安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャズ喫茶「木馬」再訪 (群馬県前橋市)

2017-02-23 20:21:00 | ジャズ喫茶

2月11日、久しぶりに前橋の「木馬」を訪問しました。二人の若い女性が熱心にラムゼイ・ルイスの演奏に耳を傾けていてびっくりしましたが、ジャズピアノなど楽器を習う女性が、いろいろ聴かせてくださいと来店することも珍しくないそうです。いい傾向ですね。 今回、尾瀬など山や高原のことでもマスターの根岸さんと話が弾みました。

 

 

店内。テーブルや椅子はすっきりとしたものになっていました・

 

 

 

 

ジャズ批評誌の特集号なども置いてあります。

 

ジャケットが映えるように飾ってあります。

 

マーティー・ぺイチの「Jazz for Relaxation」(Tampa)。セカンドだそうですが、いい音で鳴っていました。

 

マリアン・マクパートランド「At the Hickory House」(Capitol)。オリジナルを最近入手したそうです。僕はイギリスのジャスミン・レーベルから再発されたレコードをもっていたのですが、同レーベルの大きく印刷されたマーク(ロゴ)が気に入らず売却してしまいました。

 

マクパートランドの「At the Hickory House」のレコード盤。センターレベルはピンク色。

 

木馬のディスコグラフィーの「At the Hickory Houseのページ」。ビル・クロウの「さよならバードランド」(新潮文庫)に、マクパートランドとヒッコリーハウスに出演した時のことが載っています。

 

駐車場側の窓を外から見たところ。描かれたロゴなどが楽しい。

(登山・ハイキング話)

マスターは、山や高原が好きで、若いころはロッククライミングをやり、最近でも片品村から尾瀬の郷親善大使を委嘱されるなど、群馬県内や近県の山に詳しいです。僕が尾瀬へ行ったことがないと話したところ、下記のパンフレットを取り出して、コースや山小屋の話などをしてくれました。山小屋の予約も頼めるようなので、季節のよい時に尾瀬へ出かけたいと考えています。

   

尾瀬岩鞍リゾートのパンフレット

 

この絵地図でコースなどを教えていただきました。


イグナシ・テラザ IN A SENTIMENTAL GROOVE

2017-02-22 20:23:21 | ピアノ・トリオ

先週末、元の職場の関連で、安曇野市明科で懇親会が開かれたので参加してきました。安曇野市在住の、現役、OB合わせて10名ほどが集まりましたが、僕は、週末など安曇野市にいることが多いので、特別に呼んでくれたものです。会場は「高野屋」という蕎麦屋さんでしたが、蕎麦ばかりでなくお刺身や鍋などいろいろな料理が出てきてびっくりしました。懐かしい仕事の話や地域の話で盛り上がりました。穏やかでなんとなく懐かしい演奏です。

IGNASI TERRAZA (イグナシ・テラザ)
IN A SENTIMENTAL GROOVE (Swit Records 2005年録音)

   

スペインのピアニストだと、テテ・モントリューの名前がすぐ浮かびますが、イグナシ・テラザ(1962年バルセロナ生まれ)も忘れることができません。アンドレア・モティス(vo)のアルバムで伴奏をしていたので名前を覚えましたが、モティスと来日した際に演奏を聴いたジャズ喫茶「木馬」(前橋市)のマスターが、メロディセンスのいいピアニストだと推薦していたこともあって、このCDを入手したものです。

メンバーは、イグナシ・テラザ(P)、Pierre Boussaguet(b)、Jean Pierre Deroiard(ds)。テラザは、テクニシャンだと思うのですが、それをあまり表面に出さず、ゆとりのある演奏をしています。また、ベースとドラムスは全く知らない人ですが、過不足なく、特にベースはランニングなど心地よい。

曲は、スペインのトラディショナルが「El Cant Dels Ocells」、「la Filadora」、「El Desembre Congelat」、テラザの自作が「An Emotional Dance」、「Rain Falling, No Cab」、「Peace Prayer」、フェデリコ・モンポウ(スペインのクラシックの作曲家)作「Canco No 6」(歌と踊り第6番)、スタンダードの「When Your Lover Has Gone」、「Everything Happens To Me」、「Mean to Me」、「Isn't It Romantic?」の全11曲。テラザ自作の「An Emotional Dance」やモンポウの「Canco  No6」といった歌謡性に富んだメロディの曲が収録されているのが特徴。

トラディショナル(民謡)の美しいメロディ、テラザやモンポウ作の哀愁漂う曲に加え、演奏も「Everything Happens to Me」などスローで幻想的に弾いていて、しみじみとした味わいを覚えるトラックが多い。トラディショナルの「El Cant Dels Ocells」や「La Filadora」、ボッサリズムで演奏される「An Emotional Dance」、グルーヴィーでテラザ(p)がテクニックのあるところを聴かせる「Peace Prayer」、モンポウの「Canco No 6」といったところが素晴らしい。トリオの3人の息はよくあっていて、ベースソロも入ります。

【イグナシ・テラザ ホームページ】

ignasiterraza.com  (元はスペイン語ですが、英語が選択できます。)

自身の経歴には、オスカー・ピーターソン、ウィントン・ケリー、アーマッド・ジャマルから影響を受けたとあります。また、Concertsの項目を見ると、バルセロナを拠点として、スペイン国内はもとより、フランス、ドイツ、香港など自身のトリオやアンドレア・モティス=ジョアン・チャモロ・グループで公演を続けています。

【フェデリコ・モンポ―自作自演集 (BRILLIANT CD4枚組)】

    

MompouのComplete Piano Worksです。「歌と踊り第6番」を選曲してジャズ化した、イグナシ・テラザ(p)の選曲センスに脱帽。モンポウの音楽もピアノ好きには面白いです。

【高野屋】

住所:長野県安曇野市明科中川手6818-30
電話:0263-62-2142
ホームページ:高野屋(食べログのページです)

 

 

JR明科駅のすぐ近くで、南側にアップルランドがあります。高野屋には、馬刺しなど郷土料理もあって、いろいろなものが出てきます。蕎麦は固定ファンが多いお店ですが、宴会やちょっとした飲み会でも使えます。


冬の光城山(標高911.7m)と長峰山(標高933.3m)(長野県安曇野市)(2)

2017-02-21 20:23:20 | 登山・ハイキング

冬の光城山と長峰山の続きで、(2)では長峰山の様子と北アルプスの景色を記します。

【行 程】

安曇野市自宅 10:30~光城山駐車場 10:45 (途中コンビニで買い物)
光城山登山口 10:51~山頂 11:24~光城山登山口 11:59 (周回ルートです。)

光城山駐車場 12:05~長峰山遊歩道駐車場 12:10 (車による移動)
長峰山登山口(遊歩道入口) 12:15~長峰山山頂 13:00-13:17 (昼食休憩)~長峰山登山口 13:57

【長峰山登山口(遊歩道入口)~山頂)】

 

長峰山登山口(遊歩道入口)

 

穏やかな道ですが、特に日陰では、雪の下が氷になっていて、滑るので気を付けました。

 

掘割になっているところもあります。

 

尾根道にでました。

 

お地蔵様。

 

横切っている林道を渡り、山頂へ。

 

舗装されていて、車も上がっていけます。

 

途中から林間を行きました。

 

ハンググライダーをやっている人たち。ここは下から吹き上げる風が良好で、ハンググライダーをやる人が集まります。

 

【長峰山からの北アルプス、安曇平景色】

 

 

右半分に有明山。後ろにちょっと見えているのは燕岳。

 

常念岳。

 

爺が岳、鹿島槍ヶ岳。

 

針の木岳、蓮華岳。

 

大町、白馬方面。里の景色もよく見えました。

 

ハンググライダーの飛び出す地点からの安曇平。

 

 

常念岳の南側で、多分蝶が岳方面だと思います。

 

モニュメントが設置されています。

【長峰山山頂~登山口駐車場】

 

展望台の裏から下りていきます。

 

林道を横断します。

 

氷で滑る可能性があったので、尾根道を過ぎて下りに入った地点でポールを取り出しました。

 

実は雪の下は、つるつるの氷です。登山靴は滑りやすいので、気をつけました。

 

無事到着。

 

駐車場には僕の車だけでした。頂上まで車で行けるので、長峰山は上る人が少ないのかもしれません。この駐車場のすぐ下が、長峰荘で、入浴もできます。


冬の光城山(標高911.7m)と長峰山(標高933.3m)(長野県安曇野市)(1)

2017-02-20 20:37:59 | 登山・ハイキング

このところ、週末の天気がよくなかったり、インフルエンザで倒れたりと、山へ行けなかったのですが、2月19日に安曇野市の里山の光城山と長峰山を歩いてきました。朝、北アルプスを眺めたらかなり雲がかかっていたので、見通しが少しよくなるのを待って、出かけました。

ゆっくりと歩きましたが、合わせて2時間36分の歩行時間でした。短い時間でしたが、足慣らしにもなりました。空気が澄んでいるので、常念岳はじめ北アルプスがまずまずよく見えました。

【行 程】

安曇野市自宅 10:30~光城山駐車場 10:45 (途中コンビニで買い物)
光城山登山口 10:51~山頂 11:24~光城山登山口 11:59 (周回ルートです。)

光城山駐車場 12:05~長峰山遊歩道駐車場 12:10 (車による移動)
長峰山登山口(遊歩道入口) 12:15~長峰山山頂 13:00-13:17 (昼食休憩)~長峰山登山口 13:57

【光城山登山口~山頂~北廻りコース分岐】

 

光城山駐車場。松本ナンバーの地元車がほとんどですが、練馬や名古屋ナンバーなどもありました。

 

登山口。

 

前夜から朝にかけて少し雪が降ったので、うっすらと積もっています。

 

常念岳。光城山は、上る途中でも展望がききます。

 

 

道は整備されているので、どなたでも大丈夫。

 

ダンコウバイの木。春に咲く花ですが、開花はかなり先になりそうです。

 

雪が枝にくっついて面白い光景なので撮ってみました。背景は北アルプスです。

 

ここを上れば広場に出ます。

 

 

山頂手前からの安曇平の展望。山には雲がかかっていて、もう一つです。

 

古峯神社。山頂の横にあります。

 

周回ルートで、林道を少し歩きます。

 

林道沿いの展望スポット。ベンチがあり女性が休んでいました。真ん中から右(北)へ、常念岳、横通岳、大天井岳がきれいに見えました。

 

常念岳の左側(南方向)をアップで映してみました。

【北廻りコース分岐~光城山駐車場】

 

分岐です。ここから長峰山へも行けます。

 

北回りコースで戻ります。

 

静かな木立の中。

 

木の幹に雪がくっついで面白かったので撮影。

 

駐車場横のさくら池。

 

駐車場へ到着。正午でしたが、20台ほど停まっていました。春の桜のシーズンは、臨時駐車場が設けられます。

(2)へ続きます。(2)では、長峰山の様子と後立山連峰まで写った北アルプスの景色を掲載します。


ベン・ジェンセン SWEETIE PIE

2017-02-19 08:54:04 | テナー・サックス

先日、群馬県の磯部温泉で、お土産に磯部煎餅を買いました。小麦粉と砂糖などを原料とした薄くて軽いお菓子ですが、子供の頃にこの煎餅をたまに食べた記憶があります。磯部温泉へ誰かが行っているとも思えないので、近くのお店で売っていたのだと思います。美味しかったという記憶はありませんが、今回食べてみると、ほんのり甘く、口当たりもよく、結構美味しく感じました。趣味嗜好は年齢とともに変化する一例でしょうか。スイングするジャズが好きなのは変わりません。そんなアルバムを。

BEN JANSSON (ベン・ジェンセン)
SWEETIE PIE (PKO 2006年録音)

   

1月下旬に札幌へ行った際に、歌手のMIZUHOさんのコンサートを聴いたのですが、そのバンドの一員としてベン・ジェンセン(ts)が加わっていました。その時の音色やフレーズが、レスター・ヤングやスタン・ゲッツをちょっと思わせるようなものだったので、彼のことを調べました。現在は札幌在住ですが、米国での実績がある方で、2枚のリーダー作があったので、とりあえず1枚目を入手しました。

メンバーは、 ベン・ジェンセン(ts)、ランディ・ナポレオン(g)、リック・ロウ(p)、Paul keller(b)、Pete Siers(ds)。アメリカのミシガン州Ann ArborのFirefly Clubにおけるライブ録音です。Ann Arbor(アナーバーまたはアン・アーバー)は、デトロイトに近い町で、ミシガン州立大学やドミノピザ本部があることで知られているそうです。ランディ・ナポレオンは、クレイトン=ハミルトンORCHに参加するなど、名の知れたギタリストです。

曲はジェンセンのオリジナルとスタンダードです。彼のオリジナルが「Pat's Blues」、「Sweetie Pie」と「Tenor For Two」、セロニアス・モンクの「Hackensack」、スタンダードの「How Long Has This Been Going On?」、「I'll Remember April」(四月の想いで)、「Young At Heart」、「My Ideal」、「Strike Up The Band」の全9曲。「Tenor for Two」のTwoとは、ズート・シムズとアル・コーンで、彼らに捧げた曲。

スイングして、寛いで、グルーヴィーな、僕の好みにあったライブアルバム。ベン・ジェンセンの柔らかいサウンドのモダンスイング系テナー、ランディ・ナポレオンのウェスやバレルを髣髴とさせるギター、ニック・ロウの明るめピアノと、名手が揃ったという感じです。各人のソロが楽しく、ニック・ロウ(p)が「Four Brothers」を引用している「Pat's Blues」、スローテンポの「How Long Has This Been Going On?」や「Young at Heart」、ブルージーで暖かな「Tenor for Two」、豪快な「I'll Remember April」などかなり楽しめます。

【Ben Jansson ホームページ】

benjansson.com

経歴やライブのスケジュールなどが掲載され、更新もアップデートです。3年間札幌に住んでいて、活動を行っていますが、この2017年の春から夏にかけて、リーダーアルバムが2作リリースされる予定です。ベン・ジェンセンが札幌にいるうちにリーダーライブを聴いてみたい。

【磯部煎餅】

   

群馬県安中市の日帰り温泉施設「恵みの湯」の売店コーナーで売っていた磯部煎餅。一袋買ってきました。

   

   

薄くて軽い煎餅なので、歯の弱い人でも大丈夫です。煎餅といってもサクサクして柔らかい。