Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

アーサー・C・クラークを読む

2006年09月09日 23時06分16秒 | Weblog
 短編集「太陽からの風」(ハヤカワ文庫)を思い出したように読む。
 「地球の太陽面通過」の最後の場面から抜粋。
「・・・彼の遺体は、、南極で、生と死の大循環から切り離されて永遠に凍りついたままではいないからだ。あの孤独なテントは、遥か以前に、海への行進を開始したのだ。数年のうちに、それは降雪に埋まり、極から永遠に離れていく氷河の一部となった。ほんの数世紀のうちに、あの船乗りは海へ戻ることだろう。彼は、ふたたび生命の織り成すパターン---プランクトン、あざらし、クジラ、その他南極海のおびただしい動物相の中に溶け込むことになるだろう。・・・」
 
 輪廻転生を謳うアングロサクソン人は不気味だ。
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平山とカズの違い

2006年09月09日 15時17分12秒 | Weblog
“ホームシック”平山笑顔の帰国
「空港に降り立った平山は笑みを浮かべていた。ヘラクレスから戦力外通告を受けて失意の帰国のはずなのだが、どうも様子が違う。帰国後の第一声は退団の真相を明かす衝撃的な言葉だった。「日本に帰って来られて、うれしい気持ちでいっぱいです。6月に日本に帰った時に、日本が恋しいと思った。オランダの生活になじめなかった。オランダ語は一生、話せないと思う」。日本屈指の長身FWは、ホームシックにかかっていたのだ。」

 うむ、今後の彼の人生を予想しよう。彼は何をやってもダメであろう。15歳で単身ブラジルに渡り、大活躍したカズの100分の1程度には活躍するかもしれないが・・・。
 
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危険運転

2006年09月09日 13時53分08秒 | Weblog
 元福岡市職員による酒酔い運転のおかげで、「公務員の飲酒運転」に対する厳しい世論が巻き起こっている。だが、論点がズレている。
 ついさっき、スポーツクラブからの帰りに、自動車でやってきた人が、サンダルを履いたまま駐車場に向かうのをみた。サンダル履きでの運転が危険だとは思わないらしい。携帯をかけながら運転する人も後を絶たない。ちなみに、アメリカのある州では、携帯電話をかけながら運転すると刑罰法規に触れるらしい。
 「危険な運転」全般の抑止ではなく、「公務員の飲酒運転」だけがクローズアップされるという不思議!
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更生不能な人間(その3)

2006年09月09日 00時03分30秒 | Weblog
(ご存知「ヤギ被告」~読売新聞)
 岩倉広修裁判長は「計画性がなく衝動的な犯行で、前科も認められず、死刑にはなお疑念が残る」と死刑を回避した理由を述べた。そのうえで、「一生、罪を償わせるべきで、仮釈放には慎重な運用がなされるよう希望する」と異例の言及をした。検察、弁護側の双方とも控訴を検討する方針。
 死刑適用については、1983年の最高裁判決で、殺害された被害者の数などを考慮するとした基準が示されており、被害者が1人でも死刑を選択するかどうかが、今回の判決の焦点だった。
 検察側は、同種の性的犯罪を防ぐ見地から、「死刑選択の十分な理由がある」と主張していた。  
 岩倉裁判長は、量刑理由でまず、「7歳で可能性に満ちた未来を一瞬で奪われ、無残な姿で遺棄された女児の恐怖や苦痛は察するに余りある。社会に与えた影響も軽視できない」と指摘し、両親や弟が受けた喪失感、悲しみを詳述。動機や犯行態様、遺族感情などは死刑適用の基準を満たしていると認めた。
 しかし一方で、「被害者1人の事件の死刑選択には、複数の事件と比べ、より悪質性が高い必要がある」との考えを示し、「わいせつ行為の対象をあらかじめ物色していたとはいえず、女児と言葉を交わすうちに劣情を抱いた」と計画性を否定した。
 さらに、被告がペルーで起こしたとされるわいせつ事件については、有罪判決を受けた証拠がないことから、前科と認めず、「矯正が不可能なほどの反社会性があるとは言い切れない」と判断。無期懲役が妥当と結論づけた。
 また公判では、ヤギ被告の責任能力の有無も争点となり、弁護側は「悪魔の声に従った行動で、心神喪失か心神耗弱だった」と主張していたが、判決は、被告が犯行を隠ぺいしたことなどを根拠に、完全責任能力を認定。被告に確定的な殺意があったことも認めた。
 ヤギ被告の裁判は、争点を裁判開始前に絞り込む「公判前整理手続き」が適用され、3年後に始まる裁判員制度のモデルケースとして注目された。その結果、初公判から51日目という短期間で判決に至った。
(読売新聞)

 個人的には、無期懲役はやむを得ないと考えるが、「悪魔の声に従った」と述べつつ犯跡隠蔽を行っており、また、判決言い渡し時にガッツポーズともとれる姿勢で喜びを表したというヤギ被告人に対しては、憤りを感じる。
 以前にも書いたが、私は、それぞれの人間は違った種類の生物といってよいほど多様であると思う。したがって、猛獣のような人間については、そのように扱ってもよいのではないか。ヤギ被告人にふさわしい刑は、真の意味での「無期懲役」である。
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