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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ハワード・マギー NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT...

2019-07-21 20:03:26 | トランペット・トロンボーン

先日、長野道の松代パーキング上線に寄ったところ、 「ナガノパープルのソフトクリーム」を売っていたので買って食べてみました。巨峰のソフトクリームはよくありますが、同じブドウでもナガノパープルを使ったものは珍しい気がします。ナガノパープルのソフトクリームは、果汁が多く含まれていてジューシーで色鮮やかです。鮮やかな演奏を。

HOWARD McGHEE (ハワード・マギー)
NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT (united artists jazz 1962年録音)

   

ハワード・マギー(1918~87年)は、チャーリー・パーカーとの録音を残すなど1940年代から活躍したトランペッターですが、麻薬で活動を中断し、録音も特定の時期に集中しています。これは、1962年にユナイテッド・アーティスツレーベルで作ったものですが、選曲、演奏ともにポピュラリティーのあるものになっています。

2つのセッションを収録してあり、一つは、ハワード・マギー(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、ロン・カーター(b)、アート・テイラー(ds)。もう一つが、マギー(tp)、フィル・ポーター(org)、ラリー・リドレイ(b)、デイブ・ベイリー(ds)。どちらもカルテット編成で、ホーンは、ハワード・マギーのトランペットだけです。

曲は、ジミー・コックス作「Nobody Know You When You're Down And Out」、レナード・バーンスタイン作「Lonely Town」、S.Spencerという人の書いた「Why Run Away」、ハワード・マギー作の「Blue Bell」と「Blues Duende」、あとはスタンダードで「Secret Love」、「Canadian Sunset」、「Tenderly」、「Fly Me To The Moon」、「Satin Doll」の全10曲。

バップで忙しないというイメージがあったハワード・マギー(tp)ですが、このアルバムでは、細かなフレーズも吹いていますが、甘めの音色でメロディアスなプレイを行っています。1曲の演奏時間が短いきらいがあり、その点はちょっと残念です。「Tenderly」や「Fly Me To The Moon」といったスタンダード曲もよいのですが、ハワード・マギー自作の「Blue Bell」や「Blues Duende」で、グルーヴィーなソロをとっていて本領を発揮しています。内容がよいだけに、トランペットを売りにきたという連想を誘うジャケットは、どうもいただけません。

【ナガノパープルソフトクリームと元のブドウ】

高速道長野道の松代パーキング上線。ナガノパープルソフトのPRの垂れ幕がありました。

スナックコーナーで。売っています

カウンターに表示がありました。

実際にはもう少し色がついています。美味しくいただきました。

ナガノパープルは、巨峰とリザマートを両親に、長野県果樹試験場で育成されたぶどうです。平成16年には品種登録がされ、現在は長野県内のみでしか栽培することができません。また、生産量も少なく、希少なぶどうです。

ナガノパープルの特徴は、「種がなく、皮まで食べられる、大粒のぶどう」です。

ナガノパープルに関する説明は、須坂市のホームページ(リンク)からお借りしました。


雨の中、「旧開智学校校舎」と「松本城」へお客様をご案内

2019-07-20 20:08:00 | お出かけ・その他

東京などからお客様を迎え、松本市で会議や視察、懇親会を開催しました。視察にどちらへ行ってもらうか、松本市内、安曇野、周囲の高原など候補を出して検討しましたが、時間に限りがあることもあり、松本市街中心部の「旧開智学校校舎」と「松本城」にしました。今年は梅雨が続き、当日も雨模様だったので、結果的によい選択になりました。

7月18日(木)の宿泊は、美ヶ原温泉の「ホテル翔峰」にしましたが、大きなお風呂に皆さん満足されたようです。以下、訪れた場所の様子です。

【旧開智学校校舎】

「旧開智学校校舎」については、現在国の重要文化財ですが、国宝になることが決まっています。

擬洋風の校舎です。

ボランティアの方から説明を受けました。

教室の様子。昭和30年代だそうです。

鬼瓦。大きくて重く、屋根へ挙げるのに分割して上げたそうです。

懐かしい石炭ストーヴ。

1階から2階へ通じる廻り階段。横の丸い通し柱は、廃寺になった全久院からもってきた部材。

彫刻がついた桟唐戸。これも廃寺のものを使用しています。廃仏毀釈の際に、そのまま捨ててしまうのではなく、こういた学校建築に使用された例があるというのは、初めて知りました。

校長室。

料理屋への奉公や芸妓修行で時間の確保が難しい子供向けに特別学級が設けられていたとのことです。国語や算数などが教えられたようです。

特別学級卒業時の答辞が展示されていました。文字を習い手紙をかけるようになったことを感謝する内容です。

【松本城】

天守の築造年代は、石川康長による文禄2~3年(1593~4年)と考えられています。石川氏は、豊臣秀吉から関東の徳川家康を監視する役目を授かり、そのために、この城を建築したそうです。最初の藩主は、豊臣任命で、次からは全て徳川幕府の任命になりますが、豊臣任命は、不明にして今回初めて知りました。

最近、外国の方に人気があるようです。

一帯は松本城公園として整備されています。

黒門から入ります。

本丸御殿跡のあたりを歩いて、天守へ向かいます。

床はよく磨かれています。

火縄銃や甲冑の展示もあります。外国の方に大人気でした。

   

階段は急です。

狭い窓からの眺め。

最上階(天守六階)。天井は井桁梁が組まれていて、これは是非見るように案内されました。

順路のとおり下りてくると、月見櫓を通ります。泰平の世になって月見をするために増築された部分です。

外を広く見ることができます。

外へ出てきて、月見櫓をみたところ。

庭の隅に紫陽花が咲いていました。

黒門に向かいます。黒門は、本丸に入る正門です。

バスの駐車場に向かいます。城の近くの喫茶店「紫陽花」ですが、欧米からと思われるお客様が多数入っていました。

盆地の松本には井戸が多いです。

【本日の宿 ホテル翔峰】

住所:長野県松本市大字里山辺527
電話:0263-38-7711(代)
ホームページ:hotel-shoho.jp

美ヶ原温泉で最も大きな宿です。

雨で北アルプスなど山は全く見えませんでした。


大久保西の茶屋 長野駅前店 (蕎麦・郷土料理 長野市南千歳)

2019-07-19 20:04:08 | グルメ

長野駅前にある「大久保西の茶屋」は、小人数の宴会でよく利用しました。本店は戸隠にありますが、こちらのお店も歴史は古く、同地で40年以上営業しているのではないかと思います。最近、足が遠のいていましたが、久しぶりにランチに寄ってみました。

「茶屋ランチ」というメニューを注文しました。海老の天ぷらと菜飯がついてきましたが、そのボリュームに仰天しました。とても食べきれず、菜飯はかなり残しました。夜は、信州の郷土料理をはじめ、いろいろなものが出ます。蕎麦は締めにして、宴会を楽しむのがよいかもしれません。 

外観

お店の入口。

中は昔の民家風の作りです。

カウンター席もあります。

「茶屋ランチ」のボリュームに驚きました。半熟の卵やサラダもついています。

蕎麦、海老の天ぷら、野菜のかき揚げ。この天ぷら2品だけでもお腹がいっぱいになる気がしました。

戸隠蕎麦です。

菜飯。

そば湯。早めに持ってきてくれます。サービスは悪くありません。

【大久保西の茶屋 長野駅前店】

住所:長野県長野市南千歳1-19-8
電話:050-5869-1997
ホームページ:大久保西の茶屋 長野駅前店 (食べログのページです)


小林研一郎指揮 群馬交響楽団演奏会 (7月14日 長野県上田市サントミューゼ)

2019-07-18 20:18:53 | 演奏会・ライブ

小林研一郎指揮群響の上田公演に行ってきました。東京、高崎公演と同じプログラムで、好きな曲が2曲聴けるので前から楽しみにしていたものです。演奏にも期待しながら上田市へ向かいました。

   

(出 演)

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:木嶋真優
管弦楽:群馬交響楽団

(曲 目)

チャイコフスキー / ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
岡野貞一 (木嶋真優編曲) / ふるさと (木嶋真優独奏、アンコール曲)

〈休憩〉

チャイコフスキー / 交響曲第4番 ヘ短調 作品36

(感 想)

チラシに「響き渡るチャイコフスキー」とありましたが、その通りの情熱的な演奏が聴けました。ヴァイオリン独奏の木嶋真優さんは、テクニック抜群と思われるキレとスピード感のある瑞々しい演奏ぶりで、最後まで聴衆を惹きつけていました。つけていく小林研一郎さんは、この曲でも暗譜で指揮を行っていて、ちょっと驚きました。

木嶋さんのアンコール曲の「ふるさと」の作詞者は高野辰之で、長野県所縁の曲ということもあり、拍手も一段と大きなものがありました。重音を交えて盛り上げる編曲もなかなかよくて、彼女の人気曲になるのではないでしょうか。

交響曲第4番では、群馬交響楽団の金管、木管楽器陣が大活躍でした。木管楽器が旋律をつないでいくところで、音量に若干差が出ていましたが、目立ったミスもなく、全体として整った見事な演奏ぶりでした。小林さんの指揮は、ダイナミックでしたが、第4楽章冒頭は、最強音でくるかと想像していましたが、楽器間のバランスに配慮したもので、繊細さも感じられました。

僕の周りには「チャイコフスキーの曲は、歌謡曲だから好きではない」という方もいますが、第3楽章のピチカートを聴くと、旋律美だけではないチャイコフスキーの一面をみることができ、改めて面白い曲だと思いました。アンコールとして最終楽章の最後の1分30秒を演奏し、満員の聴衆の大きな拍手で終了。

【あらかじめ聴いていったCD】

   

チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲他」。イリヤ・カーラー(vn)。ドミトリ・ヤブロンスキー指揮ロシア・フィルハーモニー。


サラ・ヴォーン AFTER HOURS AT THE LONDON HOUSE

2019-07-17 20:11:51 | ヴォーカル(S~Z他)

先日、久しぶりにファミレスの「デニーズ」に入ったら、桃のデザートフェアが始まっていたので、さっそくパルフェを注文しました。旬の桃は、ジューシーで甘く、アイスクリームの冷たさとマッチして、頗る美味しくいただきました。パフェのカロリーが高いと思ったので、食事の方は低カロリーのタラコのバスタにしました。クールな歌声を。

SARAH VAUGHAN (サラ・ヴォーン)
AFTER HOURS AT THE LONDON HOUSE (Mercury 1958年録音)

   

 サラ・ヴォーン(vo, 1924~90年)は、Mercury(Emarcy)レーベルに多くのアルバムを録音していますが、ライブ盤が楽しく傑作ぞろいで、「At Mister kelly's」(1957年録音)や「Sassy Sings The Tivoli」(1963年録音)、そして本アルバムなど大好きです。

伴奏が豪華で、カウント・ベイシー楽団のメンバーが参加しています。サラ・ヴォーン(vo)、サド・ジョーンズ(tp)、ウェンデル・カリー(tp)、フランク・ウェス(ts)、ヘンリー・コーカー(tb)、ロンネル・ブライト(p)、リチャード・デイヴィス(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。シカゴのジャズクラブ「London House」における録音です。

曲はスタンダードです。「Like Someone In Love」、「Detour Ahead」、「Three Little Words」、「I'll String Along With You」、「You'd Be So Nice to Come Home To」、「Speak Low」、「All Of You」、「Thanks for The Memory」の全8曲。おなじみのスタンダード曲ばかりですが、この時期のサラ・ヴォーンは、それらが一段と映えるように歌っていて、退屈することが全くありません。

「To Love Again」(愛情物語)のヒットで知られるピアニストのカーメン・キャバレロのMCでライブがスタートします。かつて僕はキャバレロの来日公演に行きましたが、その人がサラ・ヴォーン(vo)の紹介を行っていたので驚きました。当時、ミュージシャンの間でサラはよく知られ、実力も認められていたのでしょう。最初からリラックスした歌が続き、とりわけ「Like Someone In Love」、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「All Of You」とサラの乗りがよく素晴らしく、フランク・ウェス(ts)らのソロも聴きもので、まさに旬の歌、演奏が記録されています。

【デニーズの桃のパルフェなど】

桃のバルフェ。キャラメルソースがけです。美味しくいただきました。

アップ

たらこのスパゲッティ。