岡谷市のカノラホール(岡谷市文化会館)で、新日本フィルハーモニー交響楽団の公演があったので、聴きに行ってきました。地方における臨時のコンサートなので有名な曲目が並びますが、ストラヴィンスキー作曲の「火の鳥」を聴きたいので、出かけることにしました。
(出 演)
指揮:三ツ橋敬子
ヴァイオリン:郷古 康
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
(曲 目)
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
(アンコール)
ヴァイオリン独奏 / フランシスコ・タレガ作曲、ルジェロ・リッチ編曲:「アルハンブラの想い出」
オーケストラ / チャイコフスキー:組曲第1番 ニ短調 作品43より「ガヴォット」
全曲版ではありませんが、「火の鳥」を聴くことができ、満足しました。ストラヴィンスキーの「火の鳥」は、打楽器をはじめ楽器を総動員するので、カラフルな音色を聴くことができるのと同時に演奏を観るという視覚的な楽しみもあるので、実際のコンサートで聴くことができて嬉しかった。
三ツ橋さんの指揮については、「火の鳥」ではかなりダイナミクスを付けていて、この曲は結構印象に残りました。新日本フィルですが、「はげ山の一夜」のクラリネットや「火の鳥」におけるフルートなど木管楽器の方たちがなかなか好演していたと思いました。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストの郷古さんについては、第1楽章は多少荒っぽい感じを受けましたが、第2楽章からは気持ちよく聴けました。長野県内ではまず聴くことのできないストラヴィンスキーの音楽を聴くことができて、岡谷まで出かけた甲斐がありました。