先の連休は、やらなければいけないことが多く遠出はできませんでした。その代わりでもないのですが、買い物の合間に喫茶店「珈琲哲学安曇野店」により、前から気にかかっていたご当地グルメの「安曇野林檎ナポリタン」を食べてみました。甘く煮た林檎は確かに乗っていましたが、特にそう言わなくても昔ながらのナポリタンで、美味しくいただきました。ご当地ビッグバンドの伴奏で唄ったCD。
CYRILLE AIMEE (シリル・エイメー)とCHICAGO JAZZ ORCHESTR
BURSTIN' OUT (ORIGIN 2012年録音)
シカゴ・ジャズ・オーケストラというビッグバンド名義のアルバムですが、ゲストにシリル・エイメーを迎えていて、実質的には彼女がビッグバンドの伴奏で歌っているというアルバム。編曲は、基本的にこのオーケストラの団員が行っていますが、シリル・エイメ―の名前が表記されている曲もあり、実質的には彼女も音作りにかなり加わっているものと思われます。
シリル・エイメーは、1984年、仏フォンテーヌブロー生まれで、フレンチ・ジプシー・ミュージックとドミニカン・リズムを融合させた、ポップで独特のスタイルが特徴の歌手です。ニューヨークを拠点に活動し、2010年にセロニアス・モンク・コンペティションで最終候補に残り、2012年に第1回サラ・ヴォーン・ヴォーカル・コンペティションで優勝。2018年に最新アルバム「ライブ」を発表と精力的に活動を行っています。
曲は、スタンダードです。「What A Little Moonlight Can Do」、「September in The Rain」、「A Night in Tunisia」、「Sometime I'm Happy」、「Dindi」、「Yardbird Suite」、「Easy Living」、「Cheek To Cheek」、「Long As You're Living」、「Them There Eyes」、「I'm Through With Love」、「It Don't Mean A Thing」の全12曲。「Long As You're Living」だけは、プリースターとタレンタインの作曲、オスカー・ブラウン Jr.の作詞によるものです。
シリル・エイメー(vo)のビッグバンドの伴奏によるスタンダード曲集で、声の質に潤いがあり聴きやすく、表情豊かでリズムに乗った快唱が楽しめます。僕はジプシースイング系の演奏が苦手なので、ビッグバンドの伴奏がありがたい。「What A Little Moonlight Can Do」から好調で、早いものでは「It Don't Mean A Thing」が胸のすくようなできで、哀愁漂うバラードの「Dindi」、あっさり目であるものの情感が籠もった「I'm Through With Love」と、直接にエイメ―名義ではありませんが、入手してよかったものです。
【ライナーノートから録音風景】
【シリル・エイメー・ウェブサイト】
cyrilleaimee (フェイスブックです)
なお、Cyrille Aimeeの日本語訳は、「シリル・エイミー(エイミ)」や「シリル・エイメ―」などが用いられていますが、今回、東京コットンクラブで公演した際のホームページにある「シリル・エイメー」としました。拙ブログでは、以前、シリル・エイミーとしていました。
【ご当地グルメの安曇野林檎ナポリタン】
幟。市内各所にあるお店で提供していますが、それぞれお店で異なっているようです。
珈琲哲学安曇野店
メニュー。前に、「名古屋風哲板ナポリタン」は、食べたことがあります。
ウィンナーソーセージも沢山入っていて、カロリーは多分高いです。真ん中に林檎が見えます。