Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

雇用における年齢差別

2007年05月04日 21時11分17秒 | Weblog
 修習先の弁護士事務所が労働事件を多く扱っているため、リストラに遇った中高年の悲惨な状況を見聞する機会が多い。
 業績不振で会社が廃業したため、50代半ばにしてコンビニ・アルバイトで生計を立てざるをえない労働者。自分の息子のような年齢の店長からどやしつけられる毎日で、とうとう鬱病になってしまった。
 養うべき家族がありながら、たとえ非正規雇用社員としてであっても、50代の男性を雇う企業は極めて少ない。「年寄りを雇うと、若い社員がいやな顔をするから。」と言ってのける大企業の幹部職員もいた。
 バーディーにとってもこれは他人事ではない。ある事務所のボス弁が、不採用の理由を告げる電話口で私に対して言った言葉:
「今年は何と24歳の修習生がウチに来てくれましてねえ、あなたは面接した人の中では一番年齢が上でしたし・・・」
 臆面もなく言ってのける弁護士であった。こういう人は、他人の痛みなど感じない人種だろうから、上記のような中高年の気持ちも分からないのだろう。社会問題に対しても鈍感なのだろう。
コメント
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