安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池、八柱山周回登山+御射鹿池訪問(3)(7月13日 茅野市、佐久穂町)

2019-07-16 20:06:11 | 登山・ハイキング

麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池、八柱山周回登山+御射鹿池訪問の3回目です。(3)では、麦草ヒュッテ、御射鹿池、周回中に出会った花と蝶ついて記します。行程については、(1)又は(2)をご覧下さい。梅雨時でしたが、充実した山行でした。

 【麦草ヒュッテで昼食】

メニューが玄関先に標示されていました。

お土産品なども売っています。

「天ぷらうどん」にしました。コゴミの和え物もだしてくれました。歩いた後なので、汁物がうまいです。

食事を終わり、駐車場に到着したところ。意外と車が減っていなくて、泊まる人も多いかもしれません。

【御射鹿池】

観光バス用の駐車場。このあたりの人気スポットになっています。

解説板。東山魁偉画伯が描いた「緑響く」のモチーフとなった場所であることが記されています。あの色は夜明けにしか出ないので、本日は、午後なのでイメージは異なります。

農業用ため池が本来の役割です。堤体が綺麗に整備されていて、素晴らしい。

「かも」が住んでいます。

かもの泳いでいるのがアクセントになっています。(Aさん撮影)

緑が水に映り込んで美しい。(Aさん撮影)

【出会った花と蝶】

ゴゼンタチバナ群落

ゴゼンタチバナ

オサバグサ

オサバグサ

ハクサンシャクナゲの群落

ハクサンシャクナゲ

マイズルソウ

マイズルソウ

キバナノヤマオダマキ

不明。これは判定が難しいようです。

シロバナヘビイチゴ

雨池にいた蝶です。


麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池、八柱山周回登山+御射鹿池訪問(2)(7月13日 茅野市、佐久穂町)

2019-07-15 20:02:19 | 登山・ハイキング

麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池、八柱山周回登山の2回目です。(2)では、雨池峠から雨池、雨池分岐から八柱山往復、雨池~麦草峠について記します。再度、行程を掲載します。なお、雨池の写真のほとんどはAさん提供によるもので、僕のものより遙かに美しい絵です。

【行 程】

麦草ヒュッテ 6:00 → 茶臼山山頂 7:08-7:22(展望台散策)→ 縞枯山山頂 8:09 → 雨池峠 8:38 → 縞枯山荘 8:48-9:17(珈琲タイム)→ 雨池峠 9:23 → 雨池 10:16-41(撮影・休憩) → 八柱山分岐 11:00 → 八柱山山頂 11:28-42 → 八柱山分岐(雨池)12:10 → 麦草ヒュッテ 13:15 (昼食)

御射鹿池見学 14:25-40

【雨池峠~雨池】

縞枯山荘から雨池峠に戻りました。

雨池方向に進みます。縞枯山荘から来ると、まっすぐです。

岩もありますが、そう歩きにくくはありません。

前面が開けたので撮影。

本日出会った最も大きな岩です。

林道との出会いに到着。

雨池方面に進みます。

一帯は平坦で歩きやすい。

林道から左に入ります。

【雨池で休憩】

周囲1.4kmだそうで、雨池は大きくて驚きました。今年は雨が多いので、例年に比べて水量が多いそうです。

真中の奥の辺りが、麦草峠から歩いてくると到達する場所です。

左手を撮影。

対岸の緑が美しい。

おやつ休憩。

岸辺に生えていた苔。

【雨池休憩場所~八柱山分岐】

標識どおり右方向へ歩き、対岸まで進みます。

途中で撮影。



左に行くと双子池方面です。右手に進みます。

池に沿って行きます。

八柱山分岐へ到着。

分岐から池へ少し下りて撮影。休憩した場所のちょうど反対側です。

【八柱山往復】

八柱山へ向かいます。

進行右手に池がありました。近くには行けません。

非常に歩きやすい道で、里山を歩いているようです。

山頂の手前からは緩やかに上ります。。

八柱山山頂(標高 2,115m)の標識。

三角点もありました。

   

宇宙科学研究所のアンテナが建っています。

山頂を越えて反対方面に下りていくと八千穂自然園へ到達します。地図によると2時間半の行程です。

戻ります。

このあたりでも倒木が目立ちます。

かなり下りてきている地点ですが、沼があり、水が多い地域です。

雨池へ戻ってきました。

【雨池~麦草ヒュッテ】

雨池と麦草峠からの道の分岐にきました。

親子連れの団体に。出会いました

木道がよく整備されていて、驚きました。

しばらくすると林道にでます。左折します。

林道の途中を右折。

木道も整備されています。緩い上りが続きます。

岩が出ている箇所も歩きます。

平らになってきて、バイクの音など聞こえてきます。

茶水の池に到着。

国道を渡ります。

麦草ヒュッテに到着。ここで昼食にします。

(3)へ続きます。(3)では、麦草ヒュッテでの昼食、御射鹿池訪問、出会った花と蝶について記す予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。


麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池、八柱山周回登山+御射鹿池訪問(1)(7月13日 茅野市、佐久穂町)

2019-07-14 20:11:56 | 登山・ハイキング

7月13日(土)に、Aさんと麦草峠から茶臼山(2,384m)、縞枯山(2,403m)、雨池、八柱山(2,115m)を周回してきました。梅雨なので、雨こそ降らなかったものの曇天で、遠くへの視界は効きませんでした。それでも、初めて雨池に行くことができ、オサバグサの写真を撮ることもできて、楽しい山歩きでした。

歩行時間は、約6時間でしたが、撮影や休憩でゆっくりとした日程です。麦草峠駐車場に車を停めることができ、予定したルートを早めに周れたので、御射鹿池を見学してきました。前に訪れた時にはガスで見えず、今回初めて全体を見ることができ、樹木が映った水面の美しさに感動しました。

【行 程】

麦草ヒュッテ 6:00 → 茶臼山山頂 7:08-7:22(展望台散策)→ 縞枯山山頂 8:09 → 雨池峠 8:38 → 縞枯山荘 8:48-9:17(珈琲タイム)→ 雨池峠 9:23 → 雨池 10:16-41(撮影・休憩) → 八柱山分岐 11:00 → 八柱山山頂 11:28-42 → 八柱山分岐(雨池)12:10 → 麦草ヒュッテ 13:15 (昼食)

御射鹿池見学 14:25-40

【駐車場~茶臼山】

午前5時40分くらいの麦草峠駐車場の様子。ほぼ満杯です。天気のせいか、思ったほどには車が来ていなくて、ラッキーなことに停めることができました。佐久市内で合流し、Aさんの車で来ています。

駐車場の隅にある麦草ヒュッテへ向かう道。

麦草ヒュッテ。玄関に登山ポストがあるので、そこへ登山計画書を提出。

麦草峠の看板。標高2,127mです。これを右手に見ながら、白駒の池方面とは反対側へ進みます。

国道を渡り、茶臼山、縞枯山方面の登山口へ向かいます。

右手に茶水の池を見て、登山口へ。

初めから岩の出た登山道です。

雨が降り続いていて、岩が滑りやすくなっているので、そのへんを注意して進みました。

大石峠に到着。ここまでは比較的平坦な行程です。

右へ進みます。

ここから上りです。

中小場(標高 2,232m)に出ました。展望好適地ですが、全く見えないのでそのまま進みます。

上りが続きます。

茶臼山山頂に到着。

茶臼山山頂(標高 2,384m)

この標識がなければ山頂だと気づかないかもしれません。展望台へ行ってみます。

結構広い展望台で、天気がよければ休憩最適地なのですが。

一瞬ガスが晴れたので、茅野市街地を撮ってみました。

【茶臼山~縞枯山~雨池峠】

山頂へ戻り、縞枯山に進みます。

鞍部に向かって下りていきます。

鞍部に到着。

縞枯山へ上っていきます。

しゃくなげが目立ちます。もうじき展望台です。

右へ折れて縞枯山の展望台へ行ってみます。

誰もいません。

視界が全く効かないので、すぐに引き返します。

右に折れて山頂へ

快適な尾根歩きです。

縞枯山山頂。

雨池峠へ向かい下りていきます。

進行とは反対に山頂を眺めたところ。結構な傾斜です。

途中から明るくなってきたので撮影。ちょっとでも晴れてくれるとありがたいのですが。

雨池峠へ到着。青空がのぞきましたが、本日はこの時間だけでした。

【雨池峠~縞枯山荘】

日程に余裕があり、珈琲が飲みたくなったので、左に折れて縞枯山荘に寄ることにしました。

進行左手に見えた縞枯山。青空がちょっと見えてい貴重な写真です。

縞枯山荘へ。建物の写真も撮りたくて寄ったものです。

縞枯山荘のアップ。背景も見えたのでよかった。

入口。

山荘一階の様子。

ストーブの横に腰かけました。

珈琲。器にロゴの「オサバグサ」と「縞枯山荘」の文字が入っていました。

入口に置いてあったグッズ。

バンダナを購入しました。

途中で「オサバグサ」の写真を撮っていました。山荘の方に写真を見てもらい、オサバグサに間違いないと教えてもらいました。八ヶ岳には比較的ありますが、この時期しか見れない花です。

【縞枯山荘】

住所:長野県茅野市北山4035
電話:0266-67-5100
ホームページ:北八ヶ岳・縞枯山荘

(2)へ続きます。(2)は、雨池峠から雨池、八柱山往復などを記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


スタン・ゲッツ JAZZ SAMBA ENCORE!

2019-07-13 21:10:06 | テナー・サックス

雑誌「BRUTUS2019年7月1日号」は、名古屋特集です。久しく名古屋へ行っていないので、YURIをはじめとするジャズ喫茶やひつまぶしのお店に行きたいと、書店の店頭で買いました。名古屋城の改修、復元も済んだはずなので、そこも訪れてみたい。松本名古屋間はJR特急「しなの」が片道2時間強で結んでいるので、日帰りも可能です。スピード感のあるテナーサックスを。

STAN GETZ (スタン・ゲッツ)
JAZZ SAMBA ENCORE! (Verve 1963年録音)

   

今年の梅雨シーズンは、雨がよく降る梅雨らしい天候が続いています。そろそろ明けてほしいという期待を込めて、これからの時期にたまに聴きたくなるスタン・ゲッツ(ts)のボサノヴァを聴きました。このアルバムは、ルイス・ボンファ、A.C.ジョビンの参加により、より現地の音楽に近づいた内容になっています。

メンバーは、スタン・ゲッツ(ts)、ルイス・ボンファ(g)、A.C.ジョビン(g,p)、ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、トミー・ウィリアムス(b)、パウロ・フェレイラ(ds,per),ホセ・カルロス(ds,per)、マリア・トレード(vo)など。マリア・トレードは、ルイス・ボンファの奥様だそうですが、透明感のある清々しい歌声がボサノヴァ向きです。

曲は、ルイス・ボンファ作が「Sambalero」、「Samba de Duas Natos」(Two Note Samba)、「Menita Flor」(私の花)、「Mania de maria」(マリアに首ったけ)、「Saudade Vem Correndo」(思い出は駆け足で)、「Um Abraco No Getz」(ゲッツに捧ぐ)、「Ebony Samba」の7曲、A.C.ジョビン作が「Danco Samba」(Jazz Samba)、「Insensatez」(How Insensitive)、「O Morro Nao Tem Vez」(悲しみのモロ)の3曲で全10曲。とりわけ、ジョビンの曲は、名曲ぞろいです。

スタン・ゲッツ(ts)が素晴らしく、リズムや伴奏がどうであれ、乗った時の天性のメロディストぶりに圧倒されました。彼のクールなサウンドもボサノヴァに相応しく、哀愁を帯びた曲想の「O Morro Nao Tem Vez」(悲しみのモロ)や切れのあるフレーズを繰り出している「Um Abraco No Getz」など胸がすくような演奏をしています。ルイス・ボンファ(g)もソロばかりでなく、ゲッツとの絡みなどで存在感を示し、マリア・トレード(vo)は、「Saudade Vem Correndo」などで美しく歌っています。Olga Albizuの絵を用いたジャケットも印象的。

【今回購入した5枚組CD STAN GETZ BOSSA NOVA YEARS】

   

ヴァーヴ録音の5作品がCDで入っているボックスセットです。レコードを持っているものもありますが、簡易な作りながらオリジナルジャケットを模した紙ジャケットにそれぞれ入っていて、安かったのでセットで購入しました。5CDは次のとおり。

「Big Band Bossa Nova」、「Jazz Samba」、「Jazz Samba Encore」、「Getz/Gilberto」、「Stan Gets with Guest Aetist Laurindo Almeida」。

【BRUTUS2019年7月1日号】

   

表紙

   

名古屋のモーニングの紹介。コンパル大須本店とモーニング喫茶リヨンには行ったことがあります。

   

昼間に訪れるべき場所の紹介もあります。名古屋城には是非行きたい。

   

昼食や朝食におすすめの店も出ています。

   

ランチにこちらのお店の鰻丼を是非食べてみたいものです。

ジャズスポットの紹介もあります。ライブハウスの「Jazz in Lovely」にも入ったことがありますが、ジャズ喫茶の「Yuri」はお気に入りのスポットです。また出かけたい。


映画「クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代」(7月6日 山形村アイシティシネマ)

2019-07-12 20:14:17 | 映画・DVD・テレビ

今年(2019年)は、グスタフ・クリムト(1862~1918年)の没後100年を記念して、日本では4月から「クリムト展 ウィーンと日本1900」などが開催され、多くの美術ファンが訪れているようです。関心はありますが、開催地が遠く出かけることはできないので、クリムトの絵が登場するドキュメンタリー映画を見に行ってきました。

   

映画のパンフレットの表紙

19世紀末のオーストリア・ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレの没後100年にあわせて製作されたドキュメンタリーです。華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつクリムトの作品「接吻」、「ユディト」、「ベートーヴェン・フリーズ」やエゴン・シーレの「死と乙女」などの絵画が出てきます。

クリムト「ベートーヴェン・フリーズ(一部)」

(感 想)

クリムト、シーレ、精神分析のジークムント・フロイトや関連する女性が登場人物ですが、時代的に人物が動く画像がほとんどないこともあり、コメンテーターが解説する場面が多くなっています。その中では、世紀末ウィーンの美術界や時代背景、精神分析などについて語られ、絵画そのものについての言及はほとんどありません。

したがって、登場人物や絵画について既に十分な知識のある方には面白いと思われますが、予備知識がほどんどない僕には難しい内容でした。なお、購入したパンフレットに千足伸行さんが「世紀末の鬼才:クリムトとシーレ」というコラムを執筆していますが、簡潔にわかりやすくまとまっていて参考になりました。

クリムトの絵画の豪華さや官能性は、音で現すと、シェーンベルクの「清められた夜」やマーラーの交響曲が連想され、ウィーン世紀末における芸術の同時代性というのはあるに違いないという感想をあらためて抱きました。

【シェーンベルク「浄められた夜」のCD】

   

ピエール・ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。ベルクの「抒情組曲」とヴァイオリン協奏曲「ある天使の想い出に」も収録されていて、たまに聴いているアルバムです。

(参 考)

【クリムト展ホームページ】

klimt2019.jp