安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

二コラ・サバト LIVE IN CAPBRETON

2019-07-10 20:04:05 | ベース・ドラムス

先日、長野県東筑摩郡山形村のアイシティシネマで映画を観たのですが、チケットの半券でアイシティの飲食店でサービスが受けられるということを知り、お昼時だったので、ランチに使用してみました。入ったのはLAKUという洋食屋さんで、映画の半券呈示でドリンクバーが無料になり、嬉しいサービスでした。サービス精神に富んだアルバム。

NICOLA SABATO (二コラ・サバト)
LIVE IN CAPBRETON (Absilone / Socadisc  2017年録音)

   

フランスのベーシスト、NIcola Sabato(二コラ・サバト)がリーダーのライブアルバムです。副題に「The Music of Ray Brown & Milt Jackson」とあるように、ヴィヴラフォンが加わり、かつてのレイ・ブラウンとミルト・ジャクソンの双頭バンドの演奏を髣髴とさせる内容です。

メンバーは、二コラ・サバト(b)、Jacques Di Costanzo(vib)、Pablo Campos(p)、Cermain Cornet(ds)。各人ともに役割を心得ていて、サバトはレイ・ブラウン風、Jacquest Di Costanzoはミルト・ジャクソン風、Pablo Camposはモンティ・アレキサンダー風に、なんとなく聴こえるのが面白い。フランスのリゾート地「カップブルトン」におけるライブ録音です。

曲は、ジミー・ウッズ作「Now Hear My Meaning」、ホーギー・カーマイケル作が2曲で「Small Fry」と「The Nearness Of You」、A.C.ジョビン作「Once I Loved」、シダー・ウォルトン作「Back to Bologna」、ミルト・ジャクソン作「Thing Positive」、メンバーのJ.di.Costanzo作「Sad Blues」、ディジー・ガレスピー作「Be-Bop」、デューク・エリントン作「It Don't Mean a Thing」、レイ・ブラウン作「Captain Bill」の全10曲。バラエティに富んでいます。

「レイ・ブラウンとミルト・ジャクソンの音楽」をやろうというミュージシャンがいることに驚き感激して、ディスクユニオン「Jazz Tokyo」の店頭で即購入したCDです。グルーヴィーな「Now Hear My Meaning」、爽やかな「Once I Loved」、J.di.Costanzoの繊細なヴァイブ演奏が印象に残る「The Nearness of You」と楽しめます。エリントンの「It Don't Mean a Thing」は、スローテンポのブルース風の演奏で、聴き慣れているメロディも全く出てこず、このような編曲は初めてです。知り合いにこの演奏を聴いてもらい、演奏内容や曲名が正しいかなど尋ねてみようと思います。 

【Nicola Sabato ホームページ】

nicolasabatojazz.com

フランス語ですが、略歴、ライブのスケジュール、リリースしたアルバムなどが記載されています。フランスはもとより、イギリス、オランダ、イタリアなどヨーロッパ各国で演奏を行っています。最近の共演者には、タミール・ヘンデルマン(p)、ジェフ・ハミルトン(ds)など一流どころが含まれています。

【アイシティシネマの半券でサービス】
 
 
アイシティシネマ
 
 
半券サービスのお知らせ
 
 
映画館と同じフロアにある飲食店街の洋食屋「LAKU」に入ってみました。
 
 
店内。
 
 
メニュー。本日のランチの「オムチーズカレー」を注文。
 
 
映画の半券で、ドリンクセットが無料になりました。珈琲とオレンジジュースを無料でいただきました。

オムチーズカレー。ボリュームありました。