカンカン照りの道をJR灘駅から歩きました。

 トップの写真は美術館の手前の陸橋から、HAT神戸という神戸製鋼灘浜製鉄所の跡地に出来た人口タウンを撮影。


館内に入って涼しくてほっとしましたが、しばらく汗はとまりませんでした。



 2本目までに一時間半あいていたので満員の県立美術館のカフェとレストランは敬遠して隣のビルの喫茶店へ

行きました。がら空きの店で一日30食限定と書いてある600円の弁当をゆっくり食べました。

隣のビルから美術館へ戻りながら美術館を外から撮影。








文化庁の支援を受けている上映会なので一本をワンコイン500円で見ることができました。

会場は60代から70代の男女で埋まっていました。彼岸花には有馬稲子、山本富士子、久我美子に桑野みゆきも登場し、

 佐田啓二、高橋貞二、浪花千栄子も出てきてそれだけでもう涙が出そうになりました。

 こんな風に人が生きていたいた社会が戦後間もなくの日本にあって、その階層社会は気が付かないけれど

日本からかなりの部分が消えたことを実感しました。

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「カラムーチョ」の湖池屋創業者死す

2022年08月27日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2009年07月12日(日)「阿智胡地亭の非日乗」掲載


先月のある日、新聞を見ていたら、囲み記事の題が「湖池屋創業者の小池和夫さん死去」というのがありました。

 なんの気なしにその人の顔写真を眺めたら、何となく知った人のような懐かしい感じがする丸顔の人でした。

 「湖池屋」、へーつと思って、そのまま記事を読んで行きました。普通のポテトチップは自分で買うことはないけれど、

「カラムーチョ」は辛い味が好きで自分でも時々ウイスキーのつまみに買うこともあります。

そのせいか、「カラムーチョ」のメーカー名が「湖池屋」というのを覚えていて、キャラクターの「ヒーおばあちゃん」もテレビのコマーシャルで知っていました。

「小池 和夫さん(こいけ・かずお=菓子メーカー湖池屋の創業者、フレンテ名誉会長)が6月3日、肺炎で死去、82歳

日本で初めて本格的にポテトチップスの量産化に成功した湖池屋の創業者。それまで小規模にしか流通していなかったポテトチップスを一般消費者に普及させるきっかけをつくったという。

社名は、創業者である小池和夫さんが満州から父親とともに諏訪へ引揚げ、のちに東京へ出て旗を上げた時に、出身地にある諏訪湖のように会社も大きくさせたいという理由で、

創業者の「小池」の小を湖に変え、湖池屋とした。」

と書いてありました。長年、好きで食べてきた「カラムーチョ」が諏訪湖にご縁があったとは聞いてないよ!!と驚きました。

 写真を見た一瞬 親戚のおじさんのような親しみを感じたのは「諏訪顔」のせいでした(笑)。

 諏訪盆地に多い縄文人から直結の?人相です。また東北地方にも多い顔相の一つです。

  ヒーヒーおばあちゃんもいるのは初めて知りましたが)



 小池和夫さん、小生もハンドルネームに“辛好”を名乗る限り、頼まれなくても「カラムーチョ」の旨さが人口に膾炙するよう、引き続き応援して行く所存であります。合掌

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8月26日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年08月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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1週間以内の開花かな  月下美人 今年3輪目の花芽が楽しみ

2022年08月26日 | 花・草・木・生き物

ぐっと首をもたげてきた。  葉から直に花が咲くのはもう通算200輪以上 毎年経験していても なんと不思議なプラントだなと思う。

月下美人  Wikipediaから

ゲッカビジン月下美人、学名: Epiphyllum oxypetalum、英名: Dutchmans pipe cactus, A Queen of the Night)は、メキシコ熱帯雨林地帯を原産地とする、サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物である。日本で多く流通しているクジャクサボテン属Epiphyllum属)には交配種が多いが、これは原産地からそのまま導入された原種である。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(通称: ワシントン条約)の附属書IIの適用対象である[2]

[編集]

葉状茎の丈が1mから2mにまで達するとつぼみの形成が見られる。は、夜に咲き始め翌朝までの一晩でしぼみ、めしべ他家受粉が起きなければ散ってしまう。花冠は20-25cm程度であり、白い。香りが強いこと、夜間開花すること、小型哺乳類の訪花に耐える強度を持つこと、花粉花蜜虫媒花よりも多いこと、それらは生態学的に送粉シンドロームコウモリ媒花の特徴に一致する。これは原産地の新大陸熱帯地域において花蜜食花粉食を示す一部のヘラコウモリ科の小型コウモリ類媒介受粉への適応と考えられている。

ゲッカビジンは日本での栽培下では6~11月に咲き、この季節に株の体力が十分に回復すれば2~3ヵ月後にもう一度咲くことができる。つぼみは初期は垂れ下がっているが開花直前になると自然に上を向いて膨らみ、夕方に芳香を漂わせはじめる。これもコウモリがホバリングをしながらやや下を向き、舌を伸ばして花蜜と花粉を摂食する行動との共進化と考えられている。


開花中の花、開花後のしぼんだ花ともに食用にでき、咲いている花は焼酎につけると保存できる。台湾ではスープの具として使われる。

[編集]

茎のほとんどは昆布状の扁平な葉状茎になっており、またしばしば株元から細長い鞭状の茎を伸ばす。葉状茎の縁は波打っており、その凹部のくぼんだ点に産毛状に退化した刺(これが真の葉)を持つ刺座(サボテン科特有の点状にまで短縮した短枝)が位置する。成長点はここと茎頂にあり、これらの箇所から新しい茎(長枝)やつぼみが生じる。

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花は二回楽しめます。夜間、花を目と鼻で楽しむのが一つ。朝それを摘んで、夕食にさっと湯を通したあと
三杯酢にして食べるのが月下美人開花の2番目の楽しみです。

たった一夜しか咲かないはかない花で、しかも夜間にだけ開くということからナルホド[月下美人]と名付けられたんやと納得する花です。


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誰もが病人でありうる。 たまたま何かの恵みで いまは病気でないのだ。   中井久夫先生の言葉    東京新聞

2022年08月26日 | ゲストルーム

先ごろも書いたが阿智胡地亭一家は神戸で阪神淡路大震災を被災した。 震災後しばらく経ってから夫婦は神戸大学医学部病院で中井久夫先生の診察を受けたことがある。

 相方は何かのことで自宅のお嬢さん(文中の医者になられた方)と電話でしばらくお話させてもらったこともあるようだ。

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2022/8/9 10:33神戸新聞NEXT

阪神・淡路大震災の被災者の精神的なケアに尽力し、文筆家としても多くの業績を残した精神科医で神戸大名誉教授、文化功労者の中井久夫(なかい・ひさお)氏が

8日午前11時5分、肺炎のため神戸市の介護施設で死去した。88歳。奈良県出身。自宅は神戸市。

 葬儀・告別式は近親者のみで行い、供花、弔電は辞退する。喪主は長男伸一(しんいち)氏。

 京都大医学部を卒業し、東京大などを経て1980年、神戸大医学部教授に就任。統合失調症研究の第一人者として知られる。

95年の阪神・淡路大震災後、被災者の心のケアの必要性を早くから訴え、支援体制の構築や支援者の育成に精力的に取り組んだ。

中井氏が責任者を務めた心理的ケアの拠点が発展する形で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の研究や治療、相談などに当たる全国初の

「兵庫県こころのケアセンター」(神戸市)が2004年に開設、初代センター長に就任した。

 

 97年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件の遺族らとも関わり、犯罪や災害の被害者や家族の心理的な回復をサポートする

「ひょうご被害者支援センター」(神戸市)理事長として活動。甲南大教授も務めた。

 90年から2012年まで本紙でコラム「清陰星雨」を執筆。歴史や文化を巡る高い見識に基づき、政治や戦争をはじめとする幅広いテーマに深い洞察を示し、

無名の人々に温かいまなざしを向けた文章は多くの人の共感を呼んだ。

 阪神・淡路の直後の医療現場や患者らの苦難をつづった「災害がほんとうに襲った時」のほか、「関与と観察」「精神科医がものを書くとき」「樹をみつめて」など著書多数。

著作の一部は東日本大震災後に復刊された。

 優れた語学力を生かし、米国の精神科医サリヴァンやフランスの詩人ヴァレリーの訳書も手がけた。

 著書「家族の深淵」で毎日出版文化賞。01年兵庫県社会賞。13年文化功労者

参考サイト

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8月25日に目に留まったSNS・メディアの記事

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月に一回の亀戸の循環器内科クリニックの定期検診を受けて京葉道路をバスで帰った。

2022年08月25日 | 身辺あれこれ

☝亀戸駅北口前付近☟

図書館の場所が都営バスの最寄りの下車の停留所に近いのでこのルートにした。

 図書館で寺島実郎の「人間と宗教」を返却し メールで到着案内があった2冊を受け取った。

「僕のなかの壊れていない部分」と「お金のむこうに人がいる」は出版社の小冊子「波」か「ちくま」で書評だったか紹介文を読んで興味を持った。

帰りに通った商店街に諏訪神社の秋祭りの幟がはためいていた。このスポットは真正面に総武線の駅のホームが見える場所だ。

歩行数  4678歩   歩行距離  2.9km

 

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神戸市灘区高徳町の「手仕事屋」に夜いってみた。          10年前の今日 2012年8月25日の本ブログに掲載

2022年08月25日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

あまりの暑さに相方の夕方のリハビリ・ウオーキングも一休みしていたが、この日は6時半過ぎから少し風が出たので、

家を出て30分ほど歩いて灘区高徳町に行った。家を出る前に電話で予約した落着き先は、これまでランチタイムにしか行ってなかった蕎麦の“手仕事屋”。

夜ははじめてだが、いつもの印刷したメニュー以外に、この日の料理が書いてある小黒板があった。書かれた料理を見ると殆ど『そば割烹』という感じだ

黒板に書かれたメニューからまず「前菜」を頼んだ。水なすはフルーツのようで、冬瓜とハモの梅肉添えは取り合わせがよく、鶏のロールキャベツはいいアイデアだ。

3種いずれも食欲が湧くいいスターターになった。


酒は奈良の地酒「春鹿-超辛口」ぬる燗二合。アテは黒板から「やみつきキャベツ」、鮮度のいいキャベツと付ける胡麻味噌がまたいい。

黒板からもう一つ「いわしの大葉紫蘇挟みあげ」。パリッと揚がって紫蘇とのコラボがいい。

蕎麦は相方が「鴨せいろ」

私は数量限定の「ぶっかけおろし蕎麦」

冷たい汁とそばと大根おろしに、大きく掻いたかつお節の厚目のひとひら、ひとひらが口の中で踊る。

店のHPの商品紹介は、(ぶっかけおろし蕎麦 (夏季限定)冷たいぶっかけ出汁に辛味大根やみょうが、かいわれ、厚削りかつおなどをのせて

さっぱりといただけます。お汁も最後まで飲んでいただけます。)とある。言われるまでもなく汁は残さず飲んでしまった。

 久しぶりにおいしい蕎麦を食べた。元町と三ノ宮にそれぞれ一つ旨い蕎麦屋があるが、歩いていける範囲で

こんなに旨い蕎麦が食べられるのは本当にありがたい。主人は能登で蕎麦と豆腐つくりを習い、静岡で蕎麦を修行し当地で開業したらしい。

勘定は酒代1400円が入って合計5710円。質は文句なく、量もぴたり満足。客対応も過不足なく、コストパーフォーマンスも◎です。

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河野裕子さんの歌

2022年08月25日 | 音楽・絵画・映画・文芸
2009年06月18日(木)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

働いて子供を産んで死んでゆく真っとう平凡な一生肯う

                一生肯う(ひとようべなう)

誰か居てわたしは怖い 母が死ぬ真水の底のやうなこの部屋

河野裕子さんは歌人。こちら
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8月24日に目に留まったSNS・メディアの記事

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このところの昼飯もやはり麺類が多い

2022年08月24日 | ある日のランチ

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自国のこともようわからんが隣国のことはもっとわからん   

2022年08月24日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2009年06月15日(月)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

♪小学生の頃、韓国と日本の領海の間に李承晩ラインと言うのがあった。日本の漁船が捕まって抑留されるニュースがよく流れ、子供心にも李承晩という名の大統領が憎らしかった。

しかしその李承晩さんも間もなく国にいられなくなって亡命したと聞いた。子供としては単純にいなくなって良かったと思った。

しかしその後の韓国の大統領は在任中に暗殺されたり、一人の例外もなく、退任したあと全員が在任中の身内の賄賂受領を訴追され有罪になるということが続く。

何故そのようなことが、隣国で起こるのかずっと不思議に思ってきた。自分の感覚では日本の首相が毎回そんな事態になるのは想像が出来ない。

 そんな思いのとき、韓国に一番長く駐在している日本の報道業界人の「黒田勝弘」さんの分析を読んだ。

盧前韓国大統領が自殺 権力と血縁、断ち切れず 
悲劇・不祥事続く歴代大統領

5月24日7時56分配信 産経新聞

 ≪金銭疑惑の渦中≫

 韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。夫人や息子など家族の“金銭疑惑”に追いつめられた結果だ。それにしても韓国では歴代大統領の悲劇や不幸が多い。

 今回のような退任後の自殺は初めてだが、初代の李承晩(イ・スンマン)大統領は海外亡命、長期政権だった朴正煕(パク・チョンヒ)大統領は暗殺、

全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)大統領は逮捕・投獄、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)大統領は息子の逮捕・投獄…。

 この背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、

相変わらずの血縁を中心にした家族主義・縁故主義などがあるように思える。

 今回の盧武鉉氏の場合、在任中の金銭疑惑が原因になっているが、全斗煥、盧泰愚両氏のような財閥企業などからの巨額政治資金疑惑というのではない。

夫人や息子など家族、親戚(しんせき)が、以前から知り合いの業者から金銭的支援を受けていたというものだ。

 そこで盧武鉉氏の支持者たちは「昔の大統領疑惑に比べるとたいしたことはない」「いわば生活型犯罪だ」などと弁明、擁護している。

 過去、全斗煥氏も金泳三、金大中両氏の場合も家族が金銭疑惑で逮捕されている。権力者の家族や親戚、縁者に群がれば、

その口利きなどで利を得ることができるという縁故主義の結果だ。これには「権力を背景にすれば法律や規則など無関係に何でも可能になる」という権力の大きさが作用している。

 みんなが権力を利用し、権力に群がって甘い汁を吸おうとする。

韓国では現在の李明博政権下を含め「自分は大統領官邸に知り合いがいる」といって詐欺をはたらく者が依然、後を絶たない。

 ≪「法より人情」≫

 韓国では血縁をはじめ地縁、学縁、その他…人と人とのつながりが何より重要という「法より人情」の社会が続いている。

みんなが日常的に“有力な人脈”を求めて必死だ。これが変わらない限り、権力にまつわる金銭疑惑事件はなかなかなくならない。

 盧武鉉氏は左派・革新系勢力をバックに政権の座についた。そのため「持てる者と持たざる者」とか「エリートと非エリート」「保守と革新」などといった

左翼的二元論に基づく他者批判は得意だった。

 しかし家族や血縁重視など、自らを含む伝統社会の弊害には関心が弱かったようだ。政治的に改革、革新、過去否定、変化…などを強調しながら、

多くの歴代大統領と同じく自分自身を含む本当の改革や変化、過去否定には失敗した。

 その意味では「過去の大統領とは違う!」という本人の意気込みとは逆に、盧武鉉氏は意外に平凡な指導者だった。

ただ過去の指導者と違って自殺で責任を取ったところが、盧氏が最後に見せた「盧武鉉らしさ」かもしれない。

 この「権力と人脈」の問題は生活文化といってもいい。だからすぐには変わらない。現在の李明博大統領もその中にいる。

しかも李大統領は財閥企業経営者出身であり、韓国社会における「権力と人脈とお金の危うさ」は数多く経験してきた人だ。

 盧武鉉時代に金銭疑惑の規模が小さくなったことはいいことだ。露骨な“財閥政治資金”もかなり改善されたといわれる。

しかし金額の大小にかかわらず盧武鉉氏は自殺に追い込まれた。李明博大統領は“盧武鉉研究”に真剣に取り組むことで、

歴代大統領がやれなかった本当の改革と新しい時代を築くことができるのではないか。(ソウル 黒田勝弘)

黒田勝弘:共同通信から産経新聞に移籍し、現在同社ソウル支局長兼論説委員。1970年代から韓国ウォッチングを続けており、日本人記者としては韓国滞在が最も長い。

これまでの韓国報道で「ボーン上田記念国際記者賞」、「日本記者クラブ賞」、「菊池寛賞」を受賞。主な著書に、

『韓国人の歴史観』『韓国を食べる』『日韓新考』『韓国は不思議な隣人』などがある。

 ◎ こちらの方でも他国の人たちから「なんで過労死するまで会社の為に働くのかわからない」と思われている。本当に何故でしょう?

 長年続いてきた、それぞれの国の人間の行動や考えは、過去の時代からの時間の延長上にあって、例え隣国とはいえ、

そう簡単に自分の物差しで「わかる」という物ではないですね。

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8月23日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年08月24日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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