今年も信州国際音楽村ニューイヤーコンサートに出かけました。出演は、長原幸太withニューイヤーフレンズで、今回で11回目の同コンサートになります。
(出 演)
長原幸太 (バイオリン、読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間聡一(バイオリン、広島交響楽団第一コンサートマスター)
鈴木康浩 (ヴィオラ、読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者)
猶井祐樹 (ヴィオラ、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者)
上森祥平 (チェロ、ソリスト)
奥泉貴圭 (チェロ、ソリスト)
山崎実 (コントラバス、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席)
佐々木絵里(編曲)
(曲 目)
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ短調 op.21 (佐々木絵里 編曲)
〈休憩〉
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲 op.367 (佐々木絵里 編曲)
N・パガニーニ:カンタービレ
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
ルロイ・アンダーソン:タイプライター
ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:芸術家の生活 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しき青きドナウ」 op.314 (佐々木絵里 編曲)
(アンコール)
ルロイ・アンダーソン「フィドル・ファドル」
(感 想)
毎年、このニューイヤーコンサートを楽しみにしています。読売日本交響楽団のコンサートマスター長原幸太さん以下7人編成の弦楽合奏です。今年は、佐々木絵里さん(猶井祐樹さんの奥様)編曲のベートーベンの交響曲第1番からスタート。これがなかなかよかった。
この交響曲の第3楽章は、メヌエットですが、スケルツォといった感じで、アグレッシヴな合奏で勢いがあり、第4楽章は優美でヴァイオリンの音色の美しさが光っていました。ヴィオラが活躍する場面も多く、全員一丸となったよい演奏でした。
後半は、ニューイヤーに相応しい曲が登場。パガニーニ作曲「カンタービレ」では、佐久間聡一(vn)さんがソロをとり、ハイフェッツやオイストラフなど有名ヴァイオリニストの形態模写で演奏し、拍手喝さいでした。来年も是非開催してほしいコンサートです。
前半のベートーヴェンの交響曲第1番(編曲)を演奏しているところ。
佐久間聡一さんのソロで、パガニーニの「カンタービレ」を演奏しているところ。佐久間さんは、五嶋みどりさんの形態の真似をしながら弾いています。他にもハイフェッツ、オイストラフ、イヴリー・ギトリス、ギドン・クレーメルらの真似をしていて、笑いを誘っていました。
リロイ・アンダーソンなどの曲では、猶井祐樹と上森祥平さんの踊りも飛び出し、新年らしい一コマです。この二人は、お笑い担当らしいです。
終了時の挨拶。長原幸太さんはじめ錚々たるメンバーです。
会場の信州国際音楽村ホール「こだま」
浅間山方面。
浅間山のアップ。
【信州国際音楽村】
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