阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

このところの昼飯もやはり麺類が多い

2022年08月24日 | ある日のランチ

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自国のこともようわからんが隣国のことはもっとわからん   

2022年08月24日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2009年06月15日(月)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

♪小学生の頃、韓国と日本の領海の間に李承晩ラインと言うのがあった。日本の漁船が捕まって抑留されるニュースがよく流れ、子供心にも李承晩という名の大統領が憎らしかった。

しかしその李承晩さんも間もなく国にいられなくなって亡命したと聞いた。子供としては単純にいなくなって良かったと思った。

しかしその後の韓国の大統領は在任中に暗殺されたり、一人の例外もなく、退任したあと全員が在任中の身内の賄賂受領を訴追され有罪になるということが続く。

何故そのようなことが、隣国で起こるのかずっと不思議に思ってきた。自分の感覚では日本の首相が毎回そんな事態になるのは想像が出来ない。

 そんな思いのとき、韓国に一番長く駐在している日本の報道業界人の「黒田勝弘」さんの分析を読んだ。

盧前韓国大統領が自殺 権力と血縁、断ち切れず 
悲劇・不祥事続く歴代大統領

5月24日7時56分配信 産経新聞

 ≪金銭疑惑の渦中≫

 韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。夫人や息子など家族の“金銭疑惑”に追いつめられた結果だ。それにしても韓国では歴代大統領の悲劇や不幸が多い。

 今回のような退任後の自殺は初めてだが、初代の李承晩(イ・スンマン)大統領は海外亡命、長期政権だった朴正煕(パク・チョンヒ)大統領は暗殺、

全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)大統領は逮捕・投獄、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)大統領は息子の逮捕・投獄…。

 この背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、

相変わらずの血縁を中心にした家族主義・縁故主義などがあるように思える。

 今回の盧武鉉氏の場合、在任中の金銭疑惑が原因になっているが、全斗煥、盧泰愚両氏のような財閥企業などからの巨額政治資金疑惑というのではない。

夫人や息子など家族、親戚(しんせき)が、以前から知り合いの業者から金銭的支援を受けていたというものだ。

 そこで盧武鉉氏の支持者たちは「昔の大統領疑惑に比べるとたいしたことはない」「いわば生活型犯罪だ」などと弁明、擁護している。

 過去、全斗煥氏も金泳三、金大中両氏の場合も家族が金銭疑惑で逮捕されている。権力者の家族や親戚、縁者に群がれば、

その口利きなどで利を得ることができるという縁故主義の結果だ。これには「権力を背景にすれば法律や規則など無関係に何でも可能になる」という権力の大きさが作用している。

 みんなが権力を利用し、権力に群がって甘い汁を吸おうとする。

韓国では現在の李明博政権下を含め「自分は大統領官邸に知り合いがいる」といって詐欺をはたらく者が依然、後を絶たない。

 ≪「法より人情」≫

 韓国では血縁をはじめ地縁、学縁、その他…人と人とのつながりが何より重要という「法より人情」の社会が続いている。

みんなが日常的に“有力な人脈”を求めて必死だ。これが変わらない限り、権力にまつわる金銭疑惑事件はなかなかなくならない。

 盧武鉉氏は左派・革新系勢力をバックに政権の座についた。そのため「持てる者と持たざる者」とか「エリートと非エリート」「保守と革新」などといった

左翼的二元論に基づく他者批判は得意だった。

 しかし家族や血縁重視など、自らを含む伝統社会の弊害には関心が弱かったようだ。政治的に改革、革新、過去否定、変化…などを強調しながら、

多くの歴代大統領と同じく自分自身を含む本当の改革や変化、過去否定には失敗した。

 その意味では「過去の大統領とは違う!」という本人の意気込みとは逆に、盧武鉉氏は意外に平凡な指導者だった。

ただ過去の指導者と違って自殺で責任を取ったところが、盧氏が最後に見せた「盧武鉉らしさ」かもしれない。

 この「権力と人脈」の問題は生活文化といってもいい。だからすぐには変わらない。現在の李明博大統領もその中にいる。

しかも李大統領は財閥企業経営者出身であり、韓国社会における「権力と人脈とお金の危うさ」は数多く経験してきた人だ。

 盧武鉉時代に金銭疑惑の規模が小さくなったことはいいことだ。露骨な“財閥政治資金”もかなり改善されたといわれる。

しかし金額の大小にかかわらず盧武鉉氏は自殺に追い込まれた。李明博大統領は“盧武鉉研究”に真剣に取り組むことで、

歴代大統領がやれなかった本当の改革と新しい時代を築くことができるのではないか。(ソウル 黒田勝弘)

黒田勝弘:共同通信から産経新聞に移籍し、現在同社ソウル支局長兼論説委員。1970年代から韓国ウォッチングを続けており、日本人記者としては韓国滞在が最も長い。

これまでの韓国報道で「ボーン上田記念国際記者賞」、「日本記者クラブ賞」、「菊池寛賞」を受賞。主な著書に、

『韓国人の歴史観』『韓国を食べる』『日韓新考』『韓国は不思議な隣人』などがある。

 ◎ こちらの方でも他国の人たちから「なんで過労死するまで会社の為に働くのかわからない」と思われている。本当に何故でしょう?

 長年続いてきた、それぞれの国の人間の行動や考えは、過去の時代からの時間の延長上にあって、例え隣国とはいえ、

そう簡単に自分の物差しで「わかる」という物ではないですね。

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