大泉洋主演の映画「騙し絵の牙」のDVDを借りてきて観ました。併せて、大泉洋が書いたエッセイ集を読みました。
(あらすじ)
出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。そんな中、専務が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが……。
(スタッフ・キャスト)
監督:吉田大八 原作:塩田武士 脚本:楠野一郎、吉田大八
出演 速水輝也:大泉洋 高野恵:松岡茉優 矢代聖:宮沢氷魚 城島咲:池田エライザ
(感 想)
騙し絵の牙というタイトルで、どんでん返しに期待しながら観ていましたが、そういう感じは薄かったです。むしろ、雑誌を存続させるために苦闘した姿を描いていて、都合良く話は進みますが、出版業界の現場も面白く、見応えのある映画でした。
最も印象に残ったのは、松岡さんの演技で、雑誌の編集者、実家の書店を継いでの書店主など、自然な演技で魅力が溢れていました。もちろん、大泉洋は、なにかやりそうな雰囲気を湛えた怪しい編集長という役柄にピッタリで、喜劇ではないですが、そこそこ笑みがこぼれました。
大泉洋は、「探偵はBARにいる」という作品に主演していて、気に入った俳優です。最近、いろいろな映画に出演しています。脚本や役柄にもよりますが、楽しみに観ている俳優です。
【騙し絵の牙 公式サイト】
映画『騙し絵の牙』公式サイト | 3月26日(金)全国公開 (shochiku.co.jp)
予告編を観ることができます。
【大泉エッセイ(角川文庫)】
(著者の紹介)
(裏表紙にある本書の紹介)
(短い感想)
基本的に笑いをとろうという視点から書かれ、それに向かって四苦八苦しながら書いている姿が想像でき、それだけでも面白いです。大泉洋さんの祖父の「恒三(つねぞう)」さんには大爆笑で、多分、隔世遺伝で洋さんにキャラがつながっている気がしました。温かみのあるエッセイ集です。
パソコンに向かっている写真