阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

暑い夏のいま 図書館から4冊借りている本 

2022年08月17日 | 乱読は楽しい

 下の本は 生物学者の福岡伸一さんが初めて書いた小説だ。読みやすく面白くて すぐ読んでしまった。

ドリトル先生とダーウィンがガラパゴスで出会うという山場の設定も面白いが 

ドリトル先生がイギリスからガラパゴスに辿り着くまでの奇想天外な空路が面白い。

寺島実郎さんは世界各地で多くの現場を踏んだ元商社マンの思索者にして語る人でもある。

読み始めたが 終わりまでたどり着くその過程が楽しみだ。

トップの2冊のうち 右の本は 五木さんと大塚さんの戦時の青少年期から戦後生き延びてきた体験のやりとりの対談を読んでいくと

 お二人が過ごした戦争体験は過酷という言葉も生やさしくて使えないほどの内容だった。

大塚初重さんという考古学者のことは 全く知らなかったが 週刊新潮の五木さんのエッセイ「生き抜くヒント」の中に 

大塚さんへのリスペクトと その死を悼む真摯な言葉があって、この本の書名を大切に挙げていたので、

すぐに図書館から借り出して読んだ。沢山の人に読んでもらいたい 忘れてはいけない日本庶民の現代史でもある。

 但しお二人は「弱きももの」では決してない。運の強さもあったかも知れないが 生命力も凄い二人だと思った。

 トップの左の本は まだ開いていないが

⇒ あなたが「思っている」と思っていることは、全部でっちあげだった!

「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。
心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。
だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。
「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。

わたしたちの脳は、思考や感情や欲望を「その瞬間に」生み出している……行動の理由も、政治的信念も、そして恋心さえも。
本書が紹介する数々の驚くべき実験結果を目にしたとき、そのことを疑うことはもはや不可能になる。
世界はどのように存在し、自分はどんな人間であるのか―それも、脳がもつ途方もない即興能力によって創り出されるフィクションなのだ。

認知科学をリードする世界的研究者が"脳と心"の秘密を解き明かす、超刺激的論考!

  という本の紹介文を読んでしまったからには 借出すしかなくて借りた。

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アイコンタクト   犬と三歳児          11年前の今日 2011年8月17日の本ブログに掲載

2022年08月17日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

10歳違いでもしっかり通じる犬と三歳児。犬は平成11年(1999年)1月生まれです。
彼は ムーちゃん、お水飲みたいって、とか、おしっこ したいから外に出たいって、と 犬のしたいことを周囲の人間に教えてくれます。

 

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まさか自分にはふりかからないと思うけど。冤罪は誰にでも いつでも起こりうる日本。

2022年08月17日 | SNS・既存メディアからの引用記事
2009年06月05日(金)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

裁判員制度の運用について、やはり関心を持ってしまう。そんな目で報道を見ていたらこんな記事が目に付きました。

「裁判員制度で冤罪どう防ぐ、志布志事件の元被告ら討論   裁判員制度」

「冤罪(えんざい)と裁判員制度を考える県民集会」が25日、鹿児島市の真宗大谷派鹿児島別院・大谷会館で開かれた。

被告12人全員が無罪になった県議選公選法違反事件(志布志事件)などの元被告らが、警察から受けた厳しい取り調べの実情を訴え

5月に始まる裁判員制度に対する意見を述べた。 


 警察から受けた悪質な取り調べを訴える出席者たち

冒頭、志布志事件関連の訴訟を担当する野平康博弁護士は「裁判員制度では、弁護士がすべての捜査資料を閲覧できなければ公平な裁判が行われない」と力説した。

 志布志事件で「踏み字」を強要された川畑幸夫さん(63)は「取り調べを全面可視化しなければ、警察の思うつぼで、

自分たちに都合の良い所だけを裁判員たちの前で流すでしょう」と厳しく批判した。同じく元被告の藤山忠さん(61)は

「『お前を死刑にしてやる』が取調官の最初の一言。とてもまともと思えなかった」と訴えた。

 婦女暴行容疑などで誤認逮捕され、服役後に冤罪と判明した「富山氷見事件」の柳原浩さん(41)は

「どうして自分が犯人として捕まったのかいまだにわかっていない」と語った。5月には国家賠償を求める訴訟を起こすという。

 1963年に女子高校生が殺害された「狭山事件」で、無罪を訴え再審請求を行っている石川一雄さん(70)は、別件で逮捕された。

公判では、身代金を要求する脅迫文の筆跡が石川さんの筆跡と一致しないなどの物的証拠もあったが、約30年間の受刑生活を送った。

石川さんは席を立ち、「もう一度裁判を起こしたい。そして自分の無罪を証明したい」と力強く訴えた。

(2009年4月26日 読売新聞)

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8月16日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年08月17日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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