拳銃おもちゃの110番、重傷警察官は防弾チョッキ着けず(読売新聞)
愛知県長久手町の住宅街で、元暴力団組員の大林久人容疑者(50)が警察官ら4人を死傷させ、籠城(ろうじょう)していた事件で、大林容疑者に撃たれて重傷を負った県警愛知署長久手交番の木本明史巡査部長(54)は、防弾チョッキを着ていなかったことがわかった。木本巡査部長が現場に到着する直前、「拳銃はおもちゃだ」との110番通報があり、県警は、木本巡査部長は通報内容を信じたとみている。調べによると、最初の通報は17日午後3時45分ごろ、「父親が拳銃を持って暴れている」という内容だった。ところが、数分後に「父は落ち着いた。興奮するから近づかないで。拳銃はおもちゃです」と、2度目の連絡が入った。
バーディーは、この事件の本質は、「親子喧嘩」と「夫婦喧嘩」であり、事件性はなかった、従って、長男が警察に通報したことがそもそも間違いだったと考えている。ましてや、2回目の通報(長女がしたらしい)は虚偽を含んでおり、銃刀法違反の犯人を隠避させたともいえるから、家族でなければ犯人隠避罪に問われる可能性もあったのではないかと思われる。
そもそも、人質にとられた犯人の元妻は、暴力団組員であった犯人と結婚し、子どもをもうけたのである。そして、長男も、こうした父母の関係を当然知っていたはずだし、父と同居していたのだから、父が拳銃を所持していることも知っていたはずである。
素朴な疑問だが、警察が出動する必要があったのだろうか。結果論だが、警察が近づいたために、犯人が刺激されて拳銃を乱射したというのが真実だろう。長女の言うとおり、「近づかない」方が賢明だったのである。
それにしても、こんな親子喧嘩・夫婦喧嘩のために命を落とした巡査長がかわいそうでならない。
愛知県長久手町の住宅街で、元暴力団組員の大林久人容疑者(50)が警察官ら4人を死傷させ、籠城(ろうじょう)していた事件で、大林容疑者に撃たれて重傷を負った県警愛知署長久手交番の木本明史巡査部長(54)は、防弾チョッキを着ていなかったことがわかった。木本巡査部長が現場に到着する直前、「拳銃はおもちゃだ」との110番通報があり、県警は、木本巡査部長は通報内容を信じたとみている。調べによると、最初の通報は17日午後3時45分ごろ、「父親が拳銃を持って暴れている」という内容だった。ところが、数分後に「父は落ち着いた。興奮するから近づかないで。拳銃はおもちゃです」と、2度目の連絡が入った。
バーディーは、この事件の本質は、「親子喧嘩」と「夫婦喧嘩」であり、事件性はなかった、従って、長男が警察に通報したことがそもそも間違いだったと考えている。ましてや、2回目の通報(長女がしたらしい)は虚偽を含んでおり、銃刀法違反の犯人を隠避させたともいえるから、家族でなければ犯人隠避罪に問われる可能性もあったのではないかと思われる。
そもそも、人質にとられた犯人の元妻は、暴力団組員であった犯人と結婚し、子どもをもうけたのである。そして、長男も、こうした父母の関係を当然知っていたはずだし、父と同居していたのだから、父が拳銃を所持していることも知っていたはずである。
素朴な疑問だが、警察が出動する必要があったのだろうか。結果論だが、警察が近づいたために、犯人が刺激されて拳銃を乱射したというのが真実だろう。長女の言うとおり、「近づかない」方が賢明だったのである。
それにしても、こんな親子喧嘩・夫婦喧嘩のために命を落とした巡査長がかわいそうでならない。