修習先の弁護士事務所が労働事件を多く扱っているため、リストラに遇った中高年の悲惨な状況を見聞する機会が多い。
業績不振で会社が廃業したため、50代半ばにしてコンビニ・アルバイトで生計を立てざるをえない労働者。自分の息子のような年齢の店長からどやしつけられる毎日で、とうとう鬱病になってしまった。
養うべき家族がありながら、たとえ非正規雇用社員としてであっても、50代の男性を雇う企業は極めて少ない。「年寄りを雇うと、若い社員がいやな顔をするから。」と言ってのける大企業の幹部職員もいた。
バーディーにとってもこれは他人事ではない。ある事務所のボス弁が、不採用の理由を告げる電話口で私に対して言った言葉:
「今年は何と24歳の修習生がウチに来てくれましてねえ、あなたは面接した人の中では一番年齢が上でしたし・・・」
臆面もなく言ってのける弁護士であった。こういう人は、他人の痛みなど感じない人種だろうから、上記のような中高年の気持ちも分からないのだろう。社会問題に対しても鈍感なのだろう。
業績不振で会社が廃業したため、50代半ばにしてコンビニ・アルバイトで生計を立てざるをえない労働者。自分の息子のような年齢の店長からどやしつけられる毎日で、とうとう鬱病になってしまった。
養うべき家族がありながら、たとえ非正規雇用社員としてであっても、50代の男性を雇う企業は極めて少ない。「年寄りを雇うと、若い社員がいやな顔をするから。」と言ってのける大企業の幹部職員もいた。
バーディーにとってもこれは他人事ではない。ある事務所のボス弁が、不採用の理由を告げる電話口で私に対して言った言葉:
「今年は何と24歳の修習生がウチに来てくれましてねえ、あなたは面接した人の中では一番年齢が上でしたし・・・」
臆面もなく言ってのける弁護士であった。こういう人は、他人の痛みなど感じない人種だろうから、上記のような中高年の気持ちも分からないのだろう。社会問題に対しても鈍感なのだろう。