雑誌BRUTUS(マガジンハウス)の最新号特集「なにしろあんこ好きなもので。」が面白かったので取り上げました。僕はスイーツ大好きで、あんこものも「今川焼」や「アンバタパン」など食べますが、奥深い和菓子もよいものだと思わせてくれる特集です。
表紙。掲載されているおはぎは、多分、「甘味 おかめ 麹町店」のもの。
毎日のあんこ。「たいやき わかば」(東京都新宿区若葉)のたいやき。しっぽの部分に店名が入っています。美味しそう。
季節のあんこ。塩瀬総本家(東京都築地)の正月の上和菓子。
(饅頭はじめて物語)
塩瀬総本家は創業1349年、670年を超えて営業を続けています。来日した中国出身の林浄因(りんじょういん)という人が奈良で中国のマントウにヒントを得て、饅頭を作り商いを始めたことに遡り、この林さんが祖先になるそうです。
塩瀬総本家の蒸したての「本饅頭」。小指の先ほどの小さな生地で、あん玉を包み込むそうです。蒸すと生地は透明に。
当主は第34代だそうです。すごい。
(長尾智子さんによるあんこの作り方、お菓子のレシピ)
料理家の長尾智子さんが、ブルータスのためにレシピを考えたそうです。あんこの作り方も載っています。
「おいしい自家製あんこ」の作り方が掲載されています。
「山椒餅、白玉汁粉、あんバターサンド」の3種類のおやつレシピが紹介されています。
(松江は菓子処)
松江は、京都、金沢に並ぶ菓子処とのことです。松江藩7代藩主、松平治郷(1751~1818年)が茶の湯を極め、茶人大名として後世に名を残しているそうです。それ以来、お茶とともに菓子文化も育まれたようです。
国宝「松江城」の近くにある「風月堂」。
「風月堂」の大ぶりの饅頭「萬寿」。
(名古屋だって、あんこの都)
名古屋には、和菓子の名店が揃っているそうです。コメダ珈琲には、トースト用の「あんこ」が用意されていて、あんこと言えば「名古屋」だと僕は思っていました。でも、あんこは、京都、東京、金沢、松江だそうです。
栄にある川口屋。
上生菓子のお店だそうです。
(お取り寄せできる 47都道府県地元代表あんこガイド)
地方を含むお店の商品の紹介です。
北海道の「月寒あんぱん」は、とったことがあり、なかなかいいお菓子です。パンのようでもありますが月餅風の饅頭です。
地元、長野県代表は長野市の善光寺近くにお店のある「酒饅頭本舗つるや」の酒饅頭でした。出来たてを食べるのが良いです。
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