安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高崎駅ビル・モントレー5階の水沢うどん「水香苑」で「彩り御膳」の夕食。

2022-11-15 19:30:00 | グルメ

11月12日(土)、高崎芸術劇場の「マルタ・アルゲリッチ&フレンズ」コンサートでは、アンコールにシューマンのピアノ五重奏曲第3楽章を演奏してくれてサービスが良く、終演は18時30分頃でした。

その興奮冷めやらず、お腹も空いたので、夕食を駅ビルでとりました。入ったのは、水沢うどんの「水香苑」です。糖質のことを考えると、うどんは避けるべきなのですが、まあ、たまには良いでしょう。

お店の外観、入口。

店内。カウンター席に腰かけました。

「水香苑彩り御膳」を注文。『群馬を味わいたい方へ』という惹句が目に留まりました。

彩り御膳です。

水沢うどん。光沢がある柔らかめのうどんが、美味しい。麺類は、パスタや、ラーメン、蕎麦と食べますが、ごくたまにいただく銘柄うどんもよいものです。

汁は、醤油と胡麻と二種類ありますが、醤油にしました。

薬味

天ぷら。うどんと天ぷらの相性はよいです。

天ぷらは塩でいただきます。

「舞茸」の天ぷらも入っています。舞茸の天ぷらを見ると、群馬県に来たなという気持ちになります。

小皿。真ん中に「こんにゃく」。コンニャクも群馬県の特産ですね。

おにぎり。舞茸の刻んだものが中に入っていました。

デザートのあんみつ。群馬県に来た時は「水沢うどん」も良いですね。また、いただきたい。

【水香苑 高崎モントレー店】

住所:群馬県高崎市八島町222 高崎モントレー 5F
電話:050-5890-0232
ホームページ:水沢うどん 水香苑 高崎モントレー店  食べログ (tabelog.com)
       名物水沢うどん 水香苑(すいこうえん)|料理のうつわも楽しめるお店 (msuikouen.jp)


「マルタ・アルゲリッチ&フレンズ イヴリー・ギトリスへのオマージュ」演奏会(11月12日 高崎芸術劇場)

2022-11-14 19:30:00 | クラシック演奏会

「マルタ・アルゲリッチ&フレンズ イヴリー・ギトリスへのオマージュ」演奏会が11月12日(土)に高崎芸術劇場であったので、聴きにいってきました。

      

チラシの表

(出 演)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
海老彰子(ピアノ) 
辻彩奈(ヴァイオリン)
村田夏帆(ヴァイオリン)
カルテット・アマービレ(弦楽四重奏)

出演者のプロフィールについては下記をご覧ください。

(曲 目)
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調K.381 (アルゲリッチ&海老彰子)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13   (村田夏帆&海老彰子)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調         (辻彩奈&アルゲリッチ)

《休憩》
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44       (アルゲリッチ&カルテット・アマービレ)

(感 想)

マルタ・アルゲリッチ(1941年、アルゼンチン生まれ)は、実際に聴いたことがなく、聴くのは難しいと思っていました。それなので、姿を見ただけで感激しましたが、演奏の方も、最弱音から最強音まで明晰で美しい音色に加え、リズムも素晴らしくて、惹きつけられっぱなしでした。

村田夏帆と海老彰子の「フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ」では、村田さんが、優美で叙情を感じさせ、海老さんのピアノも端正で柔らかく、フォーレに相応しいものだと思いました。

辻彩奈とアルゲリッチの「フランク:ヴァイオリン・ソナタ」は、情熱的で、特に第二楽章や終楽章で、丁々発止のやりとりをする二人の演奏が圧巻でした。辻さんは、今後も楽しみで、機会があればまた聴きたい。

アルゲリッチとカルテット・アマービレの「シューマン:ピアノ五重奏曲」は、アルゲリッチ主導の演奏がよく歌い、楽しめました。終演は、予定を30分超過した午後6時30分でしたが、何度も挨拶に登場し、疲れも見せないアルゲリッチは、すごい。

(出演者プロフィール)

■マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)Marta Argerich, piano

アルゼンチンのブエノスアイレス出身。1955年に奨学金を得てヨーロッパに渡り、ロンドン、ウィーン、スイスでザイドルホーファー、グルダ、マガロフらに師事。1957年のジュネーヴ国際コンクール、そして65年にはショパン国際コンクールで優勝し、以来世界最高のピアニストの一人として旺盛な活動を行っている。彼女の活気あふれる個性はもちろん、レパートリーは幅広く、超一流のオーケストラ、指揮者、音楽祭から頻繁に招かれている。様々な名手たちとの室内楽にも力を入れ、それを楽しんでいる。1988年から別府アルゲリッチ音楽祭の総監督を務め、2002年からのルガーノでのフェスティバルを経て、18年からはハンブルクでアルゲリッチ・フェスティバルを開催、親しいソリストたちと出演を続けている。2015年から広島響の「平和音楽大使」に就任。フランスの芸術文化勲章オフィシエや、日本の旭日中綬章など、受賞や受勲も多い。


■海老彰子(ピアノ)Akiko Ebi, Piano

パリ音楽院を首席で卒業。ロン=ティボー国際コンクール第2位、ショパン国際コンクール上位入賞などを果たしたのち、幅広いレパートリーをもってグローバルに活躍している。国内の主要楽団はもとより、フランス放送フィルやワルシャワ国立響など世界各地のオーケストラと共演し、シャンゼリゼ劇場やウィグモアホールなど主要ホールでも演奏、アルゲリッチとのデュオコンサートも各地で好評を得た。日本ショパン協会会長。

■辻 彩奈(ヴァイオリン)Ayana Tsuji, Violin

1997年岐阜県生まれ。2016年モントリオール国際コンクール第1位。国内の主要オーケストラはもとより、モントリオール響やスイス・ロマンド管などと共演、6月にはアルゲリッチと共演した。その艶やかな音色と強靭で奥深い表現によって高い評価を得ている。コロナ禍にあって国内での代役で幅広く活躍したことは、レパートリーの拡充や経験を深く積むことにつながった。使用楽器はNPO法人イエローエンジェルより貸与のJoannes Baptista Guadagnini 1748。

辻 彩奈ホームページ:ヴァイオリニスト | 辻彩奈オフィシャルサイト | Ayana Tsuji

■村田 夏帆(ヴァイオリン)Natsuho Murata, Violin

2007年生まれ。川又くみこ、原田幸一郎、ザハール・ブロン、神尾真由子の各氏に師事。11歳で東京響と共演し、ソリストとしてデビューを果たした。15歳にして国内外の多くのコンサートに優勝している。モントリオール響やモスクワ・ヴィルトゥオーゾと共演し、2019年にはAADGT25周年記念コンサートに招待され、カーネギーホールで演奏。また同年にはサンクトペテルブルク響とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音した。

■カルテット・アマービレ(弦楽四重奏団)Quartet Amabile, String Quartet

2015年に桐朋学園大学の4人によって結成。国内外の多くのコンクールで優勝、入賞を果たしたち、2016年にミュンヘン国際コンクールで第3位、19年にはニューヨークのYCA国際オーディションで第1位となった。アルゲリッチ、ダン・タイ・ソンらとも共演して高い評価を得たほか、20年から白寿ホール”BRAHMS Plus”シリーズ、21年から王子ホール”ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会”シリーズを始動するなど、今後の活躍が期待されている。

 篠原悠那(ヴァイオリン) Yuna Shinohara, Violin
 北田千尋(ヴァイオリン) Chihiro Kitada, Violin
 中恵菜(ヴィオラ) Meguna Naka, Viola
 笹沼樹(チェロ) Tatsuki Sasanuma, Cello

【アルゲリッチからのメッセージ】

親愛なる皆様

私は今年の11月に来日し、再びイヴリー・ギトリスの100歳記念コンサートに出演できることをうれしく思います。

イヴリー・ギトリスは私の人生に特別な人で、彼は私に無数のインスピレーションを与えてくれました。

Remenbering Ivry Gitlis のコンサートを開催し、ギトリスと親交のあった海老彰子および優秀な若い音楽家達(村田夏帆、辻彩奈、カルテット・アマービレ)とこのインスピレーションを分かち合えるのは大いなる喜びです。

ギトリスの人生を扱った映像は沢山ありますが、NHKが6月に収録した「イヴリー・ギトリスへのオマージュ」コンサートに加えて私は彼の100歳記念ドキュメンタリーが素晴らしいと思います。ぜひご覧ください。

ギトリス氏の最後の来日は2017年5月で、辻彩奈やカルテット・アマービレがギトリス氏に出会った別府アルゲリッチ音楽祭のあとに彼は高崎と東京で弾きました。それが日本での最後のコンサートとなったのです。その二つの都市でギトリスを想い出すコンサートをできるのは光栄に思います。

マルタ・アルゲリッチ

【あらかじめ聴いたCD】

   

マルタ・アルゲリッチ「シューマン室内楽リサイタル」(2枚組CD、1994年ライブ録音)。
曲目は、シューマン「ピアノ五重奏曲」ほか。優れた演奏によりシューマンの室内楽がたくさん聴けるので、重宝なアルバムです。

【帰宅後に聴いたCD】

   

マルタ・アルゲリッチ「リスト:ピアノ・ソナタロ短調、シューマン:ピアノ・ソナタト短調」(1971年録音)。
本日の演奏会が良くて、アルゲリッチの音を聞きたくなり、帰宅後にこのアルバムを取り出しました。とりわけ、リストのピアノソナタは、名演として有名です。


ジョー・ヘンダーソン「PAGE ONE」、群馬県高崎市「わぎゅう専科 焼肉屋・ごぜん屋」でランチ。

2022-11-13 19:30:00 | テナー・サックス

昨日、高崎芸術劇場に出かけました。ヤマダ電機の駐車場に車を入れてランチへ。開演時間の関係で、料理が早そうな焼肉店「わぎゅう専科焼肉屋・ごぜん屋」に。煙も出ず、爽やかな店内でした。爽やかなアルバム。

JOE HENDERSON (ジョー・ヘンダーソン)
PAGE ONE (BLUE NOTE 1963年録音)

   

ジョー・ヘンダーソン(ts, 1937~2001年)は、プレーヤーとしてよく知られているのに加え、作曲した曲が多くのミュージシャンに取り上げられています。その原点が、この初リーダー作で、今やジャズスタンダードといっていい「Recoreda -Me」が収録されています。

メンバーは、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、マッコイ・タイナー(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、ピート・ラ・ロッカ(ds)。ドーハムは、これも今やジャズスタンダードの「Blue Bossa」を提供し、ライナーノートも執筆するなど、ヘンダーソンを盛り立てています。

曲目は次のとおり。

1  Blue Bossa (Kenny Dorham)
2  La Mesha (Kenny Dorham)
3  Homestretch (Joe Henderson)
4  Recorda-Me (Joe Henderson)
5  Jinrikicha (Joe Henderson)
6  Out of The Night (Joe Henderson)
ケニー・ドーハム作が2曲、ジョー・ヘンダーソン作が4曲。いづれも珠玉のナンバーばかりです。

この作品は、日本盤のレコードで聴いていましたが、今回、オリジナル盤(多分)を入手しました。全ての音がクリアで、5人の奏者のサウンド(美音)がすごく、一段と素晴らしい作品に思えました。ボッサリズムが心地良く、哀愁メロディー流れる「Blue Bossa」、バラード「La Mesha」、アップテンポでスリリングな「Homestretch」、1955年に18歳のヘンダーソンが作曲したというライナーの記述が信じられない、新鮮でかっこいい「Recoreda-Me」などと、まさに永遠のアルバム。

レコードのSide1のセンターラベル。

(参考)本作から「Blue Bossa」が聴けます。

Joe Henderson & Kenny Dorham - 1963 - Page One - 01 Blue Bossa - YouTube

安曇野市宅で聴いているところです。

飾ってあるレコードは、いずれもジョー・ヘンダーソンのリーダー作で、右から「Live at Village Vangurad Vol.1」、本作「Page One」、「The Kicker」、「Relaxin' at Camarillo」。

 

【わぎゅう専科 焼肉屋・ごぜん屋】

住所:群馬県高崎市栄町1-1 ヤマダ電機 5F
電話:027-386-2942
ホームページ:わぎゅう専科 焼肉屋 - 高崎(JR)/焼肉 | 食べログ (tabelog.com)

高崎駅東口を出て左手にヤマダ電機があります。レストランは5階です。

お店の外観

焼肉屋とごぜん屋と、お店の名前に入っていますが、関係は不明です。

「限定焼肉ランチ」を注文したのですが、品切れで、「カルビ三昧焼肉ランチ」にしました。

カルビ三昧焼肉ランチ。ご飯は多かったので、残してしまい、もったいなく、小盛りと言えば良かった。

カルビ。それぞれ3つです。鶏肉にもカルビがあるとは知りませんでした。

焼いているところ。煙は吸い込まれていきます。タレもニンニク無しで、いただきました。

ドリンクはアイスコーヒー。今回は、時間優先で忙しかったので、機会があれば、ゆっくりといろんなお肉をいただきたい。


寒くなりスープカレーが食べたくなり長野市「WAKA」へ。美味しさが増していました。

2022-11-12 19:30:00 | グルメ

11月中旬となって、朝晩はかなり冷え込むようになりました。そこで、長野中央郵便局に寄ったついでに、長野市唯一のスープカレー専門店「WAKA」に入りました。約1年ぶりです。

「豚の角煮カレー」を注文。豚は信州ポーク(JA全農長野)を使い、野菜は地元産です。コクのあるスープ、揚げた野菜が、美味しく、2021年10月26日の開店から1年経ち、経営も順調だと見受けられました。

お店の外観、入口

入口左にテーブル席が2つ。

カウンター席に座りました。店内は、そう広くはありませんが、席間はゆったりとしています。

「きのこのスープカレー」がありました。季節のものだと思いますが、きのこはユニークです。

野菜のスープカレーもあり、ヘルシー路線でしょうか。こちらも美味しそうです。

豚の角煮カレー

野菜は、ナス、ピーマン、ニンジン、じゃがいも、さつまいも、ネギ、カボチャ。新鮮な感じがします。

豚の角煮。トロトロで、下味がついているようで、それだけでもよさそうです。

ターメリックライス。途中で檸檬を搾ってみました。早い時間でしたが、二人連れのお客様がいて、認知度も上がっているのでしょう。

【soup curry WAKA】

住所:長野県長野市北石堂1189-2
電話:070-8946-5510
ホームページ:Home | Soup Curry WAKA【公式】


迷いましたが、群馬交響楽団の定期会員を継続へ。飯森範親氏の常任指揮者就任、来シーズンの定演プログラム。

2022-11-11 19:30:00 | クラシック演奏会

現在、群馬交響楽団の定期会員になっています。先日、来シーズン(2023~2024年)も定期会員を継続するかどうかの意向調査のハガキがきました。迷いましたが、継続することに決めました。

(プログラムの特徴と定期会員の継続を迷った理由)

2023年4月から常任指揮者になる飯森範親さんの意向で、10回ある定期公演全てにモーツァルトの曲が入っています。モーツァルトは、嫌いではありませんが、渋い曲が多く、面白いかどうか疑問を抱きました。

プログラムはドイツの作曲家のものが主で、ドビュッシーやラヴェルの作品がなく、ドイツでも好きなシューマンやシューベルトがなく、加えて、嫌いなショスタコーヴィチが2曲も入っていて暗い気分になりました。

しかし、モーツァルトをまとめて聴けること、数は少ないけど、シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」やブラームスの「交響曲第4番」といった聴きたい曲もあること、さらに、よい位置の席が確保できていることに鑑み、継続に決めました。

【2023~2024年シーズン定期演奏会プログラム】

群馬交響楽団ホームページより:飯森範親 常任指揮者 就任発表、来シーズンプログラム発表 

【飯森範親さんの略歴や著書など】

昨年(2021年)の定期演奏会における、マーラー「交響曲第5番」の指揮が団員に高く評価されて、常任指揮者就任を群響がお願いしたとのことです。飯森さんの母方の祖父。祖母は群馬県出身で、小さい頃飯森さんも群馬に遊びにきたようです。そんな縁も手伝って、就任を快諾されたようです。  

(飯森範親プロフィール)

   

(飯森範親オフィシャルサイト)

飯森範親オフィシャルサイト | -NORICHIKA IIMORI OFFICIAL SITE- (iimori-norichika.com)

(2023年1月の群馬交響楽団定期演奏会に登場予定です)

   

 

【飯森範親著「マエストロ、そこまで話していいんですか!?」(ヤマハミュージックメディア刊)】

   

本も出しています。これは、モーツァルトからチャイコフスキーまでの10の交響曲について解説したものです。10曲は次のとおりですが、モーツァルトの第40番とシューマンの第1番「春」は、群響との演奏で取り上げていただけたら嬉しい。

モーツァルト/ 交響曲第41番「ジュピター」、第25番、第40番
ベートーヴェン / 交響曲第3番「英雄」、第9番「合唱付き」
メンデルスゾーン / 交響曲第4番「イタリア」
シューマン / 交響曲第1番「春」
ブルックナー / 交響曲第4番「ロマンティック」
ブラームス / 交響曲第1番
チャイコフスキー / 交響曲第6番「悲愴」