雑誌「BRUTUS2019年7月1日号」は、名古屋特集です。久しく名古屋へ行っていないので、YURIをはじめとするジャズ喫茶やひつまぶしのお店に行きたいと、書店の店頭で買いました。名古屋城の改修、復元も済んだはずなので、そこも訪れてみたい。松本名古屋間はJR特急「しなの」が片道2時間強で結んでいるので、日帰りも可能です。スピード感のあるテナーサックスを。
STAN GETZ (スタン・ゲッツ)
JAZZ SAMBA ENCORE! (Verve 1963年録音)
今年の梅雨シーズンは、雨がよく降る梅雨らしい天候が続いています。そろそろ明けてほしいという期待を込めて、これからの時期にたまに聴きたくなるスタン・ゲッツ(ts)のボサノヴァを聴きました。このアルバムは、ルイス・ボンファ、A.C.ジョビンの参加により、より現地の音楽に近づいた内容になっています。
メンバーは、スタン・ゲッツ(ts)、ルイス・ボンファ(g)、A.C.ジョビン(g,p)、ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、トミー・ウィリアムス(b)、パウロ・フェレイラ(ds,per),ホセ・カルロス(ds,per)、マリア・トレード(vo)など。マリア・トレードは、ルイス・ボンファの奥様だそうですが、透明感のある清々しい歌声がボサノヴァ向きです。
曲は、ルイス・ボンファ作が「Sambalero」、「Samba de Duas Natos」(Two Note Samba)、「Menita Flor」(私の花)、「Mania de maria」(マリアに首ったけ)、「Saudade Vem Correndo」(思い出は駆け足で)、「Um Abraco No Getz」(ゲッツに捧ぐ)、「Ebony Samba」の7曲、A.C.ジョビン作が「Danco Samba」(Jazz Samba)、「Insensatez」(How Insensitive)、「O Morro Nao Tem Vez」(悲しみのモロ)の3曲で全10曲。とりわけ、ジョビンの曲は、名曲ぞろいです。
スタン・ゲッツ(ts)が素晴らしく、リズムや伴奏がどうであれ、乗った時の天性のメロディストぶりに圧倒されました。彼のクールなサウンドもボサノヴァに相応しく、哀愁を帯びた曲想の「O Morro Nao Tem Vez」(悲しみのモロ)や切れのあるフレーズを繰り出している「Um Abraco No Getz」など胸がすくような演奏をしています。ルイス・ボンファ(g)もソロばかりでなく、ゲッツとの絡みなどで存在感を示し、マリア・トレード(vo)は、「Saudade Vem Correndo」などで美しく歌っています。Olga Albizuの絵を用いたジャケットも印象的。
【今回購入した5枚組CD STAN GETZ BOSSA NOVA YEARS】
ヴァーヴ録音の5作品がCDで入っているボックスセットです。レコードを持っているものもありますが、簡易な作りながらオリジナルジャケットを模した紙ジャケットにそれぞれ入っていて、安かったのでセットで購入しました。5CDは次のとおり。
「Big Band Bossa Nova」、「Jazz Samba」、「Jazz Samba Encore」、「Getz/Gilberto」、「Stan Gets with Guest Aetist Laurindo Almeida」。
【BRUTUS2019年7月1日号】
表紙
名古屋のモーニングの紹介。コンパル大須本店とモーニング喫茶リヨンには行ったことがあります。
昼間に訪れるべき場所の紹介もあります。名古屋城には是非行きたい。
昼食や朝食におすすめの店も出ています。
ランチにこちらのお店の鰻丼を是非食べてみたいものです。
ジャズスポットの紹介もあります。ライブハウスの「Jazz in Lovely」にも入ったことがありますが、ジャズ喫茶の「Yuri」はお気に入りのスポットです。また出かけたい。