高橋多佳子(ピアノ)さんのコンサート「ショパン・ザ・シリーズSeason2《ショパンと楽聖たち》」の第2回『モーツァルトとショパン』が開催されたので、聴きに行きました。
チラシ表
(出 演)
ピアノ:高橋多佳子
お話:下田幸二(ピアニスト、音楽評論家)
高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動している。
(曲 目)
Vol.2は、モーツァルトとショパン ~天才クラヴィーア奏者の饗演~ と題して、お話しと演奏が行われ、モーツァルトとショパンの曲が取り上げられました。
モーツァルト / ピアノ・ソナタ イ長調 K.331より 第3楽章「トルコ行進曲」
モーツァルト / ピアノ協奏曲 ニ長調 K.466より 第2楽章「ロマンツェ」
ショパン / ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21より 第2楽章「ラルゲット」
ショパン / アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
【アンコール】
フォーレ / 組曲「ドリー」から「ドリーの庭」 作品56-3 (ピアノ連弾版)
(感 想)
高橋多佳子さんの「ショパン・ザ・シリーズ」は、ショパンの生涯をたどった昨年に続いて、本年は、「ショパンと楽聖たち」と題し開催され、その第2回目は、モーツァルトとショパンです。ゲストとして旦那さんでもある下田幸二さんが出演し、お話しとともにピアノも弾いてくれました。
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」から主題がとられているショパン作「ダ・チ・ダレム変奏曲」が話題に上るなど、モーツァルトからの影響について解説があり、昨年のショパンコンクール優勝者のブルース・リウの3次予選でのこの曲の演奏にも言及がありました。
下田さんがオーケストラパートを弾いたピアノ2台による、ショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章は、旋律の美しさが際立ち印象に残りました。アンコールでは、フォーレの「ドリーの庭」を連弾で弾いてくれ、響きの多彩さを楽しむことができ、嬉しいプレゼントになりました。
【高橋多佳子さんの twitter】
高橋多佳子さん (@takako1990) / Twitter
【チラシから演奏予定曲目、今後の予定】
3回目も聴きに行く予定です。ポピュラーな曲が多く、とても楽しみです。