安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

山田敏昭(p)トリオライブ (6月21日 札幌市 SLOWBOAT)

2019-06-25 20:02:01 | 演奏会・ライブ

先週末の札幌小旅行の金曜日夜には、ライブハウス「Slowboat」で山田敏昭(p)トリオの演奏を楽しみました。

(メンバー)

山田敏昭(p)
粟谷 巧(b)
宇野 修(ds)
ジーン・ジャクソン(ds)。飛び入りで、宇野さんに代わり最後の1曲を演奏してくれました。 

山田敏昭(p)

粟谷 巧(b)。ドラムスは宇野修さんですが、影に隠れています。

ジーン・ジャクソン(ds)がドラムセットに向かうところ。当日は、東京から札幌に来ていました。粟谷さん(b)のCDにはジーン・ジャクソンが参加しています。

(曲 目)

Blues Everywhere (シャーリー・スコット)
Hollyland (シダー・ウォルトン)
Polka dots and Moonbeams (ジミー・ヴァン・ヒューゼン)
Favela (A.C. ジョビン)
Red Cross (チャーリー・パーカー)

<休憩>

Be My Love (ニコラス・ブロズスキー)
I'll Remember April (ジーン・デ・ポール)
But Beautiful (ジミー・ヴァン・ヒューゼン)
Oasis (シャーリー・スコット)
Mellow Dream (福居 良)

Bolivia (シダー・ウォルトン)

(感 想)

山田(p)さんの演奏は、6月1日に東京で聴きましたが、その時よりもリラックスした雰囲気で、指も回っているように感じました。シャーリー・スコットの「Blues Everywhere」ではノリノリなピアノが聴けて快調な出だしに、僕のビールも進みました。

「Hollyland」では、粟谷さん(b)がソロで有名曲を引用して楽しませてくれ、宇野(ds)さんが意外にアグレッシブな演奏をしていました。「Red Cross」は、東京の時にも聴きましたが、テンポが速くなっていて驚きました。前半から後半へと、ハードバップ系の演奏を堪能して、それだけでいい気分になっていたのですが、最後にハプニングが。

後半遅い時間にジーン・ジャクソン(ds)さんがお店に顔を出して聴いていたのですが、山田さんの誘いで「Bolivia」でドラムを演奏してくれました。トリオの3人は白熱した演奏を繰り広げ、シンバルからは金粉銀粉が舞いだしているかの如くのサウンドがしていました。

 【SLOWBOAT(スローボート)】

住所:札幌市中央区南3条西3丁目 もりにビル4F
電話:011-210-5144(19:30〜25:00)
ホームページ:jazz-slowboat.jp

すすきの繁華街の一画のビルの中にお店があります。

   

看板

店内入口。

札幌クラシックを飲んでいました。相変わらず美味しい。


喫茶店研究所 (ジャズ喫茶 6月22日 北海道札幌市)

2019-06-24 20:05:01 | ジャズ喫茶

先週末の札幌は荒れ模様の天気で、当初予定の北広島や手稲に行くのは中止して、専ら市内中心部で過ごしました。移動で頼りになったのは、路面電車(市電)で、本数が多く、どこまで乗っても200円なので重宝しました。そんな電車に乗って、ジャズ喫茶の「喫茶店研究所」に行ってきました。

お店は市電の西線14条駅からすぐのところに位置しており、オープンして31年です。手作りのスピーカーから僕好みのハードバップが流れていました。珈琲カップの刻印が面白かったのでマスターに尋ねたら、東京の画材店「月光荘」が作ったもので、形もいいし良い物だけど、既にないと話していました。父上は画家だそうです。

西線14条駅

お店の入口は、看板を右折したところにあります。

看板。「LE CAFE」の文字がかっこ良い。

入口

入口を開けると三和土ががあり、一段あがって店内になります。

店内。キャパは7~8人でしょうか。

カウンターもあります。

   

マスター手作りのスピーカー。

アルテックのこのユニットが入っているそうです。

CDで、キャノンボール・アダレイ(as)の「At The Lighthouse」がかかりました。僕はレコードでもっていますが、内容はかなりよいです。

続いて、グラント・グリーン(g)の「Sunday Mornig'」がレコードでかかりました。

珈琲。丁寧に淹れてあって、濃いめで美味しい。コーヒーカップの形も底が平らで深さがあって、気に入っているそうです。手触りのよい、よい形をしていました。

気になった刻印。

裏面をみてくださいと言われたので、裏返しすると、「月光荘」の文字が現れました。

大通り方面に、この電車に乗って戻りました。

【喫茶店研究所】

住所:北海道札幌市中央区南14条14-1-20
電話:011-561-2989
ホームページ:喫茶店研究所 (食べログのページです。)


ZORA (スープカレー 6月21日 北海道札幌市)

2019-06-23 20:00:43 | グルメ

6月21日(金)から23日(日)にかけて、札幌へ小旅行に行ってきました。ジャズクラブやジャズ喫茶でジャズを楽しみ、レコード店も回りました。そちらもよかったのですが、食べるものが美味しく、満腹状態で3日間を過ごしました。

一日目の夕食は、スープカレー「ZORA」にしました。地元で人気のあるお店ですが、ホテルの部屋にクーポン券がついた冊子が置いてあったので、それを見て出かけました。スープの味や野菜が美味しく、値段もリーズナブルで、よいお店でした。

外観。大きな窓が目印になります。

メニューなど。

店内。早めの時間だったので、僕の他には一組手前にいただけでした。

窓際のテーブル。窓越しに外の景色が楽しめます。

お店の看板商品の一つのようです。

無料のサービスドリンク。ヨーグルト味でした

宿泊したホテルの部屋に置いてあった冊子。クーポン券で、ドリンクを無料でサービスしていただきました。

Mama KAYのジャークチキンカレー

スープはさらっとしていて野菜などの甘みも感じられました。

チキンにはジャマイカのスパイスが効いています。

色とりどりの野菜。隠れていますが、ジャガイモやにんじんなどが入っています。

お店を出てくる時には、夕闇も迫ってきていて、雰囲気もよいです。

【ZORA】

住所:札幌市中央区南1条西7丁目12-5 大通パークサイドビル1階
電話:011-231-4882
営業:11:30~21:00 (ラストオーダー 20:30)
ホームページ:BAR CAFE SOUPCURRY ZORA (お店のブログのページです)


アダム・マコーヴィッツ A HANDFUL OF STARS

2019-06-22 20:32:49 | ピアノ・トリオ

東急ホテルズのPR誌「COMFORTS」が季刊になり、2019年の夏号が先日送られてきました。特集の一つが「ジャパニーズアルプス白馬」で、いまや白馬は『世界が刮目する山岳リゾート』だそうです。今年の夏は、体重を減少させ、白馬雪渓を登ってみたいと考えています。久しぶりに刮目したCDを。

ADAM MAKOWICZ (アダム・マコーヴィッツ)
A HANDFUL OF STARS (CHIAROSCURO 1981年録音)

   

アダム・マコーヴィッツ(1940年生)は、元々はポーランドのピアニストですが、1978年にニューヨークに移住して以来、アメリカを活躍の場にし、コンコードレーベルなどから多数のアルバムを発表しています。ポーランドにいる時は、フリージャズ的な演奏も行っていましたが、渡米後はメインストリーム系の演奏が多いようです。

メンバーは、アダム・マコーヴィッツ(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、ジャック・デジョネット(ds)。素晴らしいメンバーですが、録音当時は発表されず、1997年になって初めて発売されたものです。キアロスク-ロ・レーベルは、スイング系中心なので、そのあたりが遅れた原因でしょうか。プロデューサーは、ジョン・ハモンドです。

曲は、マコーヴィッツのオリジナルが「Satin Wood」、「Opalescence」、「Past Tense」と「Adam's Waltz」の4曲、あとはスタンダード曲で、「Just in Time」、「Somebody Loves me」、「Bye Bye Blues」、「A Handful of Stars」、「What is This Thing Called Love?」、「I'm Old Fashioned」、「Falling」で全11曲。マコーヴィッツ作「Past Tense」は、憂愁を含んだきれいなバラードです。

痛快ピアノトリオアルバムで、キース・ジャレットのスタンダ-ズ・トリオをちょっと想起させるような演奏ぶりです。アダム・マコーヴィッツ(p)は、鍵盤をいっぱいに使い、速弾やリズムを変化させるなどテクニシャンぶりを発揮しています。デジョネット(ds)の刻むカリプソ系リズムが楽しい「Satin Wood」、マコーヴィッツの速弾やムラ-ツ(b)のソロも入る「Just in Time」、3人揃っての疾走感がすごい「Bye Bye Blues」、美しい憂愁系バラードの「Past Tense」、寛いで和むサウンドが聴ける「A Handful of Stars」など、期待以上でした。

【東急ホテルズのPR誌「COMFORTS」2019年Sumer】

   

表紙

   

特集の一番目は、福岡です。最近、出かけていないので九州にも行ってみたいものです。

   

白馬の特集です。地元だと北安曇郡白馬村で、リゾートというイメージはほとんどありませんが、特に欧米系のウィンタースポーツが好きな方には、よい場所なのかもしれません。

   

白馬三山の写真がきれいです。

   

最近、施設的にも充実してきて、岩岳山頂にテラスがオープンし、アウトドアブランド「NORTH FACE」の直営店にはコーヒースタンドが出来るなど、シーズンを問わず楽しめる場所が増えています。特にアウトドアブランドの直営店は増えていて、山登りの後に寄る方もいるようです、

   

白馬には「白馬東急ホテル」が営業しています。そのPRももちろん載っています。立ち寄ったことがないので、食事かティータイムに一度入ってみようかと思います。


槍穂高の展望台 蝶ヶ岳(標高2,677m 長野県松本市・安曇野市)に登りました。(2)

2019-06-21 20:38:09 | 登山・ハイキング

蝶ヶ岳登山の続きです。(2)は、山頂からの展望、下山の様子、出会った花などについて記します。行程を再掲します。

【行 程】

(往路)駐車場 5:19→ 三股登山口 5:34 → ゴジラの木 6:03 → まめうち平 6:55-7:05 → 第二ベンチ 8:27-8:36 → 蝶ヶ岳山頂 10:30

(復路)蝶ヶ岳ヒュッテ 11:50 → 第二ベンチ 13:02 → まめうち平 14:04-14:12 → ゴジラの木 15:03 → 三股登山口 15:34 → 駐車場 15:48

なお、このあとホリデー湯「四季の郷」で温泉に入りました。

【蝶ヶ岳山頂からの展望】 

山頂の標柱を入れて穂高岳方面。

真ん中右に前穂高岳(3,090m)、その右に奥穂高岳(3,190m)

大キレットの左に北穂高岳(3,106m)、大キレットの右に南岳(3,033m)

大キレット拡大。

残念ながら、槍ヶ岳は見えませんでした。

瞑想の丘から蝶ヶ岳ヒュッテ方面。

常念岳

安曇野市街方面。先日ランチに寄った「ホテルアンビエント安曇野」がわかりました。そこの望遠鏡から蝶ヶ岳ヒュッテが見えるようです。

蝶ヶ岳ヒュッテ。常念岳、燕岳方面。

【蝶ヶ岳ヒュッテ~三股駐車場】

ヒュッテを出発

振り返って見ると、常念岳の横には燕岳などが見えています。

常念岳

雪渓の上部にきました。

まだ登山者が登ってきます。

アイゼンを着けております。

午後の方が、足跡がはっきりしていて歩きやすいのですが、滑らないように注意。

雪渓が終わり、ひたすら階段などを使いながらくだります。

第二ベンチです。座って昼食を摂っている方たちがいました。

蝶沢の雪渓です。

蝶沢。

まめうち平で休憩しました。

ゴジラの木。ここまでくればあともう少しです。

力水。上りの際には気が付きませんでした。多分飲める水でしょう。

登山道とほぼ並行して流れている沢ですが、流量が多くて驚きました。安曇野や松本では地下水が豊富なのが納得できました。

   

何本もに分かれている大木。カシの木でしょうか。

三股登山口に到着

駐車場に到着

【出会った花】

ヤマタツナミソウ。以下Wさんのご教示により、花の名前を記入しました。(6月25日追記)

イワカガミの群落

サンカヨウでしょうか。→ 違うそうです。正しくは、オサバグサ

ショウジョウバカマ

ヒュッテの横に咲いていたものです。ミヤマキンバイかと思います。正しいそうです。